DISC 1
2018.09.16 Del Mar Fairgrounds, Del Mar, CA, USA [PRO-SHOT]
[メーカーインフォ]
マイルス・ケネディと4年ぶりとなる新作『LIVING THE DREAM』をリリースしたスラッシュ。その最新・極上プロショットが登場です。
本作に収められているのは「2018年9月16日デル・マー公演」。カリフォルニアの音楽祭“KAABOO FESTIVAL”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。もちろん、スラッシュは現在もGUNS N’ ROESの一員なわけですが、新作に伴ってミニツアーも開始。本作は、その一幕を目撃できる映像作品なのです。まずは、GUNS N’ ROESと平行している彼の活動概要を日程で整理してみましょう。
【2018年】
・6月3日-7月24日:欧州(19公演)
★9月11日-19日:北米(ソロ7公演) ←★ココ★
《9月21日『LIVING THE DREAM』発売》
★9月21日-10月16日:北米(ソロ15公演)
・11月3日:メキシコ
・11月8日-21日:アジア(7公演)
・11月25日+29日:中東/南アフリカ
【2019年】
★2月7日-3月15日:欧州(ソロ21公演)
※注:「・」印はGUNS N’ ROES公演、「★」印はソロ公演。
これが現在までに公表されている2018年/2019年のスケジュール。今年11月にGUNS N’ ROESのツアーも残っていますが、それを挟んで今年秋と来年春にソロツアーを実施。本作のKAABOO FESTIVAL公演は、その5公演目にあたる。『LIVING THE DREAM』の発売直前となるステージでした。このフェスはデジタルストリーミングの新鋭QELLO社によって中継配信。さまざまなアーティスト/バンドのプロショットが話題を呼んでおりますが、本作はそのスラッシュ編なのです。
そんな本作は、最新放送だけに文字通りのオフィシャル級。巨大フェスに相応しい多彩なカメラ・アングル、鉄壁なサウンド・ミックス、そして極上の配信クオリティ。某有名動画サイトにも早速アップされていますが、そんな圧縮画質とは比較にもならない。徹頭徹尾オフィシャル的な映像作品なのです。
そんな映像美で描かれるショウは、久々にソロへと立ち返った熱演。セットは『SLASH』から『WORLD ON FIRE』までの代表曲がまんべんなく演奏され、そこにGUNS N’ ROESの「Rocket Queen」と注目の新曲「Driving Rain」が披露される。本家が存在するだけにGUNSナンバーが少なくなるのは想像できましたが、新曲が1曲だけというのはやや寂しい。恐らくこれは新作の発売前だった事に加え、フェス出演も関係しているのでしょう。幅広い客層を前にし、持ち時間も約1時間だけ。その限られた条件でソロ・アーティストとしての魅力を最大限に濃縮してみせたわけです。
そして、そのセットを演じるバンドは絶好調。“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”で世界中を沸かせてきたわけですが、やはり完全主役となるソロとなると気合いが違う。濃厚で艶やかなトーンが全開で、リフも鋭ければ、ソロのキレも良い。そして、相棒となるマイルスの歌声は3年前となんら変わらず、本当に素晴らしい。多彩な歌い口でスラッシュの曲を時にグルーヴィに、時に雄々しく彩る。GUNS N’ ROES復帰以前にはアクセル以上に相性が良いとも言われたものですが、それが現在も変わっていないことを見せつけてくれるのです。
「元」ではなく、「現」GUNS N’ ROESのソロ・アーティスト、スラッシュ。今現在の彼に出逢えるというだけでなく、帰る家があるからこそ一層強烈にアピールされる“ソロ”の旨みがたっぷり。そんな最新ツアーをオフィシャル・クオリティで目撃できるマルチカメラ・プロショットの大傑作です。GUNS N’ ROES本体が安定飛行に入った今だからこそ安心して(!?)楽しめる1枚。どうぞ、じっくりとご堪能ください。
DISC 1 (60:31)
1. Intro
2. Avalon
3. Halo
4. Standing in the Sun
5. Ghost
6. Back from Cali
7. Wicked Stone
8. You're a Lie
9. Driving Rain
10. Rocket Queen
11. World on Fire
12. Anastasia
Slash - Guitar
Myles Kennedy - Vocal
Frank Sidoris - Rhythm Guitar
Todd Kerns - Bass
Brent Fitz - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 61min.