TOKYO DOME 1992 3RD NIGHT


TOKYO DOME 1992 3RD NIGHT
ZODIAC
[ZODIAC 427] (3CD)

DISC 1-3
1992.02.22 Toyko Dome, Tokyo, Japan


[メーカーインフォ]
ロック界の……いえ、音楽シーンを象徴する超大物となって日本に戻ってきた1992年のGUNS N' ROSES。そのオリジナル録音がブラッシュ・アップして登場。永久保存プレス3CDで2タイトル同時リリース決定です。
今週同時リリースとなる2タイトルのうち、本作はその第2弾。「1992年2月22日:東京ドーム公演」の極上オーディエンス録音です。“USE YOUR ILLUSION TOUR”での来日は二度あったため、現在ではやや混乱しやすい。ここでは姉妹作『TOKYO DOME 1992 2ND NIGHT(Zodiac 426)』とも併せ、二度の来日全体から俯瞰してみましょう。
●1992年
・2月19日:東京ドーム
・2月20日『TOKYO DOME 1992 2ND NIGHT』
・2月22日:東京ドーム ←★本作★
●1993年
・1月12日-15日:東京ドーム(3公演)
これが一大全盛期だった1992年/1993年の来日公演。1992年編はTV放送プロショットや公式映像『USE YOUR ILLUSION WORLD TOUR: 1992 IN TOKYO I & II』が有名ですが、本作も同じ“2月22日”で記録された極上オーディエンス録音なのです。
実際、そのサウンドは驚異的。姉妹作『2ND NIGHT』と同じように、かつてShadesレーベルの『DISTORTION OF THE SENSES』として発掘された名録音なのですが、純オーディオ的に言えば本作に軍配が上がる。もちろん、オーディエンス録音の音質ほど好みの分かれるものはありませんし、『2ND NIGHT』の方が気に入られたとしても何の不思議もない。初登場盤『DISTORTION OF THE SENSES』をご体験野方なら「そんなに違ったっけ?」と思われるかも知れませんが、この違いはデジタル・マスタリングへの適正の差でしょう。
常々お話ししているようにデジタル技術は魔法ではなく、どんな録音でも良い音に化けるわけではありません。一聴して籠もっていても鳴りの特性によってはクリア化できる録音と不可能な録音がある。そして、本作はそんな適正がバツグン。本作は原音からクリアでありつつ、(幸運にも)マスタリングによってパワーと艶がググッと増すタイプ。2本のギターが繊細なディテールのまま鮮やかに絡み合い、ヴォーカルは歌詞の1語1語までくっきり。ドラムも1発1発が金属光沢に輝き、ベースのラインが曇りもせずにグルーヴを滲ませる。録音家泣かせの代名詞であった90年代の東京ドームで、まさかこれほどのサウンドが可能だとは……。マスタリング技術の向上と、それを見越していたような原音の好相性ぶりが奇跡を起こしているのです。
そんな輝きのサウンドで描かれるのは『1992 IN TOKYO I & II』の現場体験とも言うべきフルショウ。セットはすでにお馴染みとも思いますが、良い機会でもありますので『2ND NIGHT』に準じて整理してみましょう。
●固定曲
・アペタイト・フォー・ディストラクション:Nightrain/Mr. Brownstone/Welcome To The Jungle/Sweet Child O' Mine/Paradise City
・GN'Rライズ:Patience
・ユーズ・ユア・イリュージョンI:Live And Let Die/Bad Obsession/Don't Cry/Double Talkin' Jive/November Rain
・ユーズ・ユア・イリュージョンII:Civil War/You Could Be Mine/So Fine/Knockin' On Heaven's Door
・その他:Attitude/Godfather Theme
●日替わり曲
・アペタイト・フォー・ディストラクション:It's So Easy/Rocket Queen
・GN'Rライズ:Move To The City
・ユーズ・ユア・イリュージョンII:Pretty Tied Up/Estranged
……と、このようになっています(各人のソロ・タイムやイントロ的に演奏されるカバー曲などは省略しています)。公式作になっているだけにレア感はないようにも思ってしまいますが、実は激レアなのが「Pretty Tied Up」。このツアーでしか演奏されず、もちろん日本披露はこの日だけ。もっと言えば、日本以降にはオクラホマ公演で一度演奏されただけであり、「最後ではないけどほぼ最後」なパフォーマンスでもあるのです。
そして、それ以上なのがオーディエンスならではの現場感。実のところ、本作は不思議なほどに間近客の声が少ないのですが、津波のような(超巨)大歓声のスペクタクルが凄いのです。詳しい録音ポジションは分からないのですが、極太な芯が目の前から叩きつけられ、大歓声が背中から迫ってくる立体感。それがアクセルの一挙手一投足に反応してステレオ感いっぱいに左右に蠢きまくる。遠くの歓声1粒1粒までクリアな名録音だからこそのスペクタクル……そのあまりの大きさに肌が粟立つ超ダイナミック・アルバムなのです。
レアなショウを極上サウンドで楽しめる姉妹作『2ND NIGHT』に対し、本作は伝統の公式作の“現場”を極上体験できるリアル・アルバムです。今なお絶大な人気を誇るGUNS N' ROSESではありますが、やはり時代を力ずくで突き動かしていた全盛期パワーはケタ違い。あの時代だけの熱量がスピーカーから吹き出す姉妹作。どうぞ、永久保存プレスCDで徹底的に味わい尽くしてください!
★「1992年2月22日:東京ドーム公演」の極上オーディエンス録音。Shadesレーベルの名作『DISTORTION OF THE SENSES』のオリジナル・マスターを磨き直した銘品で、2本のギターが繊細なディテールのまま鮮やかに絡み合い、ヴォーカルは歌詞の1語1語までくっきり。ドラムも1発1発が金属光沢に輝く。録音家泣かせの代名詞であった90年代の東京ドームとは信じられないダイナミック・サウンドです。さらに繊細でありながら超巨大なスケール感を描く歓声スペクタクルが凄まじく、公式映像『1992 IN TOKYO I & II』現場体験できる超リアル・アルバムです。

Disc 1 (74:33)
1. Intro.
2. Nightrain
3. Mr. Brownstone
4. Live And Let Die
5. It's So Easy
6. Bad Obsession
7. Attitude
8. Pretty Tied Up
9. Welcome To The Jungle
10. Don't Cry
11. Double Talkin' Jive
12. Civil War
13. Wild Horses
14. Patience

Disc 2 (45:24)
1. You Could Be Mine
2. Piano Solo
3. November Rain
4. Drum Solo
5. Guitar Solo
6. Godfather Theme
7. Sail Away Sweet Sister
8. Bad Time
9. Sweet Child O' Mine

Disc 3 (60:10)
1. So Fine
2. Rocket Queen
3. Move To The City
4. Only Women Bleed
5. Knockin' On Heaven's Door
6. Estranged
7. Mother
8. Paradise City