MAKIN' F@*!NG VIDEOS JAPANESE LASER DISC


MAKIN' F@*!NG VIDEOS - JAPANESE LASER DISC
MAKIN' F@*!NG VIDEOS - JAPANESE LASER DISC (3DVD-R)
NO LABEL

[メーカーインフォ]
未DVD化廃盤映像『MAKIN' F@*!NG VIDEOS』の3部作が海外より入荷!「USE YOU ILLUSION」からバラード「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」の3曲は三部作のストーリー構想が考案、大作映画ばりの予算が組まれて制作されましたが、メイキング・ドキュメンタリーでは日本語字幕付きで合計3本(3時間)に及ぶ映像超大作を楽しむ事が出来ます。

[メーカーインフォ 2]
時代の寵児に登り詰め、ロック界最大の怪物としてシーンに君臨していた90年代前半のGUNS N' ROSES。そんな時代だからこそあり得た廃盤オフィシャル映像シリーズを最高峰クオリティで一気に復刻。コンプリート3枚組として登場です。
その廃盤映像とは『MAKIN' F@*!NG VIDEOS』シリーズ。『USE YOUR ILLUSION』時代のPVをフィーチュアしたオフィシャル映像作品です。PVとは言っても、本作はよくあるクリップ集とは次元が違う超大作。『USE YOUR ILLUSION I & II』からは12曲分ものクリップが制作されたのですが、そのうち「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」の3曲は三部作のストーリー構想が考案され、大作映画ばりの予算が組まれての巨大プロジェクトとなったのです。しかも、それは単に豪華なクリップという次元でもなかった。1曲につき60分のホームビデオ1本が制作されてリリース。合計3本(3時間)に及ぶ映像超大作となったのです。
まさしくリキの入りまくった巨大プロジェクトだったのですが、その問題すぎる内容(後述します)もあってか公式DVD化は望めず、当時リリースされたVHS/レーザーディスクのみで廃盤の憂き目に遭っている。本作は、そんな幻の三部作映像を最高峰クオリティで日本語字幕も完備した国内盤レーザーディスクから復刻したDVD3枚組なのです。
本稿に目を留められた方なら、恐らく当店のレーザーディスク復刻クオリティはご存じの事でしょう。「完全オフィシャル級」「史上最高峰クオリティ」とだけご記憶いただき、早速中身について個別にご紹介しましょう。

【DISC 1:MAKIN' F@*!ING VIDEOS Part I “DON'T CRY”】
三部作の第1弾は「Don't Cry」のPVディスク。「クリップなら『WELCOME TO THE VIDEOS』でDVD化されてるじゃないか」という方もいらっしゃるかも知れませんが、あのDVDで見られるのはクリップの完成版のみ。本作も完成版クリップから始まりますが、それ以上に重要なのはメイキングのドキュメンタリー・パート。クリップ自体は5分ほどで、残りの約55分がドキュメンタリーなのです。
そして、このドキュメンタリーが傑作。監督やメンバーなどの関係者が語っていくのですが、中でも目を引くのがアクセルとマイクを分け合っているBLIND MELONの故シャノン・フーン。1995年にドラッグの過剰摂取で亡くなってしまう彼も、この時点ではデビュー前。アクセルに見出された初々しい若者らしさが眩しいのです。そして、それ以上に印象的なのがアクセルの饒舌ぶり。「Don't Cry」を書いたときの逸話や曲名の由来、さらには第1弾らしく数百万ドルに呼ぶ予算や映画化も視野に入れた壮大な構想を熱心に語っていく。しかも、凍える男や緑の怪人などの全身特殊メイクにもノリノリで臨み、演技にも熱心。撮影を嫌がったイジーが姿を現さなかったことで脱退に至ってしまうのですが、そんなイジーに対しても「15年も付き合ってるので彼は大事にしたいんだ」と底抜けに優しいのです。
アクセルがそれだけ上機嫌な理由も、徐々に明かされていく。このクリップには数々の美女が出演している(名前が挙がるだけでも5人)のですが、その中で最重要人物なのがステファニー・シーモア。アクセルより6際年下(当時23歳)のスーパーモデルで、彼女とアクセルはこのPVで出逢い、撮影中に付き合い始めていたのです。クリップのハイライトは2人の喧嘩シーンなのですが、その舞台裏では猛烈にらぶらぶ。曲のモチーフは前妻エリン・エヴァリーなのですが、「私たち今まで口ゲンカだってしたことない(ステファニー)」「昨日の夜は奇妙な気分だった。明日ケンカする相手と寝てるなんて(アクセル)」と目がハート。ちょっと壁にぶつかっただけで「大丈夫?」「君じゃなくてよかった」と甘く気遣い合い、プールの撮影では仲良くローブにくるまっている。見ているこっちが恥ずかしくなる熱愛ぶりなのです。

【DISC 2:MAKIN' F@*!ING VIDEOS Part II “NOVEMBER RAIN”】
さて、続いて登場する三部作の第2弾は「November Rain」。ここではギルビー・クラーク加入のいきさつなども語られつつ、メインの話題は三部作のストーリー・ライン。元ネタとなった短編『WITHOUT YOU』を執筆したデル・ジェームス(GUNSの伝記作家でもあります)が登場し、アクセルと2人がかりで3曲を貫く物語を解説していく。イメージ重視で分かりづらかった「Don't Cry」の意図も語られ、一見なんの関係もないように見える「November Rain」クリップとの繋がりも見えてくるのです。
そして、ここでもアクセルは上機嫌。曲を書いたきっかけがMOTOLEY CRUEだとサラッと認めてしまったり、憧れのエルトン・ジョンとの共演に目を輝かせたり。ステファニー嬢とのらぶらぶ度もMAX。ご存じの通り、彼女との結婚式シーンがフィーチュアされたPVなわけですが、裏舞台では「彼女は俺のために花嫁衣装を着る気があるかな。俺はいつでもOKなんだ」とまで言っているのです。

