DISC 1
2022.03.07 - House of Blues, Boston, MA [PRO-SHOT]
[メーカーインフォ]
『4』に伴うツアーも完遂し、GUNS N' ROSESの再起動まで1ヶ月を切ったスラッシュ。そんな彼の最新プロショットが登場です。
そんな本作が撮影されたのは「2022年3月7日ボストン公演」。そのマルチカメラ・プロショットです。2022年のプロショットと言えば、『4』完全再現が話題になった『LIVE AT STUDIOS 60』も定番化していますが、もちろん本作は別物。その辺の状況をは把握するためにも、まずは現在までに公表されているスケジュールからおさらいしてみましょう。
・2月2日ー9日:北米(4公演)
《2月11日『4』発売》
・2月11日:スタジオライヴ ←※LIVE AT STUDIOS 60
・2月11日ー3月5日:北米(14公演)
・3月7日:ボストン公演 ←★本作★
・3月9日ー26日:北米(11公演)
*5月21日:デイトナビーチ公演
*6月4日ー7月15日:欧州(16公演)
*9月8日ー10月23日:中南米(18公演)
*11月18日ー12月10日:オセアニア(8公演)
※注:「・」印はソロ公演、「*」印はGUNS N' ROSESのライヴ日程。
これが2022年のスラッシュ。3月までソロ活動を行い、5月からGUNSが始動。南米ツアーも発表となり、ますます活発になってきました。ソロツアーは北米を30公演かけて巡ったわけですが、本作のボストン公演はそんお19公演目にあたるコンサートでした。
ライヴ本番から1ヶ月半が経っているわけですが、本作は公開されたばかりの最新映像。プラットフォーム“Veeps”から配信されたストリーミング公開されたプロショットでして、48時間限定で配信チケットの購入者だけが見られるものでした。最新配信だけあってそのクオリティは極上。動きはややコマ落ちっぽさもあるのですが、これは恐らく制作側の演出。と申しますのも、この映像はリアリティよりも「作り込んだ映像」感があるのです。基本的には通常通りのライヴ・プロショットなのですが、色合いが超ビビッド。色とりどりの照明で照らされたステージのハイライトが強調され、実際ではありえないほど原色感が強い。独特な美学で貫かれたプロショットなのです。
そんな映像美で描かれるのは、好評のうちに幕を閉じた“THE RIVER IS RISING Tour”のフルショウ。先述したように、2022年には極上プロショット『LIVE AT STUDIOS 60』もあるのですが、あれはアルバム全曲演奏を主軸としたスタジオ・ライヴで観客もゼロでした。それに対し、本作は完全にツアーの一幕であり、観客も入ったコンサート・ライヴ。セットもアルバムにこだわらない通常スタイルです。どれほど違うのか、『LIVE AT STUDIOS 60』と比較しながら整理してみましょう。
●SLASH feat. MYLES KENNEDY
・アポカリプティック・ラヴ:Shots Fired(★)/Halo(★)/Standing In The Sun(★)/You're A Lie/Anastasia
・ワールド・オン・ファイアー:World On Fire
・リヴィング・ザ・ドリーム:Driving Rain/My Antidote(★)/The One You Loved Is Gone(★)
・4:Spirit Love/The River Is Rising/Whatever Gets You By/C'est La Vie/Fill My World/Call Off The Dogs
●その他
・スラッシュ:Back From Cali(★)/Doctor Alibi(★)/Nothing To Say(★)
・その他:Always On The Run(★)/Speed Parade(★)/Rocket Man(★:エルトン・ジョン)
※注:「★」印はプロショット『LIVE AT STUDIOS 60』で観られなかった曲。
……と、このようになっています。『APOCALYPTIC LOVE』と『4』を2本軸としつつ、バラエティも曲順もアルバム再現とは異なる通常コンサートらしいセット。近年の映像と言えば公式作『LIVING THE DREAM TOUR』もありますが、それを合わせても6曲分「Shots Fired」「Always On The Run」「Speed Parade「The One You Loved Is Gone」「Rocket Man」「Nothing To Say」が観られなかった美味しいレパートリーです。特にレニー・クラヴィッツとのコラボ曲だった「Always On The Run」やエルトン・ジョンのカバー「Rocket Man」は今年になって初めて取り上げられた曲。『4』の新曲と並ぶ2022年の象徴ナンバーを極上プロショットで楽しめるのです。
『LIVE AT STUDIOS 60』が「生演奏版の新作アルバム」という特異な映像だったのに対し、本作は最新ステージを伝えてくれる正道のライヴ作品です。それこそ『4』『LIVE AT STUDIOS 60』と併せて「2022年の三部作」を成す絶対作。どうぞ、存分にご堪能ください。
★「2022年3月7日ボストン公演」のマルチカメラ・プロショット。48時間の限定公開だった最新配信プロショットで、『4』発売日に公開されたアルバム再現ライヴとは違って貨客を入れた“THE RIVER IS RISING Tour”の通常コンサート。レニー・クラヴィッツとのコラボ曲「Always On The Run」やエルトン・ジョンのカバー「Rocket Man」など、公式作『LIVING THE DREAM TOUR』で観られなかった曲も極上プロショットで楽しめます。
1. Intro
2. Driving Rain
3. My Antidote
4. Shots Fired
5. Halo
6. Back From Cali
7. Spirit Love
8. River Is Rising
9. Whatever Gets You By
10. Always On The Run
11. Standing In The Sun
12. Speed Parade
13. Cest La Vie
14. Fill My World
15. The One You Loved Is Gone
16. Call Off The Dogs
17. Doctor Alibi
18. Rocket Man
19. Nothing To Say
20. You're A Lie
21. World On Fire
22. Anastasia
Slash - Guitar
Myles Kennedy - Vocal
Frank Sidoris - Rhythm Guitar
Todd Kerns - Bass
Brent Fitz - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 125min.