はじめに


…ブートレグとかって、麻薬みたいなものだからな…
(あなた自身も、かつてはブートレグを買い集めるような音楽ファンでしたか?)
ま、もちろんもっと若かった頃はね。ああいうのって、ある種の興奮があるだろ? 何か特別な、さ……誰もが持ってるわけじゃないしね。ただ、バンドとしての立場から言うと、Bootlegというのは常に存在するものだから、出来るだけコントロールしていかなくちゃいけないんだ。
(1991 - Slash)
オレだって他の誰とも同じようにあるバンドのブートレグを聴くのは好きだけど、でも、それと同時にオレはカメラ、ヴィデオ・カメラ、テレコも全てダメって強制しなくちゃならない。っていうのはゴミみたいな作品を撒き散らかされたくないからなんだ。
作品をリリースする時はちゃんとそのテープをアプルーブしたい。何かしらの理由があって、技術的な問題とかがあって、ある曲のクソ・ヴァージョンができちゃったとして、それがオレを代弁するものとして出回って欲しくないんだ。
(1991 - Axl Rose)

No Refrain - Guns N' Roses

■ Bootleg とは何か → 参考サイト(wiki)

■ このコンテンツはbootlegの販売・購入などの奨励が目的ではありません。資料として Guns N' Roses史実研究などの為に紹介しています。ここで紹介しているbootlegは、世の中に出回っている物のうちのほんの一部です。詳しい情報などは、より多くのタイトルを網羅している専門サイト等を参考にしてください。

■ 一部のコンピレーション物、複数日の音源を含む物などを分類するにあたって、その割り振りは、わりと適当にやっているので完璧ではない部分があります。


● Soundboard [SBD, SB]
サウンドボード音源。ライヴでミキサーを通して録音されたもの。ラジオやテレビ放送された物を元にした音源、オフィシャルのビデオから落したもの、イヤモニ音源 等。スタジオでのデモ・テイク等も含まれる。録音状態が安定しており、バランス、音質が良いものが多い。

● Audience [AUD, AU]
オーディエンス音源。客席等からの録音。勝手に録音したもの。相対的にはバランス、音質面でSBDに劣る。歓声などが良い具合に収録されていて、特に問題無く聴けるものもある。

● Matrix [?]
マトリックス(マトリクス)音源。複数の音源を重ねたもの(サウンドボードとオーディエンスの音源をミックスしたもの 等)。

● Pro-Shot
プロの撮影による映像。バンド側の意向により撮影されたもので、アングル、画質、音質的に良好なものが多い。

● Audience-Shot
観客が会場で勝手に撮ったもの。当然、アングル、画質的にPro-Shotに劣る場合が多い。複数のオーディエンス・ショットをミックスしたものもある。


◎ プレスCD / CD-R
市販されている一般の音楽CDと同じで工場で生産されたものが、プレスCD。パソコン等によりCD-Rにデータを書き込んだものが、CD-R。一般にCD-Rの方が時間経過などによる劣化が起り易いといわれている。

◎ プレスDVD / DVD-R, BR / BR-R
上記CDと同じ。Bootleg DVD (or BR)のリージョンは、だいたいがフリー。


Bootlegを選ぶ際の、いくつかのポイント

1. 音質
2. 収録曲
3. メンバー
4. 事件
5. その他  等

音を楽しむ以上、1は大事な要素のひとつ(ビデオの場合は画質も含む)。基本的には「SBD ≧ AUD」です。2は自分の好きな曲、数回しか演奏されていないレアな曲、初披露曲、未発表曲…等々。3はアクセル以外ほとんどのメンバーが交代していたりするので。メンバーが変わると演奏も変わります。続いて4は、ライヴで起きるハプニング等の収録。予期せぬことがいろいろ起ります。最後の5は、その他諸々の要素です。
そして、それぞれの要素に関係がある「時期」という点も、ひとつの目安に。