Slash's Favorite Artistsスラッシュズ・フェイバリット

■ スラッシュが影響を受けたバンド、アーティスト、好きなアルバム 等
● Aerosmith 「Rocks」(1976)
Aerosmith 「Rocks」
これが全ての始まりみたいなものさ。 (1988)

一番好きなものは? と聞かれたら、やっぱり、ストーンズ、ツェッペリン、ベック、フェイセズとかエアロスミスだったな。14歳位のとき、ずーっと目をつけてた女の子の家に、やっとの思いで招待されたんだ。そしたら、彼女がエアロスミスの『ロックス』をかけてくれてさ。もう、スゲェ気に入っちゃって、八回くらいその場で聴き直して、もう彼女のことなんて、そっちのけさ(笑 (1988)
● Aerosmith 「Live Bootleg」(1978)
Aerosmith 「Live Bootleg」
'70年代の彼らについてコメントを求められた時、このアルバム(Live Bootleg)の話をする連中がいないんだ。これって俺にとっては不思議なんだけど、とにかくこの作品は素晴らしい。ここで聴けるジョー(・ペリー)のギター・プレイといったら! ギターを叩く、引っ張る、ベンドする…、あの当時、彼が出していたサウンドはもう言うことなしだよ。 (2002)
ライヴ盤が好きであったというスラッシュが聴いていた作品
● The Who 「Live At Leeds」(1970)
● Rolling Stones 「Get Yer Ya-Ya's Out」(1970)
● Led Zeppelin 「The Song Remains The Same」(1976)
● Ted Nugent 「Live Gonzo」(1978)
● UFO 「Strangers In The Night」(1979)
● Cheap Trick 「At Budokan」(1979)
● Queen 「Live Killers」(1979)
The Who 「Live At Leeds」
Rolling Stones 「Get Yer Ya-Ya's Out」
Led Zeppelin 「The Song Remains The Same」
Ted Nugent 「Live Gonzo」
UFO 「Strangers In The Night」
Cheap Trick 「At Budokan」
Queen 「Live Killers」

出来の良いライヴ・アルバムっていうのは演奏は完璧じゃなくてもエネルギーがあるんだよ。そのエネルギーを出すためにはある程度の技術的な面は犠牲になることもあるんだ。でもその集中力とエネルギーが凄いわけ。従って偉大なライヴバンドには優れた演奏力と、その上にエネルギーがあるわけさ。 (1988)

ここ5年間に出てきたロック・バンドの中で好きなのは、Metallicaだけだよ。 (1988)

[1992年のインタビューで話題に挙げた好きなバンド、アーティスト]
AC/DC
ZZ Top
Stevie Ray Vaughan
初期の頃の Queen
Led Zeppelin
Jeff Beck
70年代の Aerosmith
ミック・テイラーがいたころの Rolling Stones

(最近ではどんな音楽を好んで聴いていますか?)
En Vogue(アン・ヴォーグ)が結構気に入っているよ。あとSoundGarden(サウンドガーデン)も相変わらず好きだし、Nine Inch NailsとかAlice In Chainsとか… Metallicaの最新作もまだよく聴いている。Aerosmithの昔のやつとかも無論ね。この前偶然聴いた、Enya(エンヤ)もいいな、と思った。俺っていろんなものを好きになるのさ。 (1993/01)

SoundGarden 「Badmotorfinger」
● SoundGarden 「Badmotorfinger」(1991)
Alice In Chains 「Dirt」
● Alice In Chains 「Dirt」(1992)

音楽業界の雲行きなんて、平均して4~5年で変わるんだから、俺は相手にしてないよ。何かが爆発的にポピュラーになって、その状態がしばらく続く。俺達もそうだった。ある日突然、俺達が街で一番ビッグなバンドになっていて、みんながこぞってマネをするようになった。それが一転して、今度はグランジだ。
一連のバンドの中で、ホンモノなのは、Nirvana と SoundGarden、Pearl Jam、Alice In Chains くらいのもんだろ? それだけだよ、あの間に出てきたバンドで本当に凄いのは。 (1994)


[AC/DCについて]
「Back In Black」はリリース当初から俺のフェイバリットだった。一方、名盤といえばやっぱり「Highway To Hell」だと思うし…、AC/DCのレコードで何を薦めるかと言われたら、俺は「Highway To Hell」は持っておくべきだと答えるだろうな。それから「Powerage」も、今聴いても曲が素晴らしいし、ほら、ライヴ盤もあったよな。いつもタイトルを忘れちゃうんだけど…「If You Want Blood You've Got It」だっけ? あれも最高だ。 (2000)

AC/DC 「Back In Black」
● AC/DC 「Back In Black」(1980)

AC/DC 「Powerage」
● AC/DC 「Powerage」(1978)
AC/DC 「Highway To Hell」
● AC/DC 「Highway To Hell」(1979)

AC/DC 「If You Want Blood (You've Got It)」
● AC/DC 「If You Want Blood (You've Got It)」(1978)

● Rage Against The Machine 「Rage Against The Machine」(1992)
Rage Against The Machine 「Rage Against The Machine」
今では、"ハード・スラッシュ・ヒップホップ・ロックン・ロール" みたいな音楽が数多く出回っているけど、その大半は実は同じようなもので、Rage Against The Machineあたりの一部の創始者が独自の道を行っているのを除いたら、あとはクローンだらけだよ。 (2000)
● Charlie Christian 「The Original Guitar Hero」(2002)
Charlie Christian 「The Original Guitar Hero」
Charlie Christian(チャーリー・クリスチャン)の作品を先日聴いたんだけど「これこそだ!」と思ったよ。彼のプレイといったら…、もう究極だね。決まったメロディーじゃないんだ。あらゆる音を駆使している。他のプレイヤーとは感覚が違うよ。素晴らしい耳と、音を理解する知識が無いとあんなプレイは出来ないね。 (2002)
[Jimi Hendrixについて]
ちょうど数週間前、ウッドストックの映画を見たところなんだけど、それには今まで未公開だったプレイのシーンが足されていてね…、本当に凄かったよ! ヘンドリックスのことは、ずっと前から好きだったし、彼こそ百万人に一人しかない才能を神から与えられたプレイヤーだと思っているよ。 (2002)

