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ZODIAC
[ZODIAC 226] (1CD+1CDR)

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DISC 1
1987.06.22 The Marquee, London, England
(Bonus CDR)
1987.06.22 The Marquee, London, England

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[メーカーインフォ]
革命前夜……いえ、革命の第一歩が刻まれた超重要音源が完全版になって登場です。その歴史的な夜とは「1987年６月22日マーキー公演」。世界を塗り替える“APPETITE FOR DESTRUCTION TOUR”のキックオフにしてGUNS N' ROSES初の海外公演でもあった伝説の“マーキークラブ3DAYS”の中日にあたります。
1987年マーキーと言えば、『LIVE FROM THE JUNGLE』にも３曲のライヴテイクが収められていましたが、それとは別日。周辺日程と絡め、当時の状況を整理しますと……
《1986年12月16日『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』発売》
《1987年６月15日シングル『IT'S SO EASY』発売》
・1987年６月19日：マーキー（初の海外公演）
・1987年６月22日：マーキー　【本作】
・1987年６月28日：マーキー『LIVE FROM THE JUNGLE』収録
《1987年７月21日『APPETITE FOR DESTRUCTION』発売》
・1987年８月：ツアー本編（北米）開始
……と、このようになっています。これをご覧の通り、当時のGUNS N' ROSESは革命盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』を創り上げつつも、まだ発売前。手に入る音と言えば、『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』とシングル『IT'S SO EASY』だけという状況。そのわずかな音と「凄ぇバンドが出てきやがった」の前評判だけを引っさげて大洋を渡り、『KERRANG!』誌の表紙にまでなってしまった伝説の渡英でした。まさに母国アメリカを飛び出し、世界に打って出た瞬間なのです。
そんなGUNS N' ROSES最重要のマーキー公演は、録音も伝説。古くから知られてはいましたが、そのほんとが不完全版。初めて「全曲分」収録＆マスター・クオリティで世界中のマニアを驚かせたのは、かのLangleyレーベル『MARQUEE 1987』だったのです。その登場は、まさに衝撃でした。歴史的な最重要コンサートにして極上のサウンドぶり。骨太＆ド直球な楽音を「まるでサウンドボード」と呼ぶのはカンタンですが、それが侮辱になってしまうほど猛烈なリアリティ。狭いマーキーだけに楽音が近いのは理解できるとしても、ディテールも細やかに叩きつけるド迫力が割れもせずに綺麗に収められている。当時の機材で一体どうやって録音したのかと、頭の中に「？」が渦巻くハイパー録音だったのです。
しかし、その超・名録音も完璧ではありませんでした。１曲目の「Shadow Of Your Love」冒頭部分に欠けがあり、「Paradise City」終演後のアンコール待ちのシーンも（テープを節約するため？）録音漏れとなっていた。つまり、「全曲分」ではあっても「完全体」ではなかったのです。そこで、本作では伝説の名録音をベースに、同じライヴの別録音『ANOTHER MARQUEE TAPE（POWER GATE-075）』で補完。この伝説の夜をシームレスな「完全体」で体験できる１枚に仕上げたのです。しかも、補完に使用した『ANOTHER MARQUEE TAPE』もタダ者ではない。かの名匠“Crazy S.”のオリジナル・カセットであり、これまた世界中のマニアのド肝を抜き、「Crazy S.」の名を全世界に知らしめた名録音。こちらも別の箇所にカットがあったのですが、本作によって“伝説の２本”が互いに補完し、史上初の完全体になったわけです。
そうして生み出された「伝説の完全体」は……もう圧倒的。「It's So Easy」でアクセルが「俺たちのニューシングル」と語ったりもしますが、それ以上にパフォーマンスと現場感が異常なのです。前述の通り、この時点では作品もほとんどなく、耳ざといコアなロックマニアが噂を頼りに集っている。しかも、本場イギリスのマニア野郎どもは耳も肥えていれば、容赦のない皮肉屋ばかり。そんな“本物”の客を前にして、知りもしない曲の数々を苛烈な勢いで叩きつけるGUNS N' ROSES……。その結果は、ものの見事にバンドの勝利！　普段は大騒ぎする連中が呆気にとられ、１曲終わるごとに「凄ぇものを見てるんだ」と噛みしめる大喝采を贈る。いつもの英国野郎どもなら「やるじゃねぇか！」くらいが最大級なのですが、それとは明らかに違う炸裂音のような大喝采と熱狂。目の前で起きている事が“伝説”になる事も知らず、ただただ圧倒的な現象を理解する間もなく、全身が襲われ続ける。この空気感は、まさに“革命が始まった”の刹那。そのものなのです。
冒頭にまだ見ぬバンドを紹介し、アンコールを待っている最中にも「GUNS N' ROSESはどうだった？」と語るDJ。そして、熱っぽい口調で今見た現象を語り合いながら現場を去っていく観客たち……。その一言一言までも極上サウンドで完全体験できる唯一の超絶盤です。本作はGUNS N' ROSESの……いえ、ロック史の最重要ライヴアルバム。今週末、世紀の事件盤をあなたのお手元にお届けいたします。