【DISC 3:THE MAKING OF “ESTRANGED” Part IV of the Trilogy!!!】
そして、ディスク3は完結編となる第3弾「Estranged」。ここに来てタイトルが「Part III」ではなく「三部作の第4弾(Part IV)」となっており、当時混乱された方もいらっしゃるのではないでしょうか。その理由も少しずつ明かされて(ほのめかされて)いくのですが、実はこのディスクこそが最大の問題作にして(恐らく)DVD化が実現しない理由だと思われます。
基本的には前2作を踏襲したつくりで、さまざまなシーンの撮影現場(本物のタンカーが凄い!)や曲内容の説明なのですが、雰囲気がチョット違う。「November Rain」で一度は分かりやすくなった作風が再び抽象イメージ・タイプになり、暗い雰囲気のシーンも増量。もちろん、曲想から当然の事のようにも思えますが、そうした意図を語るアクセルの表情が非常に真面目(と言うかシリアス)ですし、監督の語り口も慎重に言葉を選んでいるように見えて仕方がないのです。
そんな予感が確信に変わるのがストーリーの革新「November Rainの女性はなぜ死んだのか」に迫ったとき。監督自身が「三部作最大の謎」だと言うのに、明かさない。アクセルは「計画は変更になった。実生活に関わることなので、考えていたストーリーを乗り越えることが難しかった」とだけ語り、監督は「アクセルの精神的苦痛となるので避けた」と意味深。原作者にあたるデル・ジェームスに至っては「『恐怖の言葉』という俺の本を読んでもらうしかない。俺は話さない」と完全に説明を拒否ってしまうのです。ストーリーの肝心要であり、その解説はドキュメンタリー作品の存在意義。それを曖昧にする意味とは……と頭の中が「???」だらけになったところで、アクセルが真相を口にするのです。

★★★ここからはネタバレです。本来なら書きたくないのですが、書かないと本作最大の魅力が伝わらない。気になる方は読まずに本作をお求めください。そのアクセルの言葉とは……

「俺たちには感情があるから何かが死ぬことを望まない。他人を気遣い、死ぬなと願う。この曲はS.アドラーやいろんな人に当てはまる。エリンやステファニーと俺との関係にもできることは何もないし、理解することもできない(中略)ステファニーはいない。彼女はいつも何かを壊そうとしていたし、俺を仕事場から遠ざけようとしていた」

なんと、別れてた(ちなみに、ステファニーは現在も存命で三児の母。別に死んでません)。精神的苦痛ってソレか。何百万ドルもの予算を注ぎ込み、映画化の野望まで描いてた物語をアッサリ捨てたのは彼女にフラれたのが理由なのか。同時に前作「November Rain」のクリップついて「買い取ろうと思ったときもあったが、我慢して出すことにした」と後悔しているのですが、そりゃあ結婚式PVですもんね……。
何ともトホホなオチで幕を閉じてしまう本作。この結末を映像ソフトにして発売したのは大人の事情なのか、ギリギリのユーモアなのか。アクセルの表情からは読み切れません。ともかく、これじゃあ公式DVDで出し直すわけがなく、黒歴史になるのも当然です。物凄くカネのかかったゴージャス感とオチのギャップ。これもまた、時代の寵児だったGUNS N' ROSESだからあり得た映像作品に違いありません。
二度と復活する事はないであろう、幻のオフィシャル三部作。どうぞ、史上最高峰クオリティの本作でたっぷりとお楽しみください。

★ストーリーが繋がっている3曲「Don't Cry」「November Rain」「Estranged」のPVをフィーチュアした幻のオフィシャル映像をDVD化。それぞれのPVだけでなく、1曲につき1時間のメイキング・ドキュメンタリーも付いた3時間の超大作です。しかも、その内容がタダモノではない。PV制作現場はもちろん、目曲の誕生秘話や壮大な物語、さらにはイジー脱退の経緯やギルビー加入のいきさつ、数百万ドルをかけた映画化構想がポシャったトホホな理由に至るまで、必聴必見な話が目白押し。公式DVD化は望めない世紀の怪作を、史上最高峰クオリティと日本語字幕完備で楽しめます。

★日本語字幕付き(★これが重要)

Disc 1
Don't Cry (Makin' F@*!ing Videos Part 1)
Taken from the original Japanese Laser Disc (MVLG-11)
01. DON'T CRY (Music Video)
02. Making of the "DON'T CRY" video
03. End Credits
60min. Linear PCM Stereo 4:3

Disc 2
November Rain (Makin' F@*!ing Videos Part II)
Taken from the original Japanese Laser Disc (MVLG-12)
01. NOVEMBER RAIN (Music Video)
02. Making of the "NOVEMBER RAIN" video
03. End Credits
60min. Linear PCM Stereo 4:3

Disc 3
The Making Of Estranged: Part IV Of The Trilogy !!!
Taken from the original Japanese Laser Disc (MVLG-16)
01. ESTRANGED (Music Video)
02. Making of the "ESTRANGED" video
03. End Credits
64min. Linear PCM Stereo 4:3

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 184min. (TOTAL)