MANCHESTER 2016 AC/DC with W. Axl Rose


MANCHESTER 2016
Shades
[Shades 654] (2CDR)

DISC 1 & 2
2016.06.09 Etihad Stadium, Manchester, UK


[メーカーインフォ]
“AC/DC+アクセル・ローズ”、通称「AXL/DC」の極上ライヴアルバムが登場です! 2016年のロック界最大の衝撃となった合体ユニットだけに、今この瞬間も猛烈な勢いで録音・映像が世界を駆け巡っている真っ最中。当店でも、これまで厳選した2タイトルをご紹介してきましたが、その中でもバツグンのクオリティを誇る1本です! まずは、これまでのタイトルをライヴ日程と共に確認してみましょう。
・5月7日:リスボン(ポルトガル)※合体初日
・5月10日:セビリア(スペイン)
・5月13日:マルセイユ(フランス)『MARSEILLE & WERCHTER 2016』
・5月16日:ウェルフテル(ベルギー)『MARSEILLE & WERCHTER 2016』
・5月19日:ウィーン(オーストリア)
・5月22日:プラハ(チェコ)『PRAGUE 2016』
・5月26日:ハンブルク(ドイツ)
・5月29日:ベルン(スイス)
・6月1日:ライプツィヒ(ドイツ)
・6月4日:ロンドン(イギリス)
・6月9日:マンチェスター(イギリス)【本作】
・6月12日:オーフス(デンマーク)
・6月15日:デュッセルドルフ(ドイツ)
これが先頃終了したツアー日程。この他にも、8月-9月に延期となっていた10公演の振り替えも行われますが、世紀の合体を世界に知らしめる初日程は、この13公演です。この中で、本作は「2016年6月9日マンチェスター公演」を収めたオーディエンス・アルバムなのです。実のところ、現在一番人気となっているのは、先日もギフトでご紹介したオーディエンス映像『PRAGUE 2016』。その強烈極まる映像美で“奇跡合体”を目撃できる大傑作なのですが、惜しむらくはいくつかの曲でカットがあった。それに対し、本作は視覚なしのライヴアルバムとは言え、シームレスにショウに没入できる極上品なのです。
そのクオリティは、まさに驚異的。デジタル機材の進歩が著しい客席録音の世界ですが、その中にあってもバツグン。リアルな熱狂がうっすらと被るために確実にオーディエンス録音ではあるのですが、楽音のクリアさ、図太さはサウンドボードにも劣らない。アンガス・ヤングのリードギターを筆頭に、グギグギと鳴るスティーヴィ・ヤングのリズムギター、クリフ・ウィリアムズ&クリス・スレイドが生み出すビートもクッキリ・ハッキリ・キッチリ。大歓声のスペクタクルもしっかり収めてはいるのですが、遙か遠くの海のうねりのよう。ド直球な楽音こそが全編を支配し、貫くのです。も・ち・ろ・ん、大注目のアクセル・ローズの歌声こそが素晴らしくクリア。このクオリティは、無数に登場している録音の中でも頭2つくらい飛び抜けており、(現在のところ)間違いなくNo.1サウンドなのです。
そのサウンドで描かれるAXL/DCのライヴこそが凄い。いままでのタイトルでも書き連ねてきましたが、これがまたなんとも不思議でカッコイイ。耳に染みついた“AC/DCソング”、“アクセルの声”に間違いないものの、それが組み合わさっても違和感がない……。ここまでの2タイトルも素晴らしかったですが、11公演目ともなると更に馴染み、まるで“元々こういうバンド”かのよう。スラッシュ&ダフ・マッケイガンの復帰したGUNS ’N ROSESにも興奮しましたが、アクセルがもっとイキイキしてる!? ブライアン・ジョンソンの回復を祈る気持ちにもウソ偽りはありませんし、“比べてどうこう”なんてヤボは申しませんが、AXL/DCが怖ろしくカッコイイことも否定できないのです。この合体、日本で観てみたい……。
AC/DCと共に13公演を終えたアクセルは、すぐさまGUNS ’N ROSESの“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”に戻る予定。今後のスケジュールをカンタンにまとめておきますと……
GUNS N' ROSES:“NOT IN THIS LIFETIME... TOUR”
・6月23日-8月22日(北米20公演)
       ↓
AC/DC:“ROCK OR BUST WORLD TOUR”
・8月27日-9月20日(北米10公演)
……となっております。なんとも忙しないスケジュールですが、その後は未定。ブライアンも新技術の補聴器(?)で回復の希望が見え始める一方、アクセルは「彼ら(AC/DC)が望むなら続けるよ」と発言。AC/DCにブライアンが戻るのか、それともアクセルが二足の草鞋を続けるのか、はたまた……。AXL/DCが世界的に大好評なだけに、まったく先が読めなくなってきました。
そんな話題沸騰のAXL/DCだけに、公式ライヴ作やサウンドボードの発掘が待ち望まれますが、それらも保証の限りではない。しかし、もしそれが叶わなかったとしたら、本作こそが「AXL/DCの最高傑作」となることでしょう。もちろん、AXL/DC初体験にお薦めするのは目撃できる映像『PRAGUE 2016』ではありますが、フルショウを欠けなく聞き込み、この奇跡ユニットの行方に想いを馳せるなら本作こそがベスト。どうぞ思う存分、2016年最高のロックンロールをご堪能ください!

DISC 1
01. INTRO
02. ROCK OR BUST
03. SHOOT TO THRILL
04. HELL AIN'T A BAD PLACE TO BE
05. BACK IN BLACK
06. GOT SOME ROCK & ROLL THUNDER
07. DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP
08. ROCK 'N' ROLL DAMNATION
09. THUNDERSTRUCK
10. HIGH VOLTAGE
11. ROCK 'N' ROLL TRAIN
12. HELLS BELLS
13. GIVE THE DOG A BONE
14. IF YOU WANT BLOOD (YOU'VE GOT IT)
DISC 2
01. SIN CITY
02. YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG
03. SHOT DOWN TO IN FLAMES
04. HAVE A DRINK ON ME
05. T.N.T.
06. WHOLE LOTTA ROSIE
07. LET THERE BE ROCK
08. HIGHWAY TO HELL
09. RIFF RAFF
10. FOR THOSE ABOUT TO ROCK (WE SALUTE YOU)