DISC 1-3
2017.01.28 Saitama Super Arena, Saitama, Japan
DISC 4-6
2017.01.29 Saitama Super Arena, Saitama, Japan
[メーカーインフォ]
「結局、どれを買えばいいのさ?」……そんな声も聞こえてきそうな今週のリリース・ラッシュ。イチオシなのは「ベストショウの頂点録音」たるプレス3CD『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT(ZODIAC 231)』なのですが、それと同等……いえ、ある意味それ以上に「コレぞ!」なライヴアルバムが本作なのです。
その正体とは「2017年1月28日+29日:さいたまスーパーアリーナ公演」を収めたオーディエンス・セット。「1月28日」をディスク1-3に、「1月29日」をディスク4-6に配した6枚組です。まずは、そのポジションを日程で確認しておきましょう。
・1月21日:『OSAKA 2017』
・1月22日:『KOBE 2017』
・1月25日:『LIVE YOKOHAMA 2017』※CDR
・1月28日:さいたまスーパーアリーナ 【本作ディスク1-3】
・1月29日:さいたまスーパーアリーナ 【本作ディスク4-6】
このように、最終2公演のセット。最終日たる「1月29日」はプレス3CD『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT』ともなっていますが、本作のディスク4-6はまったくの別録音です。では、なぜ本作が「コレぞ!」なのか。それには大きく3つのポイントがある。それぞれ詳しくお話ししていきましょう……。
【ポイント1:コンプリートに必須】
まず第1に、本作のディスク1-3が重要。当店では、上記の全5公演をライヴアルバムでレポートしていますが、「1月28日」の頂点録音は本作のディスク1-3です。先週ご紹介したギフト3CDR『SAITAMA SUPER ARENA 2017 DAY 1』も同じショウなのですが、あちらは事件スレスレの危険なムードを記録したドキュメント盤。ショウそのものをクリア・サウンドで味わうライヴアルバムとしては、本作の方が数段上なのです。
【ポイント2:日本全曲コレクション】
第2に、“さいたまスーパーアリーナ”2DAYSの完全収録ということ。これは単に同会場の完全版だけではありません。今回のツアーは全公演のセットリストが異なり、どの日を聴いても「演奏曲全部」とはならない。最終日「1月29日」は、全公演でも最長・最多曲数だったわけですが、それでも「New Rose」「Used To Love Her」「Out Ta Get Me」「Don't Cry」の4曲は演奏されなかったのです。じゃあ、この4曲を全部演奏した日はどれ?……となると、この「さいたま1日目」しかない。つまり、本作1本で「日本の全曲」がすべて押さえられるのです。
しかも、本作は単にさいたま2日間をセットしたものでもない。同一録音家が同一機材で録音しており、ディスク6枚を通しての統一感も美しく全曲が堪能できる。無数に存在する日本録音の中でも、類い希なるコレクタブルな1本なのです。
【ポイント3:極上サウンド&絶好調なショウ】
それだけの内容に加え、本作はサウンドまでもが素晴らしい。CDRリリースな事からもお察しの通り、最高傑作『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT』には一歩及ばないものの、「まるでサウンドボード」を地で行く楽音。『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT』が異常サウンドなためにプレス化を逃したものの、当初は本作こそがプレス化の予定だった。もちろん、西日本の各種プレスCDタイトル群に劣らないサウンドなのです。
そして、そのサウンドに加えて、ライヴ自体がまたとんでもなく素晴らしい。各所で言われている通り、オフを挟んだツアー再開一発目となった日本公演は、回を重ねるごとに上がり調子。その最後の2日間なのですから、それはもう文句の付けどころがない名演・熱演なのです。スラッシュのトーンは艶やかで甘く、ダフがリードするビートはドラムとの呼吸もタイト。そして、尻上がりに声が出るようにいったアクセル。それが2日間CD6枚組たっぷりと楽しめるのです(あぁ、やっぱりプレスしたい……)。
「ベストショウ」の呼び声高い最終公演「1月29日」。そして、それを補完する前日「1月28日」。そんな“さいたまスーパーアリーナ”2日間を、同一録音家・同一機材の統一感で描ききる6枚組です。全公演コンプリーターにも、「1本だけで済ませたい」方にも、全力でお薦めできる大傑作。同時リリースのプレス3CD『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT』は、どの会場を体験された方でも絶対の最高傑作でしたが、本作もまた別の意味で頂点的な1作なのです。いかように聴いても楽しめる希代の超大作。2017年に実現した怪物バンドの再来、その歴史的瞬間を徹底的に味わい尽くしてください!
2公演同一録音者による超高音質盤。これはお薦めです。
Live at Saitama Super Arena, Saitama, Japan 28th January 2017
Disc 1 (69:00)
1. Introduction
2. Looney Tunes
3. The Equalizer
4. It's So Easy
5. Mr. Brownstone
6. Chinese Democracy
7. Welcome To The Jungle
8. Double Talkin' Jive
9. Better
10. Estranged
11. Live And Let Die
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. New Rose
15. This I Love
Disc 2 (73:04)
1. Civil War
2. Coma
3. Band Introductions
4. Speak Softly Love(Love Theme from The Godfather)
5. Sweet Child O' Mine
6. Used To Love Her
7. Out Ta Get Me
8. Wish You Were Here
9. Layla piano exit
10. November Rain
11. Knockin' On Heaven's Door
12. Nightrain
Disc 3 (23:31)
1. Audience
2. Babe I'm Gonna Leave You
3. Don't Cry
4. The Seeker
5. Paradise City
6. Outro : Far Away Eyes
Live at Saitama Super Arena, Saitama, Japan 29th January 2017
Disc 4 (67:49)
1. Introduction
2. Looney Tunes
3. The Equalizer
4. It's So Easy
5. Mr. Brownstone
6. Chinese Democracy
7. Welcome To The Jungle
8. Double Talkin' Jive
9. Better
10. Estranged
11. Live And Let Die
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. Attitude
15. This I Love
Disc 5 (75:15)
1. Civil War
2. Coma
3. Band Introductions
4. Speak Softly Love(Love Theme from The Godfather)
5. Sweet Child O' Mine
6. Yesterday
7. My Michelle
8. Wish You Were Here
9. Layla piano exit
10. November Rain
11. Knockin' On Heaven's Door
12. Nightrain
Disc 6 (28:11)
1. Audience
2. Sorry
3. Patience
4. The Seeker
5. Paradise City
6. Outro : Far Away Eyes