DISC 1-3
2017.07.20 Apollo Theater, New York City, NY [SBD]
DVD
2017.07.20 Apollo Theater, New York City, NY [AUD-SHOT]
COLOUR NTSC Approx. 186min.
[メーカーインフォ]
再編ガンズ初のステレオサウンドボードとして巨大な旋風を起こしている『APOLLO THEATER 2017』。あの大傑作を究極クオリティに磨き上げた永久保存版プレス・タイトルの登場です。
とにかく『APOLLO THEATER 2017(Shades 773)』の登場は衝撃でした。何しろ、“アクセル・ローズ/スラッシュ/ダフ・マッケイガン”のフロントラインを再び極上のサウンドボード、それも3時間超のフルショウで体験できたのですから……。それまで再編ガンズのサウンドボードと言えば、曲単位以下の細切ればかりだったわけですが、その鬱憤を一気に晴らす超強力タイトルでした。ただし、Shadesレーベルの『APOLLO THEATER 2017』は“衝撃”ではあっても、“完璧”ではありませんでした。強烈すぎる“衝撃”をいち早く皆さまに体験していただくため、登場した素のまま、生のままをそっくりディスク化したものだったのです。しかし、今回は永久保存がテーマのプレス・タイトル。速報では成し得なかった精緻な検証と補修を施し、微に入り細に入ったトリートメントで“完璧版”に仕上げたのです。
そんな本作は、ステレオサウンドボード・アルバムをディスク1-3に、そのサウンドボード音声を駆使したマルチカメラ映像をディスク4に配した4枚組。Shadesレーベル版と同じ構成ですが、その中身は違います。Shadesレーベル版をご存じない方のためにも、もう一度基礎からご説明していきましょう。
【ディスク1-3:フル・サウンドボードのリマスター盤】
本作に収められているのは「2017年7月20日ニューヨーク・シティ公演」。伝統の名会場“アポロ・シアター”で実施された特別公演で、革命盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』の30周年記念コンサートでした。アメリカのネット/衛星ラジオ局“SiriusXM”の特別招待客だけが参加できるライヴであり、その“SiriusXM”がオンエアしたフル・サウンドボードなのです。
本作のディスク1-3は、そのステレオサウンドボードを細心リマスターで磨き上げたもの。もちろん、無為無策に迫力上げしたマスタリングではなく、大元の個性を活かしながら更に万人に愛されるサウンドに仕上げました。その方針は「立体感」。元々、この放送は「オフィシャル級」と呼ぶにはやや生々しさもあるタイプ。現場/放送のミックスもやや混濁しており、ラインならではのダイレクト感は満点でも、ディテールは少々伝わりづらいサウンドでした。本作では、そのサウンドを全音域に渡って調整。高音の抜けはさらに鮮やかに、低音の鳴りはさらに手応え感までも感じ取れるサウンドにしました。単にスケールを広げたのではなく、肝心だったのは“スキマ”。ゴチャッとなりがちだった各楽器がキチンを浮き立つようにし、ライン録音ならではの「楽器1つひとつの存在感」をスッキリと感じ取れるように仕上げたのです。
こうしてアップグレードしたサウンドは、さらにサウンドボードの旨みが増強。キーボードの細やかなタッチ、ヴォーカルにわずかに被せられたエフェクト、ギターのピッキング・ニュアンスに至るまで、すべてがハッキリと分かる。Shadesレーベル盤では、塊の中から浮き上がるディテールを聴くイメージでしたが、本作は注意するまでもなくダイレクトに感じ取れるサウンドなのです。
【ディスク4:SBD使用のマルチカメラ・ショット】
さらに、本作はディスク4に収められたマルチカメラ映像もブラッシュ・アップ。これはフル・サウンドボードに衝撃を受けたマニアが制作した映像作品で、各種オーディエンス・ショット(一部、スタッフ撮影と言われているものも有)を駆使、可能な限りフルショウを再現したものです。特に前方席からのショットが多用されているのですが、それがもう、まんまプロショットという凄まじさ。しかも、単なるツギハギではなく、マニアならではの視点で見どころをプロショットのように様々な視点から魅せてくれる“入魂のマルチカメラ”なのです。
Shadesレーベル盤は、そのマニア制作映像をそのまま収録していましたが、こちらも全編再検証。残念ながら「New Rose」「This I Love」「Coma」「Knockin' On Heaven's Door(の一部)」「Nightrain」「Sorry」は映像が出回っておらず、静止画で繋いでいるのは同じですが、本作では曲間などに編集痕と思われる極々僅かな音切れ、ノイズまでも細かく修正。永久保存に相応しい“完璧版”に仕上げ直したのです。
