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“アクセルのソロ”・“独りGUNS”と揶揄されていた頃のGUNS N' ROSES。その時代の全メンバーを極上プロショットで綴る3枚組が登場です。
本作に収められているのは、3つのプロショット。「2001年1月14日リオ・デ・ジャネイロ」「2006年5月28日リスボン」「2011年10月2日リオ・デ・ジャネイロ」。すべて、ロック界屈指の一大フェスティバル“ROCK IN RIO”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。GUNS N' ROSESは、各時代時代で“ROCK IN RIO”に出演しており、そのすべてがキャリアの要となるショウでした。まずは、“ROCK IN RIO”と共に歩んだ栄光の歴史を振り返ってみましょう。
“USE YOUR ILLUSION TOUR”
・1991年1月20日+23日:RIR 2
“CHINESE DEMOCRACY TOUR”
・2001年1月14日:RIR 3 【本作】
・2006年5月28日:RIR LISBOA 2 【本作】
・2011年10月2日:RIR 4 【本作】
“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”
・2017年9月23日:RIR 7
以上、全6公演。初出演は“USE YOUR ILLUSION TOUR”の初日となる“第2回ROCK IN RIO”であり、今年はスラッシュ/ダフが復帰した“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”唯一のフル・プロショットである“第7回ROCK IN RIO”。本作は、その合間の3回分をコンプリートした3枚組なのです。いずれも定番のプロショットではありますが、ただの既発ではなく“ひと捻り”の効いたベスト・バージョンで揃えました。それでは、それぞれ詳しくご紹介していきましょう。
【ディスク1:2001年ROCK IN RIO 3(ステレオ版)】
まず登場するのは、“第3回ROCK IN RIO”。当時から有名なテレビ放送のプロショットですが、本作はその放送そのものではありません。映像自体もハイクオリティで知られるMULTISHOWの再放送バージョンを使用していますが、さらに音声もテレビ放送のモノラル音声ではなく、FMラジオ音源をシンクロ。ステレオにバージョンアップさせた最高峰版です。
そのクオリティで描かれるショウがまた特別。1991年の第2回もメンバーチェンジ後の初演でしたが、本作もまた新生GUNS N' ROSESお披露目となった大舞台で、ウォームアップ・ギグに次ぐ2公演目。バケットヘッド&ポール・トバイアスも参加した“新生第1期”とも言うべきラインナップなのです。ここでメンバーチェンジの変遷と本作の関係も整理しておきましょう。
・ラインナップA:2001年(4公演) 【本作ディスク1】
《ポール・トバイアス→リチャード・フィータスに交代》
・ラインナップB:2002年(23公演)
《バケットヘッド→ロン・サールに交代》
・ラインナップC:2006年5月-6月20日(17公演) 【本作ディスク2】
《ブライアン・マンティア→フランク・フェラーに交代》
・ラインナップD:2006年6月24日-2007年(78公演)
《2008年11月『CHINESE DEMOCRACY』発売》
《ロビン・フィンク→DJアシュバに交代》
・ラインナップE:2009年-2012年(208公演) 【本作ディスク3】
このように5つのラインナップがあり、本作に収められているのはラインナップA・C・E。ラインナップB・Dは抜けていますが、メンバーは全員押さえられています。特に「ラインナップA」は4公演しかなかった上、他3公演は1,500人前後の小さなショウばかり。この“ROCK IN RIO III”は、20万人を集めた唯一の本格的なショウであり、そのフルショウを極上クオリティで目撃できるのです。
【ディスク2:2006年ROCK IN RIO LISBOA 2(全曲版)】
続くのは、5年後のリスボン公演。“ROCK IN RIO”は2004年から国際展開しており、GUNS N' ROSESは“第2回ROCK IN RIO LISBOA”に出演しました。2001年の4公演を終えた後、2002年にツアーを行いますが、途中でキャンセル。アクセルは、そのまま4年間も沈黙。本作はその復活から7公演目であり、これまたメンバーチェンジ後初の大舞台だったのです。
このショウはテレビ放送されたわけですが、やはり放送そのものではありません。当時の放送ではアクセルの意向により新曲「I.R.S.」「Street Of Dreams」「Better」や各メンバーのソロタイムが大幅にカットされ、これまでの既発も短縮バージョンでした。しかし、その後にネットストリーミングでカット部分もプロショットで公開。本作は、テレビ放送の欠け部分をストリーミング映像でパッチし、ショウを全曲収録しました。
このストリーミング映像はテレビ放送よりも画質・音質が数段落ちるものの、マルチカメラ・プロショットでショウの全景が観られる醍醐味は何物にも代え難い。貧弱だったサウンドボード音声もオーディエンス録音とマトリクスされており、万全を尽くした仕上がり。もちろん、大部分を占めるメインのテレビ放送も極上マスターを使用しており、オフィシャルに迫る極上クオリティでフルショウをご堪能頂けます。
【ディスク3:2011年ROCK IN RIO 4】
最後に登場するのは、本国ブラジルで10年ぶりに開催された“第4回ROCK IN RIO”。10ヶ月ぶりにツアーを再開したショウを収めたプロショットです。
このディスクのみ、テレビ放送そのものを収録していますが、それは放送に欠点がなかったからこそ。さすがに近年放送だけはあり、オフィシャル級の美麗プロショット。大好評のギフトDVDR『ROCK IN RIO 2011』と同じマスターを使用しました。
そのショウの中身も上記2公演を超える必見もの。当日はあいにくの大雨。冒頭からアクセルは真っ黄色のレインコートで登場しますし、カメラのレンズにも雨粒の痕がハッキリ。アクセルはレザージャケットに着替えても、天気を気にしながらフードを被ったり外したりと落ち着かない。しかし、そんな悪天候をものともしないのが南米ファン。凄まじい盛り上がりで、曲間でのバンドコールも凄いド迫力です。その熱気に応えるバンドにも熱が籠もり、アクセルの声もよく伸びる。悪天候が返って火を付けたような熱演なのです。
