DISC 1-2
2017.01.21 - Kyocera Dome, Osaka, Japan
[メーカーインフォ]
24年と6日に日本へやってきた“アクセル/スラッシュ/ダフ”。その待ちに待った初日を極上サウンドでえぐり出すプレスCDが登場です!
もう、GUNS N' ROSES一色に染まった2017年1月の日本。何しろ、ロック界に再結成が無数にあろうとも、“GUNS N' ROSESだけは違う”とされてきた。かつてアクセルが言ったセリフ「NOT IN THIS LIFETIME(俺が生きているうちはあり得ないね)」とされた3人の再集結を目撃できたのですから、興奮するなという方がムリなのです。本作に記録されているのは、その衝撃がモロに炸裂した初日「2017年1月21日:大阪京セラドーム公演」。先週・今週で全公演の極上記録が登場しましたので、改めて整理してみましょう。
・1月21日:大阪京セラドーム 【本作】
・1月22日:『KOBE 2017』
・1月25日:『LIVE YOKOHAMA 2017』※CDR
・1月28日:『LIVE SAITAMA 2017』※CDR
・1月29日:『SAITAMA SUPER ARENA 2017 2ND NIGHT』
以上、全5公演。初日の大阪公演は、最速レポート盤『LIVE OSAKA 2017(Shades 700)』が大好評を賜りましたが、本作はまったくの別録音。今度こそ永久保存のプレス2CD仕様の決定盤なのです。
そんな本作を記録したのは、かの名匠“西日本最強テーパー”氏。HR/HMを中心に猛烈・極上録音を残しまくっている名人。当店のお客様なら、その名人技をご存じない方はいらっしゃらないのではないでしょうか。かの名匠が24年ぶりの貴重なライヴを逃すわけがなく、こうしてライヴアルバムをご提供くださったわけです。
そのサウンドは、さすがの業物。先日のCDR盤『LIVE OSAKA 2017』も素晴らしいサウンドでしたが、本作と比べてしまうと低音のエッジがボヤけていた。本作は、一層ダイレクトでダフ・マッケイガンのゴリゴリとしたグルーヴが超鮮明に迫る。言うなれば、「ゴリゴリ」の「ゴ」。こいつの輪郭が切り立っていて、グイグイッと前に迫るのです。その秘訣は透明感でしょうか。CDR盤よりも残響が薄く、回り込みもほとんどない。大阪の現場は(全公演で比較すると)PAのバランスが今ひとつで、バカでかい音だったと言われていますが、その原音パワーが広がらず、鋭さに一役買っているサウンドなのです。
さらに特筆すべきは、歓声の少なさ。もちろん、現場の熱狂も吸い込んではいるものの、それが妙に遠く、近場の合唱・絶叫に悩まされる事がない。“本物”GUNS N' ROSESだけが綺麗に描かれているのです。これには理由がある。今回の“最強氏”は友人の録音家たちとテーパー・チームを編成。固まった座席で集団録音に挑んだのです。もちろん、録音家たちは無言でライヴを見ますから、本作も周囲の喧噪から切り離されているわけです。ここでさらにぶっちゃけますと、前回のCDR盤『LIVE OSAKA 2017』も、このチームの別録音の作品だったのです。一体、何人のチームだったのかは分かりませんが、その中でベスト1・2録音をご提供くださった。そのため、(音の感触はかなり違うものの)オーディエンス・ノイズの少なさ、楽音のバランスはCDR盤『LIVE OSAKA 2017』とかなり近い感覚になっています。
そんなクオリティで描かれる初日は、まさに“24年と6日ぶり”の衝撃そのもの。純音楽的に言えば、アクセルの調子もセットリストも翌日の神戸公演の方が上なのですが、本作にはこの日にしかない緊張感・現場感がある。何しろ、GUNS N' ROSESと言えば、遅刻・キャンセルの常習犯。海外公演で「定時に始めるようになった」と聞いてはいたものの、にわかには信じがたい……と言うか、本当に3人が揃って来たのか? 本当に始まるのか? そんな不安と期待が異様な雰囲気を醸す。この大阪公演では前座が盛り上がらなかったそうですが、不安でそれどころではなかったのかも知れません。その緊張を破る開演の瞬間、そして1曲1曲で「ホントに3人が揃ってる!!」という想いが吹き出している。まるで初来日バンドかのようなムード。それが本生100%サウンドで真空パックされているのです。
1993年の東京ドームから24年と6日。これが、“生きているうちはあり得ない”はずだったロックが日本に戻ってきた瞬間です。それを“最強氏”の極上サウンドで捉えきった銘品。日本の洋楽史に刻まれるであろう、二度とない夜。今週末、あなたのお手元にお届けいたします。
DISC 1 (74:43)
01. Looney Tunes
02. The Equalizer
03. It's So Easy
04. Mr. Brownstone
05. Chinese Democracy
06. Welcome to the Jungle
07. Double Talkin' Jive
08. Better
09. Estranged
10. Live and Let Die
11. Rocket Queen
12. You Could Be Mine
13. Attitude
14. This I Love
15. Civil War
DISC 2 (73:16)
01. Coma
02. Band Introductions
03. Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather)
04. Sweet Child O' Mine
05. Wish You Were Here (Slash & Richard Fortus Guitar Duet)
06. November Rain
07. Knockin' On Heaven's Door
08. Nightrain
09. Patience
10. The Seeker
11. Paradise City
12. Outro : Far Away Eyes