GN'R結成前、Hollywood Rose時代のデモ・テープにすでに収められていたこの曲。GN'Rとしても最初期のライヴでは演奏されていたが、後に全く演奏されなくなる。(93年のツアーで久しぶりに披露される一幕も)
アクセルの好きなオーストラリアのバンド、ROSE TATTOOのカヴァー。アクセルとイジーがROSE TATTOOにのめり込むきっかけになったのがこの曲で「アグレッシヴなところが気に入っている」というコメントが残っている。
90年代のワールドツアーでも演奏されていて、ホーン・セクションが活躍する曲でもある。ちなみにライヴでこのホーン隊にダフのお兄さんが参加していたことも。
Aerosmithのカヴァー。GN'Rのメンバーはそれぞれに違ったAerosmithの曲を好きだったが、ある日スラッシュがこの曲を弾き始め、そこにみんなが加わってプレイし始めたのがキッカケで、この曲を演奏するようになったという。
口笛が印象的なこのナンバーは"Appetite For Destruction"のミックス中に書かれた。スティーヴン曰く、この歌には2つのヴァージョンがあって、もう一つのヴァージョンはスティーヴンが作ったもので、知り合いの女の子についての曲らしい。
現実に基づいた曲作りをしているGN'Rだが、はじめてジョークで書かれたのがこの曲。あるバンドが"男が女を酷い目に合わせている"という内容の曲をやっているのを聞いて、反射的にこの曲が出来たそうだ。L7が"Used To Love Him"とタイトルを変えてカヴァーしている。
『Appetite For Destruction』にも収められている曲で、こちらはアコースティック風。アクセルが言うには、この曲にはいくつものヴァージョンが存在するそうだ。
アクセルが3年ほどかけてギターを弾きながら少しずつ作られたこの曲。結果的に差別的な言葉が入っていることで、GN'Rの曲の中でも最も論争を呼んだ曲となった。 エイズ撲滅チャリティー・イベントへの参加を拒否されたり、一部の団体にフレディ・マーキュリー追悼コンサートへの参加も反対される、などの事態に。
90年10月、アクセルは隣人への暴行容疑で逮捕されるが、暴行されたと警察に訴えた女性は情緒不安定で、事実と証言は矛盾。実際にはアクセルに迷惑行為をしていたのは訴えた女性であることが明らかになり、アクセルは無罪に。 この曲は、この一連の事件について作られたという。そう言われると歌詞の意味がわかる。
イジーがメイン・ヴォーカルを取るこの曲。アクセル色が比較的薄いことから、後にGN'Rを脱退していったメンバーがライヴで演奏したことも。
ポール・マッカートニーのカヴァー。転調を繰り返すこの曲は、ライヴでも重要なパートの一つであり、パイロが派手に炸裂する。この曲をやるきっかけは、アクセルとスラッシュの提案。
セットに組まれた回数はそれほど多くない曲だが、一時はツアーのオープニングにも演奏されていた。特に曲に関してコメント等、残っていないがアクセルの言う「完全犯罪」とは……。
Blind Melon の Shannon Hoon がバック・ヴォーカルで参加。マットがインタヴューで好きな曲として上げている。
ハーモニカとピアノが効果的に使われているホンキー・トンク風のロック・ナンバー。アルバムではマイケル・モンローがゲスト参加。
この曲も元は古いもので『Appetite For Destruction』発売前からライヴでプレイされている。
ライヴでは、アクセルがその日に頭に来たことをぶちまけてから、この曲に流れ込むというパターンが定着していた。
アクセルとウエスト・アーキーン、デル・ジェイムズ共作、アルバムではアリス・クーパーがヴォーカル参加している。ツアーでも93年の一時期プレイされている。
ひたすら歌詞を詰め込んである高速ナンバー。バラード三部作のビデオ・クリップとは対照的な固定カメラ一台によるシンプルなビデオ・クリップも印象的。
ライヴで演奏されたことは1回もない。
アルバム発売前にラジオで流されてしまって、訴訟問題になった曲。
この曲のビデオクリップではギターを手にするアクセルの貴重な姿を見ることが出来る。
アルバム発売前、ダフが「とほうも無い曲」と語っていた壮大なナンバー。スラッシュがドラッグでヤバイ状態の時に作った曲で、やたら複雑になったのはそれが原因とも言える。
冒頭の語りは映画「Cool Hand Luke」(邦題:暴力脱獄)に出てくるセリフ。中間部のセリフはペルーのゲリラ将官のコメントらしい。ドラッグでダメになりかけていたスティーヴンがまともにプレイ出来なかったため、何十ものドラムパートを繋げて完成させた曲。
「14年」とは何の期間なのか、作曲者イジーが直接語ったことは無いようだが、「アクセルとの14年間」と捉えるのが自然だろう。
モノクロのビデオ・クリップでは、髪をアップしたアクセルを拝める上に、メンバーの子供の頃の写真も見ることが出来る。
ボブ・ディランのカヴァー。アクセルがテープを買ってきたのがキッカケで、カヴァー曲としては"Live And Let Die"と並び、ライヴで重要なレパートリーの一つとなっている。アメリカでプレイする時はJETBOYのベーシストだったトッド・クルーに捧げられている。アクセルにとっては希望が湧いて来る曲なのだという。
前代未聞、実名入りでプレス批判を展開した、GN'Rならではの攻撃的な曲。曲中の"Get In The Ring!"という歓声は実際にライヴで録音されたもので、その様子がブートとしても残っている。
特にコメントが残っておらず、ライヴでは1回もプレイされていない。
マットが言うには「Use~」の曲の中で最後にレコーディングされた曲。アクセル作による曲で、歌詞はGN'Rについて歌っているのではないかとも思える。最後の部分はカー・アクション映画「Vanishing Point」から。
アルバム発売前、ロックインリオIIに出演の際には、2日間ともオープニングで演奏された曲。サブタイトルは"The Perils Of Rock N' Roll Decadence"
歌詞の中に"Use Your Illusion"という言葉が使われている。スラッシュによると、元ラットのウォーレンとジャムっている時に出てきた曲らしい。"Complicity"というサブタイトルがある。
ダフによるナンバー。ジョニー・サンダースに捧げられている曲。
映画"ターミネーター2"の主題歌となった曲で、SKID ROWの"Monkey Business"とその座を争ったという話しだ。歌詞の一節"With your bitch slap rappin' And your cocaine tongue You get nuthin' done"という部分は、『Appetite For Destruction』のインナーに記されており、曲の原案はかなり前から存在していた。イジー曰く「オレ自身アルバムに入れるべきかどうか迷っていたんだけど、アクセルが妙に気に入っていて、それならばということで入れたんだ」
『Use~I・II』を締めくくる曲はアクセル作による衝撃のラップ・ナンバー。他のメンバーは参加していません。