DISC 1
1987.10.06 Manchester Apollo, Manchester, England
[メーカーインフォ]
“革命”を世界中にまき散らした“APPETITE FOR DESTRUCTION TOUR”。その貴重な秘蔵マスターがギフト・タイトルで登場です!
本作に収められているのは「1987年10月6日マンチェスター公演」。このツアーの記録はすべてがロック界の至宝ですが、本作は、初期にあたる“1987年”。しかも貴重な海外公演なのです。これがどれだけ貴重なのか、ツアーの概要から見てみましょう。
・1987年6月:英国#1(マーキークラブ3公演)
・1987年8月-9月:北米#1(24公演)
・1987年9月-10月:欧州(3公演)
・1987年10月:英国#2(5公演) ←★ココ★
・1987年10月-1988年8月:北米#2(115公演)
・1988年8月20日:英国#3(MONSTERS OF ROCK1公演)
・1988年8月-9月:北米#3(16公演)
・1988年12月:日本(5公演)
・1988年12月:オセアニア(4公演)
これが歴史的な“APPETITE FOR DESTRUCTION TOUR”の全容。これをよーく見ていただくと、ほとんどが北米でのショウなのが分かっていただけると思います。実際、全180公演のうち159公演が北米であり、海外公演は21公演しかない。“1987年”にこだわるとさらに減って11公演だけなのです。当店では、そんな貴重な時期にこだわった逸品を何作もご紹介してきました。ちょっと整理してみましょう。
●英国#1
・1987年6月19日:マーキー(初の海外公演)
・1987年6月22日:マーキー『MARQUEE 1987 2ND NIGHT』
・1987年6月28日:マーキー ※公式『LIVE FROM THE JUNGLE』
●欧州
・1987年9月29日:ハンブルグ
・1987年9月30日:デュッセルドルフ『DUSSELDORF 1987』
・1987年10月2日:アムステルダム『AMSTERDAM 1987』
●英国#2
・1987年10月4日:ニューカッスル
・1987年10月5日:ノッティンガム『NOTTINGHAM 1987』
・1987年10月6日:マンチェスター 【本作】
・1987年10月7日:ブリストル
・1987年10月8日:ロンドン 『UTTER DESTRUCTION』
いかがでしょうか。このように、本作は貴重な11公演から生まれた6本目のライヴアルバムなのです。そんな本作は、コレクターの秘蔵音源。従来から存在は知られていたものの、タイトル化されたことはなく、コアなコレクターだけが知る文字通りの“秘宝”だったのです。
そして、気になるクオリティは実にリアルなオーディエンス・サウンド。さすがにプレス化を果たした『MARQUEE 1987 2ND NIGHT』や『DUSSELDORF 1987』『NOTTINGHAM 1987』には及ばず、貴重音源らしくやや割れ気味。しかし、だからと言って絶叫まみれる轟音の中から演奏を探し出すようなサウンドではありません。主役は紛れもなく“怪物”GUNS N' ROSESとアクセル・ローズの歌声。もちろん、曲間には熱狂も沸き上がりはしますが、演奏中は一転して静かになる。観客も圧倒されていたのでしょうか、蹂躙されるままに怪物が暴れまくるのです。このムードこそ、海外公演の旨み。幾多の北米録音も“現象”の凄まじさを物語っていますが、海外公演はそこに“初体験の衝撃”まで感じ取れるのです。
世界を席巻した“APPETITE FOR DESTRUCTION TOUR”。その衝撃・現象の本質を知るには、やはり初期。それも海外公演に勝るものはありません。地球の大きさを知っていった若き怪物たちのリアルな記録。なぜ彼らが、彼らだけが特別で地球を制覇し得たのか。それを百の言葉よりも雄弁に語る秘宝。どうぞ、たっぷりとお楽しみください。
DISC 1 (62:13)
1. Intro
2. It's So Easy
3. Move To The City
4. Out Ta Get Me
5. Mr. Brownstone
6. My Michelle
7. Rocket Queen
8. Knockin' On Heaven's Door
9. Welcome To The Jungle
10. Sweet Child O' Mine
11. Paradise City
12. Mama Kin