DISC 1
2024.03.02 - Namba Hatch, Osaka, Japan
DISC 2
2024.03.02 - Namba Hatch, Osaka, Japan
DVD-R
2024.03.02 - Namba Hatch, Osaka, Japan (COLOUR NTSC Approx. 136min.)
[メーカーインフォ]
5年ぶりのソロ来日を果たしたスラッシュ。その最新ステージを速報する極上オリジナル・マスターが登場です。
そんな本作に収められているのは、1つのショウの2つの極上オーディエンス記録。「2024年3月2日:なんば HATCH公演」の極上フル録音をDISC 1-2に、絶景映像をDISC 3に配した3枚組です。近年のスラッシュはGUNS N' ROSESを最優先しつつ、スケジュールの合間を縫うようにソロ・ツアーも行っています。そんな活動状況をイメージするためにも、まずは『4』リリース以降の活動概要を俯瞰してみましょう。
●2022年
・2月2日ー9日:北米#1(4公演)
《2月11日『4』発売》
・2月11日『LIVE AT STUDIOS 60』
・2月11日ー3月26日:北米#2(26公演)←※BOSTON 2022
《5月21日ー12月10日:GN'R/43公演》
●2023年
《6月1日ー11月5日:GN'R/50公演》
・12月9日:アシュビル公演
●2024年
・1月26日ー2月13日:メキシコ/南米(10公演)
・2月22日ー27日:豪州(4公演)
・3月2日ー15日:アジア(7公演)←★ココ★
・3月28日ー29日:欧州(19公演)
これが現在までに公表されている2022年以降のスケジュール。2022年春から2023年の大半はGUNS N' ROSESのツアーに邁進し、来日公演も行いました。そして2023年の暮れからソロを再起動。南半球や欧州/アジアなど「北米以外」をサーキットしています。日本公演は「アジア」レッグ冒頭の3公演にあたり、本作の大阪公演はその初日でもありました。
そんな現場を真空パックした本作は、録音も映像も極上級。どちらも本作でしか体験できないオリジナル・マスターです。それでは、それぞれ個別にご紹介していきましょう。
【DISC 1-2:まるでサウンドボードな極上録音】
まず登場するのは、本作のメインであるフル録音。これがまさに「極上の銘品」。当店ではお馴染みの名匠“西日本最強テーパー”氏による最新作でして、いつもながら惚れ惚れとする出来映え。極太の芯にはスカスカ感などまるでなく、キリッとした輪郭は各楽器が綺麗に分離したセパレート感を演出し、ディテールも細部の微細部まで鮮やか。
いわゆる「まるでサウンドボード」というヤツでして、特にヴォーカルは素晴らしく、歌詞の一語一語が鮮明という次元を超え、そこに含まれる呼吸感までくっきり。ギターもスラッシュ独得なトーンが濁りなく鳴り、グキグキと弦をこするピッキング・ニュアンスも肌感覚。IEMs傍受とのマトリクスなら理解できますが、100%ピュアな空間録音がどうしてこうもキレッキレなのか……。いつもの事ながら理解を超えた超極上サウンドです。
【DISC 3:遮蔽物ナシの絶景&俯瞰ショット】
そんなフル録音の「向こう側」を教えてくれるのが映像篇。こちらも別の意味では極上でして、2階スタンド席からフルショウを現場体験できます。特にスゴいのは視界の広さ。画面の端から端までステージしか映らず、遮蔽物がまったくない。見たいところを見たい放題に撮影しているのです。
そして、その絶景を活かしたカメラワークも巧い。ズームはプロショット感を目指すようなタイプではなく、あくまで「視線の集中力」を表現するような感じ。ムリヤリな顔面アップをしないものの、スラッシュを丁寧に追いつつ、歌入りでさらっとマイルス・ケネディに視線が移る。このさり気ない視界と、自然なスクロールが絶妙に「コンサートを見ている」感になっている。恐らく、撮影者は現場で観たまんまに撮影しているだけなのでしょうが、だからこそリアルな体験感でもあるのです。
そんな極上ライヴアルバム&絶景映像で描かれるのは、5年ぶりで様変わりした“THE RIVER IS RISING Tour”のフルショウ。当店では名作プロショット『BOSTON 2022(Shades 1512)』が定番として君臨しておりますが、2年を経たせいかセットもだいぶ変化していました。ここで比較しながら整理しておきましょう。
●4(7曲)
・The River Is Rising/Whatever Gets You By/C'est La Vie/Actions Speak Louder Than Words(★)/Spirit Love/April Fool(★)/Fill My World
●ワールド・オン・ファイアー(4曲)
・Too Far Gone(★★)/Bent To Fly(★★)/Wicked Stone(★★)/World On Fire
●その他(11曲)
・スラッシュ:Back From Cali/Starlight(★★)/Doctor Alibi
・アポカリプティック・ラヴ:Halo/You're A Lie/Anastasia
・リヴィング・ザ・ドリーム:Driving Rain/Mind Your Manners(★★)
