SAINT-DENIS 2017


SAINT-DENIS 2017
Shades
[Shades 765] (3CD-R)

DISC 1-3
2017.07.07 Stade De France, Saint-Denis, France


[メーカーインフォ]
アクセル/スラッシュ/ダフのフロントラインが全世界を席巻している“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”。その最新にして極上、そして思わず冷やっとするシーンも収録したライヴアルバムが登場です。
本作に収められているのは「2017年7月7日サン=ドニ公演(フランス)」。ライヴの本番からまだ1週間あまりという、録りたてのホットなオーディエンス・アルバムです。まずは、いつものようにツアーの全容からショウのポジションを確認しておきましょう。
【2016年】
・4月-8月:北米#2(32公演)
・10月-11月:南米#1(15公演)
【2017年】
・1月-3月:オセアニア/アジア(16公演)
・5月-7月:欧州/イスラエル(20公演)←★ココ★
・7月-9月:北米#3(18公演)
・9月-10月:南米#2(4公演)
・10月-11月:北米#4(14公演)
これが現在までに発表されている“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”の全容。全119公演で世界を巡っていますが、本作のサン=ドニ公演は「欧州」レッグの17公演目。これからも日って異が追加されるかも知れませんが、現時点ではツアー全体のちょうど2/3にあたるコンサートです。
【超巨大なリアル・サウンド】
そんな本作のクオリティは、グレイトなオーディエンス録音。全世界が注目するツアーだけに次から次へと好録音が飛び出しているものの、その中でもズバ抜けた名録音の1つなのです。実際、本作の楽音は「まるでライン録音」と呼びたくなるほどダイレクト感が素晴らしい。現場となった“スタッド・ド・フランス”は、サッカーフランス代表のホームでもある多目的スタジアムで、その収容規模はなんと8万人。その超・巨大会場に渦巻く熱狂も吸い込んではいるのですが、それが遠く遠くの潮鳴りのように聞こえ、骨太・肉厚の楽音の方が遙かに近いのです。
さらに加えて凄いのは音響。“スタッド・ド・フランス”はオープンスタイルでもあり、そのために反響が起きない。恐らくは巨大PAのそばでダイレクトに録音したのでしょうが、巨大スペクタクルでありながら、新が丸裸になったような超ビビッド・サウンドなのです。ド直球な演奏と8万人コーラス隊が時差を起こす「Welcome To The Jungle」の異常な巨大感と言ったら……。正直なところ、現場に風でも吹いていたのかサウンドがやや安定しないきらいがあるものの、その振れ幅はいずれも「極上」の範囲内。むしろ、それさえもが開放感・スペクタクルに一役買っているほどリアルな現場感覚なのです。
【8万人スペクタクルの大熱演! その中で……】
そのサウンドで描かれるショウがまた凄い。基本的には来日公演を引き継いだセットなものの、ポイントとなる日替わり曲が大盤振る舞い。「New Rose」「My Michelle」「Sorry」「Patience」と4曲がセット入りし、クリス・コーネルに捧げるSOUNDGAEDENのカバー「Black Hole Sun」も演奏されています。さらに本作にはもう1曲トリビュートソング、AC/DCの「Whole Lotta Rosie」も収録されている。今年6月から復活したレパートリーではあるものの、特に珍しくはない曲。しかし、現在はこれまでとは意味が異なり、先日亡くなったアクセルの愛犬「ロージー」に捧げられているそうです。
ちょっとリアルに共感しづらいトリビュートもあったりしますが、それ吹っ飛ばす超リアルなスリリング・シーンが「Double Talkin' Jive」。軽快に始まったかと思いきや、突如としてアクセルが演奏を止める。またぞろ誰かがステージに物でも投げたのかと思いきや、そうではない。どうやら8万人の熱狂が凄まじかったらしく、「落ち着け、下がれ!」と観客を諫めるのです。その後、すぐに演奏が再開され、アクセルも上機嫌のまま。しかし、8万人が一言で収まるわけもなかったようで、その後も不穏なムードが漂い、「Better」では演奏中にも関わらず「おい、セキュリティ! 何やってんだ!!」と怒鳴るのです。アクセルがヘソを曲げるタイプのトラブルではないにせよ、「おいおい、大丈夫か……」と思わず冷や冷やするショウなのです。
巨大オープン会場ならではのビビッド・サウンド、8万人の超スペクタクル、大ボリュームのセットリスト、それにスリリングな熱狂ムード……。ライヴアルバムとしても、ドキュメントアルバムとしても“すべてが巨大”な1本。“NOT IN THIS LIFETIME TOUR”のヨーロッパ代表作に相応しい大傑作、どうぞ思う存分お楽しみください!

Disc 1 (77:17)
01. Intro / Looney Tunes / The Equalizer
02. It's So Easy
03. Mr. Brownstone
04. Chinese Democracy
05. Welcome to the Jungle
06. Double Talkin' Jive
07. Better
08. Estranged
09. Live and Let Die
10. Rocket Queen
11. You Could Be Mine
12. New Rose
13. This I Love
Disc 2 (77:34)
01. Civil War
02. Yesterdays
03. Coma
04. Slash Guitar Solo (incl. Johnny B. Goode)
05. Speak Softly Love (Love Theme From The Godfather)
06. Sweet Child O' Mine
07. My Michelle
08. Wish You Were Here (Slash & Richard Fortus guitar duet)
09. Layla piano exit intro
10. November Rain
11. Black Hole Sun
12. Knockin' on Heaven's Door
Disc 3 (43:47)
01. Nightrain
02. Encore Break
03. Sorry
04. Patience
05. Whole Lotta Rosie
06. Don't Cry
07. The Seeker
08. Paradise City