COLUMBUS 2021


COLUMBUS 2021
Shades
[Shades 1419] (3CD-R)

DISC 1-3
2021.09.23 Schottenstein Center, Columbus, OH


[メーカーインフォ]
再起動したv北米ツアー“We're F'N Back!”を完遂したGUNS N' ROSES。その最新レポートとなるライヴアルバムが登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「2021年9月23日コロンバス公演」。その一部始終を真空パックした絶品オーディエンス録音です。世界の音楽シーンは新型コロナ・パンデミックから復活を遂げようとしており、GUNS N' ROSESもワールド・ツアーを再開。「Absurd」に続く新曲「Hard Skool」も話題を呼び、ますます注目が集まっています。まずは、そんな彼らの近況を改めて振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

●2020年
・1月31日:マイアミ公演
・3月14日:メキシコシティ公演
●2021年
・7月31日ー8月5日:米国#1(3公演)
《8月6日:新曲『Absurd』公開》
・8月8日ー9月23日:米国#2(18公演)←★ココ★
《9月24日:新曲『Hard Skool』公開》
・9月26日ー10月3日:米国#3(4公演)
×10月7日ー12日:メキシコ(延期)
●2022年
《2月22日『HARD SKOOL EP』リリース》
・6月4日ー7月15日:欧州(16公演)
・11月18日ー12月10日:オセアニア(8公演)

これが現在までに公表されている活動概要。現在進行中のツアーは元々昨年予定されていたので“2020 Tour”と呼ばれていますが、中でも北米レッグは“We're F'N Back!”と題されている。上記は2つの新曲発表に併せて日程を区切っていますが、基本的には「北米#1-2-3」はすべてひと続きです。そんな中で本作のコロンバス公演は新曲「Hard Skool」の発表前日。“We're F'N Back!”全体で言うと25公演中21公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、クッキリとした芯とダイナミックな鳴りを併せ持った絶品録音。巨大会場の多いGUNS N' ROSESはクリア録音が難しく、鳴りが厚めになりがち。本作も約2万人収容の会場スケールを感じさせるのですが、そのド真ん中を貫く芯がやけに力強い。ダフのゴリゴリ・ベースにもスラッシュのギターにも突進力が宿っており、厚めの鳴りも強引に引き裂き、エッジもクッキリ。その結果スカスカ感がまるで生まれず、鳴りも距離感ではなくダイナミズムに転化しているのです。特に凄いのはアクセルのヴォーカル。歌詞の一語一語まではっきりと目の前に迫り、同時に鳴りによってぶ厚く強化されてもいるのです。
しかも、本作はそんな録音の長所を見抜いた上で細心マスタリングも敢行。さすがに生録のままでは低音とホール鳴りが行き過ぎるきらいもあったのですが、本作はそうしたポイントを緩和。演奏がより鮮明に浮き立つように磨き上げたのです。
そんなダイナミック・サウンドで描かれるのは、いよいよ調子の上がってきた怪物バンドのフルショウ。当店では“We're F'N Back!”の第一報として『LAS VEGAS 2021(Shades 1398)』が大好評を博しましたが、本作はその約1ヶ月後のショウ。セットも微妙に異なりますので、比較しながら整理しておきましょう。

●アペタイト・フォー・ディストラクション(8曲)
・It's So Easy/Mr. Brownstone/Welcome To The Jungle/You're Crazy/Rocket Queen/Sweet Child O'Mine/Nightrain/Paradise City
●ユーズ・ユア・イリュージョン(9曲)
・I:Double Talkin' Jive/Live And Let Die/November Rain/Coma(★)/Don't Cry
・II:Estranged/You Could Be Mine/Civil War/Knockin' On Heaven's Door
●チャイニーズ・デモクラシー(3曲)
・Chinese Democracy/Better/Madagascar
●その他(7曲)
・オリジナル:Shadow Of Your Love(★)/Absurd/Patience
・カバー:Slither/I Wanna Be Your Dog/Wichita Lineman/The Seeker
※注:「★」印は、『LAS VEGAS 2021』では聴けなかった曲。

……と、このようになっています。『LAS VEGAS 2021』で聴けない2曲がセット入りしていますが、代わりに落ちた曲は……ない。実は『LAS VEGAS 2021』で演奏された全曲を披露しつつ、シンプルに2曲増量。新曲「Absurd」やダフが歌う「I Wanna Be Your Dog」など、話題のレパートリーが本作でも楽しめるのです。そして、追加された2曲「Shadow Of Your Love」「Coma」もポイント。どちらも“Not in This Lifetime... Tour”では演奏されていましたが、“We're F'N Back!”になってからは本作のコロンバス公演が初。特に「Shadow Of Your Love」は『LOCKED N' LOADED』を期に復活を遂げたナンバーであり、現在のGUNS N' ROSESでも注目の1曲なのです。
現在、全米ツアーを終えたGUNS N' ROSES。本来であれば、2021年中にメキシコ/オセアニアも巡る予定でしたが、地域的に新型コロナ・パンデミックの影響が残っているのか、再び延期。今年の予定は終了となりました。短い再始動だったわけですが、だからこそツアーも後半になるほどエンジンの暖まった熱演が連続していました。本作は、そんな充実のショウを教えてくれるツアー後半の代表作。どうぞ、3枚組でたっぷりとお楽しみください。

★「2021年9月23日コロンバス公演」の絶品オーディエンス録音。クッキリとした芯とダイナミックな鳴りを併せ持つ名録音を独自の細心マスタリングで磨き込んだ銘品。アクセルのヴォーカルにも、ダフのゴリゴリ・ベースにもスラッシュのギターにも突進力が宿っており、厚めの鳴りも強引に引き裂き、エッジもクッキリ。その結果スカスカ感がまるで生まれず、鳴りも距離感ではなくダイナミズムに転化している。新曲「Absurd」やダフが歌う「I Wanna Be Your Dog」、この日がツアー・デビューとなった「Shadow Of Your Love」「Coma」も美味しいフルショウを丸ごと絶品体験できます。

Disc 1 (55:57)
1. Intro
2. It's So Easy
3. Mr. Brownstone
4. Chinese Democracy
5. Slither
6. Double Talkin' Jive
7. Welcome To The Jungle
8. Better
9. Estranged
10. Live And Let Die
11. You're Crazy

Disc 2 (61:20)
1. Rocket Queen
2. Shadow Of Your Love
3. You Could Be Mine
4. I Wanna Be Your Dog
5. Absurd
6. Civil War
7. Band intros
8. Guitar Solo [slash]
9. Sweet Child O' Mine

Disc 3 (75:02)
1. November Rain
2. Wichita Lineman
3. Patience
4. Coma
5. Knockin' On Heaven's Door
6. Nightrain
7. Madagascar
8. Don't Cry
9. The Seeker
10. Paradise City