OUT OF PATIENCE


OUT OF PATIENCE
[Shades 219] (2CD-R)

DISC 1
Track 1-11 :1988.12.09 NHK HALL, TOKYO, JAPAN
DISC 2
Track 1-11 :1988.12.09 NHK HALL, TOKYO, JAPAN


[メーカーインフォ]
1988年初来日公演よりツアー4日目の12月9日のNHKホール公演を完全収録した2種の高音質オーディエンス録音を、それぞれのディスクに「Source #1」「Source #2」として収録しています。この日は機材の不調からアクセルが怒り、9曲目のRocket Queenを演奏し終わったところでステージを切り上げそのままコンサートを終了させてしまうという事件があった日です。「Source #1」はこれまでトレーダー間でも一切出回っていなかったオリジナル・マスター・カセットからの収録で、この日の過去最長61分31秒を収録しています。「Source #2」は過去にLangleyレーベルから「Master Stroke At NHK Hall」というタイトルでリリースされていた超高音質テイクを60分収録。こちらは廃盤久しいタイトルであり、90年代の名盤「RIOT ACT IN NHK HALL」の大元のDATマスターを使用した最高音質盤ということで当時話題になったタイトルです(マスターからの収録のためフェイド処理がされてないヴァージョン)。「Source #1」もファンにはお馴染みの超高音質テイク「Source #2」に匹敵するほどのウルトラクリアーなサウンドで収録されており、ディープなファンの驚きを誘うことでしょう。安定感・分離感抜群の極上音質でこの日のライブを再現します。オープニングのYou're Crazy終演後、アクセルが「今夜はライブレコーディングしている」とMCし、前半は快調にライブを進めているようです。しかしながら5曲目のPatienceではタイトルコール後、スラッシュがギターイントロを弾きますが、「チューニングが必要だ」と演奏を止め、暫しの沈黙の後、やや荒めのイントロが1分間演奏され、そこからようやく楽曲に入る様子が聴けます。コンサートはその後は問題なく進行しているようにも聴こえますが、結局ライブ自体は1時間で終了。ドラムソロ入りのRocket Queen終演後アクセルは「Thank you, Good Night!」と言って引っ込んでしまいます。「Source #2」はその後、すぐにテープを切ってしまいますが、今回初登場の「Source #1」はRECボタンをオン・オフを繰り返しながらも1分以上騒然となっている会場の様子を記録しており、場内に無情に流れた終演アナウンス(この部分は初登場)とそれでも大騒ぎ続ける観客からの大歓声もリアルに捉えられています。両音源とも80年代のガンズ・ローゼズのオーディエンス録音としては最高レベルのクオリティで録音されており、この日の決定版ドキュメントとして、間違いなくファン必携の1枚に仕上がっています。

[beatleg誌 vol.120(2010年7月号)のレビュー要約]
ガンズ・アンド・ローゼズの1988年の初来日公演から、12月9日のNHKホール公演を収録したCD-Rが登場した。9曲しか演奏せず、1時間で終わってしまったという伝説のライヴである。本盤はマスター違いによる2枚組で、DISC1には初登場のカセットマスターによる高音質の音源が61分31秒収録されている。DISC2には過去にリリースされていた『MASTER STROKE AT NHK HALL』のDATマスターによる音質良好の音源が60分01秒収録されている。この日のアクセルは最初から好調なヴォーカルを聴かせているし、機嫌も良さそうだ。「You're Crazy」の演奏後に「We're recording tonight. Taping this show for future use」と語っていて、「Out Ta Get Me」の前には長めのMCもしている。しかし「Patience」の演奏前にトラブルが起こってしまう。イントロを弾くイジーのギターのチューニングが狂っていたのだ(モニターが聴こえなかったという説もある)。しばらくスラッシュが繋ぎ、イジーが戻ってきて演奏は行なわれた。その後は普通に演奏が続くのだが、「Rocket Queen」の演奏中にアクセルは各メンバーに耳打ちして回ると、演奏後に「Thank you! Good Night!」と言い残してステージを去ってしまう。メンバーもそれに続き、結局ライヴはそこで終了してしまった。DISC1にはざわつく場内の様子が収録されており、BGMをバックに終演のアナウンスが流れると、ざわめきがさらに大きくなるという生々しさも記録されている。