● The Raconteurs 「Consolers Of The Lonely」(2008)
The Raconteurs 「Consolers Of The Lonely」
世の中にロック・バンドっていないもんだよな。1つは知っているよ、一緒に何度かギグをやることになっているジャック・ホワイト(The White Stripes)の新しいバンド(The Raconteurs)だ。あれはロックだよ、凄くオールド・スクールなサウンドのね。 (2007)
● Amy Winehouse 「Back To Black」(2006)
Amy Winehouse 「Back To Black」
「エイミー(・ワインハウス)はクールだ。彼女はロックンロールのかがり火を掲げてる。彼女は、ユニークなサウンドとスタイルを持った素晴らしいシンガーだ」と『Daily Star』紙に話した。さらにスラッシュは、ポップ・ミュージックもリスペクトしているそうだ。最近、どんな音楽を聴いているのか問われた彼は、「いまのポップ・ミュージックには本当にいいものがある。ロックじゃないが、そんなことはどうでもいい」と答えた後、リアーナの「Umbrella」を気に入っていると明かしたという。また、カニエ・ウェストの「Stronger」も好きだそうだ。 スラッシュは最近、スヌープ・ドッグとコラボしている。彼がポップやヒップホップのアーティストと共演するのを驚く人もいるだろうが、本人はとても楽しんでいるそうだ。「スヌープとプレイしたのは、クールだった。ブラック・アイド・ピーズも加わったんだ。俺が、彼らとプレイするのを意外に思う連中が多いが、ポップやラップ・ミュージックのリズムには何かある。一緒にプレイするのは、ホントに楽しいよ」 (2008)
● Muse 「H.A.A.R.P」(2008)
Muse 「H.A.A.R.P」
『デイリー・スター』紙のインタビューで、「ロックンロールの世界には、もはや共感できるギター・プレーヤーがいない」と嘆いたスラッシュ。「(ザ・ホワイト・ストライプスの)ジャック・ホワイトは素晴らしいけどさ、それ以外の新しく出てきたバンドからは、どこもいいギタリストが輩出されてないんだよな。今世紀に入って、ロックンロールはかなり色あせちまった。いいソロが聴けやしない。エモなんてのも大嫌いだしな」と胸の内を告白した。しかしスラッシュは、最近のロック・バンドに唾を吐きつける一方で、ミューズだけは高く評価しているようだ。「近ごろミューズとギグをやったが、あいつらはマジで演奏がデキるとみた。俺の言うところのロックンロールとは正確には異なるが、ヤツらはかなり特別なことをやってると思うよ」とスラッシュはその実力を認めている。 (2008)
[2004] Slash's Top 10 Greatest Songs Of All Time
(Rolling Stone誌)

01. "Back In the Saddle" - AEROSMITH
02. "The Ocean" - LED ZEPPELIN
03. "Helter Skelter" - THE BEATLES
04. "Can't You Hear Me Knocking" - THE ROLLING STONES
05. "Down Payment Blues" - AC/DC
06. "Won't Get Fooled Again" - THE WHO
07. "Tie Your Mother Down" - QUEEN
08. "Sabbath Bloody Sabbath" - BLACK SABBATH
09. "Magic Carpet Ride" - STEPPENWOLF
10. "I Wanna Be Your Dog" - THE STOOGES

[2009] Slash's "All-Time Great Rock & Roll Riffs" Playlist:

* Back In The Saddle - AEROSMITH
* Sabbath Bloody Sabbath - BLACK SABBATH
* Walk This Way - AEROSMITH
* Over Under Sideways Down - THE YARDBIRDS
* Rock Bottom - UFO
* Purple Haze - JIMI HENDRIX
* Come Dancing - JEFF BECK
* Freeway Jam - JEFF BECK
* The Day I Tried To Live - SOUNDGARDEN
* Dolly Dagger - JIMI HENDRIX
* Life In The Fastlane - EAGLES
* Bitch - THE ROLLING STONES
* Sunshine Of Your Love - CREAM
* Superstition - JEFF BECK GROUP


[2010] Slash's Top 10 Guitar Riffs Of All Time
(Metal Hammer誌)

01. Black Dog - Led Zeppelin
02. Over Under Sideways Down - The Yardbirds
03. Purple Haze - Jimi Hendrix
04. More of that Jazz - Queen
05. Life in the Fast Lane - The Eagles
06. Disposable Heroes - Metallica
07. Superstition - Jeff Beck
08. Show Your Love - Van Halen
09. Back in the Saddle - Aerosmith
10. I Want You (She's So Heavy) - The Beatles

[2014] Slash: the 10 records that changed my life
(MusicRadar企画)

Aerosmith - Rocks (1976)
AC/DC - Back In Black (1980)
Cheap Trick - Cheap Trick (1977)
Led Zeppelin - Led Zeppelin II (1969)
Black Sabbath - Black Sabbath (1970)
The Who - Who's Next (1971)
The Rolling Stones - Let It Bleed (1969)
The Jimi Hendrix Experience - Are You Experienced (1967)
Cream - Disraeli Gears (1967)
Van Halen - Van Halen (1978)


※ ここで紹介しているのは、スラッシュが影響を受けた人物、好きなものの全てではありません。