[特別企画]
伝説マーキー公演を史上初めて完全体で収めた絶対盤『MARQUEE 1987 2ND NIGHT』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、同じライヴを収めた“もう１本の伝説”たる名録音『MARQUEE 1987 2ND NIGHT: RECORDER 2』が特別に付属いたします。
GUNS N' ROSES - MARQUEE 1987 2ND NIGHT: RECORDER 2(Special Bonus CDR)
Live at the Marquee, London, UK 22nd June 1987 PERFECT SOUND(from Original Masters)
録音の女神から愛された伝説のマーキークラブ２日目。本編プレスCDは、Langleyレーベルの名声を決定づけた傑作『MARQUEE 1987』をベースにしつつ、名匠“Carzy S.”の『ANOTHER MARQUEE TAPE』で補完した完全体でした。１本でも奇跡レベルの録音が２本も生まれたミラクルな夜だったわけです。しかし、本編プレスCDは『MARQUEE 1987』の全編が聴けるものの、Crazy S.マスターは部分的にしか味わえません。そこで、そのボーナスにはCrazy S.録音を復刻プレゼント。いかにこの夜が女神に愛されていたのかを実感していただきます。
……というわけで、本作はPOWER GATEレーベルの傑作ライヴアルバム『ANOTHER MARQUEE TAPE』を復刻したもの。『MARQUEE 1987』は「Shadow Of Your Love」冒頭部分や「Paradise City」終演後に欠けがあったわけですが、本作はDJの開演MCが未収録。まさに『MARQUEE 1987』と相互補完する運命にあった録音なのです。そして、その素晴らしいクオリティも相互補完を可能にした一因。冒頭にテープのうねりがあったりもしますが、それもすぐに改善していき、「Out Ta Get Me」に入る頃には極上サウンドが全開。奇跡的なダイレクト感と生々しさで圧倒する本編プレスCDにも負けないクリア・サウンドに変貌し、そのまま終演まで突っ走るのです。
そのクリアッぷりはCrazy S.コレクションでも特級。彼の作品は常に素晴らしいのですが、特に1986年を境に一気にレベルアップしている。恐らく、この頃に機材を変えたのだと思いますが、本作はその“レベルアップ後”の作品。生々しい“現場感”もたっぷり吸い込みつつ、熱狂が骨太の楽音を遮ることなく、それこそ「まるでサウンドボード」と呼べる美録音。POWER GATEレーベルから発掘された当初、大傑作が存在するにも関わらず衝撃を巻き起こしたのも当然だったのかも知れません。
そのサウンドで描かれる伝説の夜……。本編プレスCDの解説でも触れた通り、まさに“革命の第一歩”。現場の観客がほとんどの曲を知らない中で、ロック史に刻まれる超・名曲がブチかまされていく。革命盤『APPETITE FOR DESTRUCTION』から９曲がたっぷり演奏されるだけでなく、HOLLYWOOD ROSEの「Shadow Of Your Love」や『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』の「Move To The City」「Nice Boys」、さらには後の定番レパートリーとなる「Knockin' On Heaven's Door」も披露します。実は「Knockin' On Heaven's Door」はマーキー公演初日にサウンドチェックを１回だけやり、そのまま本番で初演。本作は２公演目となる極初期バージョンなのです。
本編プレスCDと共に、“伝説のマーキー”を伝え続けてきた名録音。その全貌です。名匠“Crazy S.”の名声を確立した特級サウンドにして、“伝説の夜”を別の視点から再体験できる極上盤。録音の女神の微笑み、どうぞ併せて存分にお楽しみください。