新生GN'Rに加わったメンバーの中でも、おそらく最も不思議な存在だと思われていたのがバケットヘッド。その謎の風貌、パフォーマンス、そして卓越したギター・テクニック。彼は何者なのか。
頭にケンタッキー・フライドチキンのバケツを被り、顔を白い仮面で隠している。ソロの場面では、ダブル・ヌンチャクを振り回し、ロボット・ダンスを披露するなど、訳のわからないところもあるが、ギターの腕は「正体はスティーブ・ヴァイではないか」と一時ウワサされるほどの技巧派。
Death Cube K、Deli Creeps、Giant Robot、Praxis、などなど多種多様なプロジェクト、アルバムに参加、リリースしている。
2008年3月、米ドクターペッパー社が、『チャイニーズ・デモクラシー』が年内にリリースされたら、同社はアメリカ国民全員にドクターペッパーを一缶無料でプレゼントする(ガンズの元メンバー、スラッシュとバケットヘッドは対象外)と発表した際には、アクセルは、「バケットヘッドは今回のアルバムの何曲かで参加しているから、彼には俺の分のドクターペッパーを分けてやるつもりだよ」とコメント。
実際、2008年11月にリリースされた「チャイニーズ・デモクラシー」のクレジットでは、"Shackler's Revenge"、"Scraped"、"Sorry" に作曲者として名を連ね、ギタープレイはほとんどの曲で彼の名前が確認できる。
● GN'Rでの初ステージは、2001/01/01 House Of Blues, Las Vegas
● 2004年3月 Guns N' Roses脱退が伝えられる
世紀末を迎えた人類 その人類を滅亡へと導く【悪の旋律】(デンジャラス・リズマー)
我々人類は気が付かないうちに流れ来る【悪の旋律】に耳を傾け、暗黒の世界へと足を踏み入れている
世界規模の天変地異、果てることのない争い、日常茶飯事と化した殺人と強盗
すべては暗黒の世界から流れくる旋律が引き起こす悪行の数々
<バケットヘッド>はそんな暗黒の世界から我々人類を守るべく登場した世紀末最後のヒーローなのだ
そして”彼”は【悪の旋律】と戦うために正義のギターを手にし人類救済の【正義の旋律】を弾きつづけるのである
【バケツ】 全てのエネルギーが集約されたバケットヘッドの心臓部。バケツをとられるとパワーは並の人間以下におちる。
【目】 暗闇の中でも透視できるバケット・アイ。そのまなざしは意外と涼しい。
【マスク】 喜怒哀楽が出ないので相手にとっては驚異。一説には超美顔とのうわさもある。
【スーツ】 カジュアルに見えて実は雨もはじくバケット・スーツ。
【ギター】 聖なる旋律を奏でる正義のGuitar。チョーキングするとヘッドから必殺のバケット・ファイアーが放出される。
【パンツ】 伸縮自在のバケット・パンツ。激しいバトルを余儀なくされるだけに効果的。
【マント】 どんな弾丸やビーム光線も跳ね返すミラクル・マント。空も飛ぶ。