DISC 1-3
2017.01.29 Saitama Super Arena, Saitama, Japan
DISC 4-6
2017.01.29 Saitama Super Arena, Saitama, Japan [IEM]
[メーカーインフォ]
GUNS旋風が収まらない! 先週・先々週と全公演のトップ録音が一気に登場しましたが、またもや特級にして“超”の付くスペシャル・アルバムが登場しました!
本作に収められているのは「ベスト・ショウ」の誉れも高き「2017年1月29日:さいたまスーパーアリーナ公演」。その新たなる極上オーディエンス録音と、驚愕のイヤー・イン・モニター(IEM)をセットした豪華6枚組です。
先週もギフト・アルバム『SAITAMA SUPER ARENA 2017 DAY 1: MATRIX』をお届けしたので混乱されないようお願いいたします。ギフトは「さいたま初日」かつ「マトリクス」だったのに対し、本作は「さいたま2日目」かつ「IEMとAUDの2音源セット」。完全な別物であり、本作はIEMもオーディエンスも当店だけのオリジナル・マスターです。それでは、各マスターをそれぞれご紹介いたします。
【ディスク1-3:極上オーディエンス・マスター】
まず登場するのは、新たに届いたオーディエンスのフル録音。これがまたとんでもなく素晴らしいサウンド! 先日リリースされたプレス3CD『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT(ZODIAC 231)』は、ツアー最高傑作とも言える異常な超高音質盤でしたが、本作も凄い。さすがに「最高傑作を更新!」とはいきませんが、芯が極太で鳴りも肉厚な楽音は(通常なら)プレスしてもおかしくないレベル。特に重低音が素晴らしく、ダフ・マッケイガンのベースが異様にカッコイイ。別に低音だけ突出しているわけでもないのに、1粒1粒がゴリゴリ・ビンビンと際立ち、躍動感が凄まじいのです。もちろん、アクセルのヴォーカルやスラッシュのギターを始め、全楽器がクリアに捉えられ、互いの音の“スキマ”までクッキリと浮き立つ。
そして、そんなアンサンブルの“スキマ”を埋め尽くして溢れ出す熱狂がなんとも素晴らしい。間近に迫る熱狂から遙か彼方の遠方席の遠近が綺麗に捉えられ、“さいたまスーパーアリーナ”のスケール感と立体感を醸し出している。もちろん、骨太・肉厚な楽音の方が遙かに強力なわけですが、そのグルーヴやフレーズ、アクセルの煽りへの反応が超ビビッド。まるで演奏の一部かのような一体感なのです。普通、ライヴで「一体感」というと観客が一丸となった合唱などが浮かびますが、吠える歓声までもが楽曲と同化する熱狂というのは珍しい。この最終日は最長・最多曲のセットやバンドの調子、出音の良さなどで「ベスト・ショウ」と呼ばれているわけですが、観客も「ベスト」だった……それをハッキリと実感させられるライヴアルバムなのです。
【ディスク4-6:IEMマスター】
続いて登場するのは、注目のIEMアルバム。これがまた凄いのです。気になるクオリティは、超ビビッドな極上“IEMサウンド”。エッジの切り立つ“脳ミソねじ込み”級のダイレクト感は当然として、バランスも美しいから恐れ入る。何しろ、IEMは演奏中のメンバーがショウの進行を把握するためのもの。それだけに、通常は「入り」が極端に強調されたり、特定の楽器だけが飛び出していたりと、観賞用にはなりづらい。そのため、オーディエンス録音とマトリクスさせるのが常道です。しかし、本作はそんな凡百のIEMとは違う。マトリクスさせるまでもなく、超ビビッドなままバンド全体のアンサンブルまでも味わえる。傍受したテーパーも「誰用のIEMか分からない」と言っていましたが、ここまで均整の取れたIEMとは珍しい……。もちろん、練り込まれたオフィシャル盤おてゃ次元が違うものの、猛烈に生々しい演奏が力づくで脳ミソにねじ込まれてくるのです。
さらに謎を深めるのが舞台裏が透ける会話。例えば「Mr. Brownstone」と「Chinese Democracy」の間では「おい、ギターを用意してくれ! スラッシュのだ」と(英語で)指示が飛びますし、「Double Talkin' Jive」ではギターソロの間に(ステージ袖に引っ込んだ?)アクセルが話しているのも聞こえる。こうした声が演奏や歌と同レベルのヴォリューム/クリアさで(随所に!)飛び込んでくるのです。どこで誰が楽器を変え、何をチェックしながらステージをコントロールしているのか。熱演の裏側でどんな囁きをしているのか。この面白さは卓直結サウンドボードでも味わえない、“IEMでしかあり得ない”コンサート記録なのです。
先述の通り、「さいたま2日目」にはツアー最高傑作たるプレス3CDのオーディエンス・アルバム『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT(ZODIAC 231)』がすでに登場しております。実際、かの大名盤は完全無欠。それは揺るぎようがありません。しかし! 本作もまたハンパなく凄い。均整の取れた“美”とは半歩ズレるからこそ浮かび上がる現場の凄味、そして裏舞台の面白さ。極上の現場録音と世にも珍しい記録のセットでありながら、双方ともショウの完全収録。音楽的にも、ファン心理的にも“超”の付くスペシャル盤なのです。アンダーグラウンドだからこそ、アンダーグランドでしかあり得ない「ベスト・ショウ」の大傑作。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
Excellent Audience Recording
Disc 1 (68:05)
1. Introduction
2. Looney Tunes
3. The Equalizer
4. It's So Easy
5. Mr. Brownstone
6. Chinese Democracy
7. Welcome To The Jungle
8. Double Talkin' Jive
9. Better
10. Estranged
11. Live And Let Die
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. Attitude
15. This I Love
Disc 2 (75:08)
1. Civil War
2. Coma
3. Band Introductions
4. Speak Softly Love(Love Theme from The Godfather)
5. Sweet Child O' Mine
6. Yesterday
7. My Michelle
8. Wish You Were Here
9. Layla piano exit
10. November Rain
11. Knockin' On Heaven's Door
12. Nightrain
Disc 3 (28:15)
1. Audience
2. Sorry
3. Patience
4. The Seeker
5. Paradise City
6. Outro : Far Away Eyes
Original IEM Recording
Disc 4 (67:33)
1. Introduction
2. Looney Tunes
3. The Equalizer
4. It's So Easy
5. Mr. Brownstone
6. Chinese Democracy
7. Welcome To The Jungle
8. Double Talkin' Jive
9. Better
10. Estranged
11. Live And Let Die
12. Rocket Queen
13. You Could Be Mine
14. Attitude
15. This I Love
Disc 5 (75:48)
1. Civil War
2. Coma
3. Band Introductions
4. Speak Softly Love(Love Theme from The Godfather)
5. Sweet Child O' Mine
6. Yesterday
7. My Michelle
8. Wish You Were Here
9. Layla piano exit
10. November Rain
11. Knockin' On Heaven's Door
12. Nightrain
Disc 6 (26:48)
1. Audience
2. Sorry
3. Patience
4. The Seeker
5. Paradise City
6. Outro : Far Away Eyes