ところが。そんな熱演が最後まで続かなかった。ショウの中盤からアクセルの様子が激変。それまでの躁状態が180度ひっくり返った鬱状態になってしまい、無表情で声のコントロールもメチャクチャになっていく。あまりのダメダメっぷりに世界中が仰天。当時、海外サイトでは「史上最低のライブ!」と炎上騒ぎにもなりました。そんな伝説ショウを極上クオリティのマルチカメラ・プロショットで目撃できるわけです。
本作は“ROCK IN RIO”を全曲網羅した決定盤ではありますが、それだけではありません。独りになったアクセルを支えた全メンバーを収め、5年おきの変遷を最高峰のプロ記録で綴ってくれる3枚組。まさに「“独りガンズ”時代ならコレ1本で!!」の集大成なのです。約7時間に及ぶ超大作、どうぞたっぷりとお楽しみください。
Rock in Rio 3: Rio De Janeiro, Brazil 14th January 2001 [PRO-SHOT]
Rock in Rio Lisboa 2: Lisbon, Portugal 28th May 2006 [PRO-SHOT]
Rock in Rio 4: Rio De Janeiro, Brazil 2nd October 2011 [PRO-SHOT]
DVD 1 (146:15)
Rock in Rio 3: Rio De Janeiro, Brazil 14th January 2001
1. Intro.
2. Welcome To The Jungle
3. It’s So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Live And Let Die
6. Oh My God
7. Think About You
8. You Could Be Mine
9. Robin Finck Solo
10. Sweet Child O' Mine
11. Knockin’ On Heaven’s Door
12. Madagascar
13. Buckethead Solo #1
14. November Rain
15. Out Ta Get Me
16. Rocket Queen
17. Chinese Democracy
18. Buckethead Solo #2 / Blues Jam
19. Street Of Dreams
20. Patience
21. Nightrain
22. My Michelle
23. Silkworms
24. Paradise City
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 146min.
DVD 2 (128:50)
Rock in Rio Lisboa 2: Lisbon, Portugal 28th May 2006
1. Intro.
2. Welcome To The Jungle
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. I.R.S.
6. Robin Finck Guitar Solo #1
7. Sweet Child O' Mine
8. Knocking On Heaven's Door
9. Live And Let Die
10. Dizzy Reed Piano Solo
11. Street Of Dreams
12. Rocket Queen
13. Fortus & Finck Guitar Duet
14. Out Ta Get Me
15. November Rain
16. Bumblefoot Guitar Solo
17. Better
18. Bryan "Brain" Mantia Drums Solo
19. You Could Be Mine
20. Patience
21. Robin Finck Guitar Solo #2
22. Nightrain
23. Paradise City
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 129min.
DVD 3 (146:11)
Rock in Rio 4: Rio De Janeiro, Brazil 2nd October 2011
1. Intro.
2. Chinese Democracy
3. Welcome To The Jungle
4. It's So Easy
5. Mr. Brownstone
6. Sorry
7. Richard Fortus Solo
8. Live And Let Die
9. Rocket Queen
10. This I Love
11. DJ Ashba Solo
12. Sweet Child O' Mine
13. Estranged
14. Better
15. Band Introduction
16. Dizzy Solo
17. Street Of Dreams
18. You Could Be Mine
19. November Rain
20. Bumblefoot Solo
21. Knockin' On Heaven's Door
22. Nightrain
23. Patience
24. Paradise City
Axl Rose - Vocal, Piano
Ron "Bumblefoot" Thal - Guitars
Richard Fortus - Guitars
DJ Ashba - Guitars
Dizzy Reed - Keyboards
Chris Pitman - Keyboards
Tommy Stinson - Bass
Frank Ferrer - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 146min.
Axl Rose - Lead Vocals
Buckethead - Lead Guitar (Disc 1)
Robin Finck - Lead Guitar (Disc 1-2)
Ron "Bumblefoot" Thal - Lead Guitar (Disc 2-3)
Dj Ashba - Lead Guitar (Disc 3)
Paul Tobias - Rhythm Guitar (Disc 1)
Richard Fortus - Rhythm Guitar (Disc 2-3)
Dizzy Reed - Keyboards
Chris Pitman - Keyboards
Tommy Stinson - Bass
Bryan "Brain" Mantia - Drums (Disc 1-2)
Frank Ferrer - Drums (Disc 3)
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 421min.(TOTAL)