そのクオリティで描かれるショウは何度観ても素晴らしい。“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”の通常コンサートはスタジアム級ばかりですが、この日は特別公演だけあってクラブ・ギグ。現場となった“アポロ・シアター”は伝統の会場ながらも、その規模は1,500人ほど。その狭い空間に数万人を狂わせるパワーとロックが充満し、凄まじく濃密なのです。その密室感の中で繰り広げられる3時間以上の“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”のフルショウ……。最近になって演奏するようになったAC/DCの「Whole Lotta Rosie」やクリス・コーネルに捧げられたSOUNDGAEDENの「Black Hole Sun」、グレッグ・オールマンに捧げられた「Melissa」などもしっかりと目撃できるのです。
全世界のマニアを震撼させた“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”初のフル・サウンドボードと、その音声を駆使したマルチカメラ・ショット。あの衝撃作を永久に、何度でも繰り返せる“究極クオリティ”に磨き上げた一大決定盤です。
後世のロック史を紐解いたときに「2017年」の項には何と記されるのでしょう。もし、そこに「GUNS N' ROSES」の名が刻まれているとしたら、そこに描かれるショウは本作に違いない。彼らのショウを何よりも鮮やかに、そしてハイクオリティで描ききった一大絵巻。その最高峰。後世に伝えねばならない、これはロックの文化遺産なのです。
Disc 1 (70:58)
1. Looney Tunes
2. The Equalizer
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Chinese Democracy
6. Welcome to the Jungle
7. Double Talkin' Jive
8. Better
9. Estranged
10. Live and Let Die
11. Rocket Queen
12. You Could Be Mine
13. New Rose
14. This I Love
Disc 2 (47:02)
1. Civil War
2. Yesterdays
3. Coma
4. Band Introductions
5. Slash Guitar Solo (with Johnny B. Goode intro)
6. Speak Softly Love
7. Sweet Child O' Mine
8. My Michelle
9. Whole Lotta Rosie
Disc 3 (68:20)
1. Wish You Were Here
2. Layla piano exit intro
3. November Rain
4. Black Hole Sun
5. Knockin' on Heaven's Door
6. Nightrain
7. Sorry
8. Melissa
9. Patience
10. The Seeker
11. Paradise City
DVD (185:44)
1. Looney Tunes
2. The Equalizer
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Chinese Democracy
6. Welcome to the Jungle
7. Double Talkin' Jive
8. Better
9. Estranged
10. Live and Let Die
11. Rocket Queen
12. You Could Be Mine
13. New Rose
14. This I Love
15. Civil War
16. Yesterdays
17. Coma
18. Band Introductions
19. Slash Guitar Solo (with Johnny B. Goode intro)
20. Speak Softly Love
21. Sweet Child O' Mine
22. My Michelle
23. Whole Lotta Rosie
24. Wish You Were Here
25. Layla piano exit intro
26. November Rain
27. Black Hole Sun
28. Knockin' on Heaven's Door
29. Nightrain
30. Sorry
31. Patience (with Melissa Intro)
32. The Seeker
33. Paradise City
COLOUR NTSC Approx. 186min.