[メーカーインフォ v2]
伝説の初来日でも、“事件の夜”として語り草になっている「1988年12月9日NHKホール公演」。その模様をリアルに記録したライヴアルバムがギフト・リリース決定です。まずは、初来日スケジュールの中からショウのポジションを確認しておきましょう。
・12月4日:NHKホール
・12月5日:大阪フェスティバルホール
・12月7日:中野サンプラザ
・12月9日:NHKホール 【本作】
・12月10日:日本武道館
以上、全5公演。大阪1公演以外はすべて東京で、本作のNHKホールは4公演目にあたるコンサートでした。このショウはオフィシャルに録音されていたのですが、不運にも機材にトラブルが起きた。その結果、録音のために気合いを入れて臨んでいたアクセルが激怒。9曲目の「Rocket Queen」終えたところでステージを切り上げ、そのままコンサートを終了させてしまったのです。本作は、そんな“事件の夜”を2種類のオーディエンス録音で収録した2枚組なのです。
ディスク1に収録されているのが目玉の「Source #1」。古くから録音の存在するショウですが、この録音は当店オリジナル。本作によって初登場した録音で、テーパー本人から直接譲られたマスター・カセットをダイレクトにCD化したもの。過去最長61分31秒に渡って“事件の夜”を収録しています。もう一方の「Source #2」は、かつてLangleyレーベルから『MASTER STROKE AT NHK HALL』というタイトルでリリースされていたもの。90年代に一世を風靡した名盤『RIOT ACT IN NHK HALL』の大元DATマスターを使用し、マスターダイレクトなためにフェイド処理もない最高音質盤。「Source #1」「Source #2」とも、一歩も譲らないクオリティであり、発掘当時、世界中のマニアに衝撃を振りまいた超・高音質マスターなのです。
そんなクオリティで描かれる“事件”の現場こそが最高。オープニングの「You're Crazy」終演後、アクセルが「今夜はライブレコーディングしている」とMCしており、「Out Ta Get Me」前のMCも長めでえらく上機嫌。もちろん、演奏にも気迫もはっきりと分かる絶好調ヴォーカルを聴かせてくれます。
しかし、事件は「Patience」の演奏前に起きてしまう。イントロを弾くイジーのギターのチューニングが狂っており(モニターが聴こえなかったという説もあります)、引っ込んでしまう。しばらくスラッシュが場を繋いでいるとイジーが戻ってきてやや荒めのイントロが1分間演奏され、そこからようやく楽曲に入る。その後、ショウは普通に進行していくのですが、やはりそれでは収まらなかった。「Rocket Queen」演奏中にアクセルは各メンバーに耳打ちして回ると、演奏後に「Thank you ! Good Night !!」と言い残してステージを去ってしまう。メンバーもそれに続き、結局ライヴはそこで終了してしまったのです。
ここで俄然輝くのが本作で初登場の「Source #1」。従来の「Source #2」はすぐに録音を止めてしまいますが、「Source #1」はRECボタンをオン・オフを繰り返しながらも1分以上、事件現場の様子を記録しているのです。アンコールがあると信じ切った絶叫が渦を巻き、その中で不穏なムードに気づいて周囲と語り出す観客たち……。無情に終演アナウンスが流れると収まるどころか過熱する騒ぎと、思わず漏れる「これはいかんよ」のつぶやき。現場の観客にとってみれば、オフィシャルでの録音などどーでも良かった。単に初めて観る怪物のロックこそが大切でここに来た。それなのに突然の中断………その唖然と憮然がぶつかり合う騒然とした現場が超リアルに刻まれているのです。
両音源とも1988年最高峰のクオリティでありつつ、日本公演で起きた“事件の夜”を真空パックしたドキュメントです。公式録音に臨む絶好調のライヴと、それが続かなかったアクセルの苛立ち、そして観客たちの怒り。そのすべてが超クリアに体験できる極上品なのです。

DISC 1
01. Introduction
02. You're Crazy
03. It's So Easy
04. Mr. Brownstone
05. Move To The City
06. Patience
07. Out Ta Get Me
08. Guitar Solo
09. Welcome To The Jungle
10. My Michelle
11. Rocket Queen
DISC 2
01. Introduction
02. You're Crazy
03. It's So Easy
04. Mr. Brownstone
05. Move To The City
06. Patience
07. Out Ta Get Me
08. Guitar Solo
09. Welcome To The Jungle
10. My Michelle
11. Rocket Queen