・その他:Always On The Run/Bad Apples(★★)/Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
※注:「★」印はプロショット『BOSTON 2022』で聴けなかった曲。特に「★★」印は『LIVE AT STUDIOS 60』にもない曲。
……と、このようになっています。『4』からの7曲を軸としつつ、各アルバムから多彩にチョイスされたセットは非常にカラフルでもある。中でも新鮮なのが「その他」。レニー・クラヴィッツとの「Always On The Run」やエルトン・ジョンのカバー「Rocket Man」は“THE RIVER IS RISING Tour”で始めた新ネタでして、もちろん日本初公開です。そして、極めつけなのが「Bad Apples」! もちろん『USE YOUR ILLUSION I』のあの曲なわけですが、本家GUNS N' ROSESではリリース当時に2回やっただけ。スラッシュのソロでも来日直前の「豪州」レッグで初披露したばかりで、まだ指折り数えるほどしか演奏していない正真正銘の激レア曲なのです。
そんな美味しいセットを綴るパフォーマンスがまた素晴らしい。54歳となったマイルスは衰え知らず……と言いますか、さらに脂が乗った歌声を響かせ、スラッシュも自由な弾きっぷりがなんとも気持ちイイ。特に弾いて弾いて弾き倒す「Wicked Stone」「World on Fire」のソロと言ったら! GUNS N' ROSESではあり得ないやりたい放題です。
まずは何より、“最強”氏の面目躍如たるフル録音にド肝を抜かれてください。出音の良さもあってか、浸っているうちにオフィシャル作品を聴いている気分になってくるのです。もし“THE RIVER IS RISING Tour”の公式ライヴアルバムが実現しなくても、本作があれば十分。そんな次元に立つ、世界に誇る日本発の新名盤。どうぞ、お腹いっぱい/胸いっぱいにご堪能ください。
★「2024年3月2日なんば HATCH公演」の極上フル録音+絶景映像をセットしたオーディエンス3枚組。メインのフル録音(DISC 1-2)は名匠“西日本最強テーパー”氏による最新作で「まるでサウンドボード」を体現した極上盤。映像篇(DISC 3)は2階スタンド席からの見下ろしで、遮蔽物ナシの絶景と現場の体験感を再現したカメラワークが素晴らしい。THE RIVER IS RISING Tourの「公式代わり」にも十分な日本発の新名盤です。
Disc:1 (66:16)
1. Intro.
2. The River Is Rising
3. Driving Rain
4. Halo
5. Too Far Gone
6. Back From Cali
7. Whatever Gets You By
8. C'est la vie
9. Actions Speak Louder Than Words
10. Always on the Run
11. Bent to Fly
12. Mind Your Manners
13. Spirit Love
14. Bad Apples
15. Starlight
Disc:2 (70:03)
1. Wicked Stone
2. April Fool
3. Fill My World
4. Doctor Alibi
5. You're a Lie
6. World on Fire
7. Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
8. Anastasia
DVD(135:48)
1. Intro/The Thing: Main Theme (Desolation)
2. The River Is Rising
3. Driving Rain
4. Halo
5. Too Far Gone
6. Back From Cali
7. Whatever Gets You By
8. C'est La Vie
9. Actions Speak Louder Than Words
10. Always On The Run
11. Bent To Fly
12. Mind Your Manners
13. Spirit Love
14. Bad Apples
15. Starlight
16. Wicked Stone
17. April Fool
18. Fill My World
19. Doctor Alibi
20. You're A Lie
21. World On Fire
22. Rocket Man (I Think It's Going to Be a Long, Long Time)
23. Anastasia
COLOUR NTSC Approx. 136min.
Slash – lead guitar
Myles Kennedy – lead vocals
Todd Kerns – bass guitar, backing vocals
Brent Fitz – drums, percussion
Frank Sidoris – rhythm guitar