DISC 1-2
2007.07.14 Makuhari Messe, Chiba, Japan
DISC 3-4
2007.07.15 Makuhari Messe, Chiba, Japan
[メーカーインフォ]
知る人ぞ知る超・極上ライヴセットが復刻です。本作に収められているのは「2007年7月14日+15日:幕張メッセ公演」。2日間のフルセットをオリジナルDATマスターからダイレクト収録した4枚組です。
11年に及んだ“CHINESE DEMOCRACY TOUR”での日本公演は、2002年・2007年・2009年の3回9公演がありましたが、本作はそのうち2007年の単独ツアーでハイライト公演だったもの。まずは、3回分の来日日程の中からポジションを確認してみましょう。
・2002年8月17日:千葉マリンスタジアム
・2002年8月18日:WTCオープンエアスタジアム
ー5年後ー
・2007年7月14日:幕張メッセ【本作ディスク1・2】
・2007年7月15日:幕張メッセ【本作ディスク3・4】
・2007年7月17日:日本ガイシホール
・2007年7月18日:日本武道館
・2007年7月21日:インテックス大阪
ー2年半後ー
・2009年12月16日:京セラドーム大阪
・2009年12月19日:東京ドーム
以上が“CHINESE DEMOCRACY TOUR”での来日公演。2002年はサマーソニックへの出演であり、本作は“USE YOUR ILLUSION WORLD TOUR”以来、14年ぶりに実現した単独コンサートだったのです。
そんな本作は、冒頭でご紹介した通り“知る人ぞ知る”名録音。実は、当時『WHAT A CROWD!』なるタイトルで50セットだけリリースされ、瞬く間に市場から消えた限定品だったのです。しかし、そのクオリティは限定品だったのが信じられない極上ぶり。2公演とも同じ録音家によるオリジナル・マスターなのですが、「まるでサウンドボード」を地で行く凄まじさ。生々しい歓声からオーディエンス録音とは分かるものの、歌声/演奏のクリアさ、極太ぶり、間近感はほとんどライン録音。実際、当時の専門誌でも「オーディエンス録音だが音質は最高」と絶賛。つまり、「オーディエンス録音としては」ではなく、「オーディエンスなのに」の次元なのです。「Live And Let Die」等で炸裂するパイロに至っては、熱い爆風まで感じられるほどに超リアル(ヘッドフォンで聴いているとマジでビビります)。それだけの生々しいにも関わらず、“鳴り”は美しく、グルーヴもファットな感触が途切れなく全編を貫く。10年前の当時はもちろんのこと、現代基準でもそうそうない極上サウンドなのです。
そして、そのサウンドに相応しい熱演ぶりも素晴らしい。アクセルも「What a crowd!(お前ら凄ぇな!)」を連呼(旧作タイトルの由来です)しての終始ノリッノリ。あまりの熱狂ぶりに現場では失神者が出たらしく、「Sweet Child O'Mine」の後でアクセルが女声通訳を通して緊急の呼びかけを入れる。ちょっと書き出してみましょう。
「こんばんは! 皆さん、聞こえますか。もう少し、ちょっと下がってもらっていいですか。ちょっと前に来すぎなので、少ーしだけ下がってもらえますか。えっとですね、楽しんでいただきたいので、怪我人を出したくないので、少ーしだけ下がってくださーい!」
この呼びかけに1万人以上の観客が一斉に下がったそう。この日本人らしい規律にアクセルも驚いたらしく、「Thank you. You are amazing!」と漏らす。世界各地で騒動を起こしてきた人だけに、この素直な規律が印象深かったのかも知れません。そのせいかは分かりませんが、その後も熱の入ったショウが繰り広げられ、久々に演奏された「Don't Cry」もいつもはインストで済ませるところをアクセルが(14年ぶりに!)歌い出すのです。
“アクセルのソロ・プロジェクト”と揶揄された当時のGUNS N' ROSESではありますが、歴史に残る名曲をオリジナル・メンバーを超える達人たちが寄ってたかって演奏して悪かろうハズがない。しかも、その主役は紛れもなく希代の名シンガー/パフォーマー:アクセル・ローズ。本作は、そんなロック史でも希に見る豪華絢爛なショウを丸ごと2公演真空パックしているのです。
良い音・良い曲・良い演奏……コレに尽きる。実際のところ、改めてこの名音源に触れ、あまりの素晴らしさに永久プレスCDにしようかとさえ考えました。しかし、スラッシュ/ダフ・マッケイガンの復帰で沸き返る今、どれだけの方に分かっていただけるか……。むしろ、このサウンドとライヴを分かってくださる方へ、できるだけ手軽にお届けしたい。そう考えての4CDR復刻といたしました。
日本公演でも屈指……いえ、ツアー屈指のハイクオリティ・サウンドながら、限られた50人しか知らなかった名録音中の名録音です。オリジナル3人が揃った今だからこそ、素直に素晴らしいサウンドとショウに浸りきれる大傑作。4時間34分8秒に及ぶパラダイス、あなたのお手元にお届けいたします。
Live at Makuhari Messe, Chiba, Japan 14th July 2007
Disc 1 (71:14)
1. Introduction
2. Welcome To The Jungle
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Live And Let Die
6. Robin Guitar Solo / Jam(with Frank & Dizzy)
7. Sweet Child O'Mine
8. Knockin' On Heaven's Door
9. You Could Be Mine
10. Band Jam / Dizzy Piano Solo(Angie)
11. The Blues
12. Band Intro/Richard Guitar Solo/Guitar Duet with Robin
13. Better
Disc 2 (65:35)
1. Out Ta Get Me
2. Band Jam
3. November Rain
4. Band Jam
5. I.R.S
6. My Michelle
7. Patience
8. Nightrain
9. Madagascar
10. Paradise City
11. Ron Guitar Solo
12. Don't Cry
Live at Makuhari Messe, Chiba, Japan 15th July 2007
Disc 3 (74:45)
1. Introduction
2. Welcome To The Jungle
3. It's So Easy
4. Mr. Brownstone
5. Live And Let Die
6. Robin Guitar Solo / Jam(with Frank & Dizzy)
7. Sweet Child O'Mine
8. Better
9. Knockin' On Heaven's Door
10. You Could Be Mine
11. Band Jam / Dizzy Piano Solo(Angie)
12. The Blues
13. Band Intro/Richard Guitar Solo/Guitar Duet with Robin
14. Out Ta Get Me
Disc 4 (62:34)
1. Band Jam
2. November Rain
3. I.R.S
4. Ron Guitar Solo
5. Don't Cry
6. My Michelle
7. Patience
8. Nightrain
9. Chinese Democracy
10. Madagascar
11. Paradise City
Axl Rose - Vocals
Robin Finck - Guitar
Ron Thal - Guitar
Richard Fortus - Guitar
Tommy Stinson - Bass
Dizzy Reed - Keyboards
Chris Pittman - Keyboards
Frank Ferrer - Drums