ガンズ・アンド・ローゼズ、不仲時代のメンバー間の暴言12選

12 Nastiest Things Former GN'R Bandmates Have Said About Each Other
RollingStone 2015.11 By HANK SHTEAMER. Translated by Takayuki Matsumoto

2016年に再結成を果たしたガンズ・アンド・ローゼズは、今年11月まで公演のさらなる延長が決定した。バンドが崩壊し、かつてメンバー間の確執が深まっていた時代、ダフを「根性なし」、スラッシュを「癌」と呼ぶなど、公にそれぞれを叩き合った暴言を振り返り、不仲時代を回想する。

様々なバンドが毎年、再結成を果たしているが、90年代半ばに段階的にバンドが崩壊していってから元メンバー間の確執が相当深まっていたため、ガンズ・アンド・ローゼズが再結成した当時は色々な噂が飛び交っていた。アクセル・ローズ、スラッシュ、ダフ・マッケイガンというバンドのオリジナルメンバーが2016年に再結成を果たし、音楽史上もっとも高い興行収入を上げたツアーのひとつになるとは当時は想像もつかなかっただろう。そして、ロングランとなっている再結成ツアーが北米での追加8公演とともに延長されることが明らかになった。秋から再始動する「ナット・イン・ディス・ライフタイム・ツアー」は9月25日のノースカロライナ州シャーロットを皮切りに、11月1日・2日のネバダ州ラスベガスでの連続公演で幕を閉じる。ここで、かつての"不仲時代"に、ガンズ・アンド・ローゼズがメンバー間で吐きあった暴言の数々を改めて紹介する。

1. 「個人的にスラッシュは(バンドの)癌で、取り除くべきだし近づかないほうがいいと思っている。あいつやあいつの支持者たちのことは知らなければ知らないほどいい」
-アクセル・ローズ / 2009年の『チャイニーズ・デモクラシー』リリース後のインタビューにて。

2. ダフは「根性なし」、スラッシュは「マット・ソーラムを嫌っている」
-スラッシュ / スラッシュが2005年にアクセルの家を早朝に訪ねて来て言ったとされることをアクセルが声明の中で明かす。

3. 「イジーのアンプの後ろにはローディーが立っていた。イジーはドラッグでハイになりすぎて違う曲を違うキーで弾いていたからな。イジーは毎回アンプのところに行ってボリュームを上げて、オーディエンスの方に振り向く。オーディエンスの方に振り向いたらローディーがアンプのボリュームを下げていた。俺たちが曲をやるためにはそうするしかなかったんだ」 -アクセル / 2002年のボストン公演のステージにて。

4. 「もう終わりだ。あいつにはうんざりだ。あいつの話はもう二度としない」
-スティーヴン・アドラー / 2012年にアクセルについてローリングストーン誌に語る。

5. 「俺はあのバンドを13年やってきて、5枚か6枚のアルバムと10回のツアーをやったが、アクセルは何もやってない。言葉が見つからないよ」
-マット / 2007年にガンズ・アンド・ローゼズの再結成の噂について聞かれて。

6. マット・ソーラムは「過去に雇っていただけのやつ」
-アクセル / 1999年、ガンズ・アンド・ローゼズの『エンド・オブ・デイズ』サウンドトラックへの曲提供に関する声明の中で。

7. 「アクセルとは会っていないけどね。俺は『クソなやつ』とは会わないんだ」
-スティーヴン/ 2005年に元バンドメンバーと会っているかと聞かれて。

8. 「あいつは俺のケツの穴の中にいる。スラッシュがいるのはそこだ」
-アクセル / 2002年リーズのステージでファンの「スラッシュはどこ?」と書かれたシャツに反応して。

9. 「ロックンロールは自然に出てくるもんだ。ケミストリーもな。古くから言われている格言がある。曲を書くのに5分以上かかったらそれはもう破棄すべきだって。だが、わからない。アクセル・ローズはめちゃくちゃ気まぐれなやつだからころころ考えを変えるし。誰にもわからないだろう」
-ダフ・マッケイガン / 2005年にアクセルが時間をかけすぎている『チャイニーズ・デモクラシー』について聞かれて。

10. 「ああ、あの頃の思い出は錆びついてしまったよ。もう錆びついてから長い時間が経っている」
-スティーヴン / 2009年にガンズ・アンド・ローゼズでの日々を振り返って。

11. 「元メンバー、レーベルの代理人、ロックの殿堂関係者がガンズ・アンド・ローゼズの殿堂入りに俺が含まれているというような発言をすることは、直接的にであろうと間接的にであろうと不作為的にであろうとはあってはならない」
-アクセル / 2002年にロックの殿堂入りを辞退して。

12. 「あいつはイカれてる。それ以外の何ものでもない。とにかくあのクソ野郎はイカれてるってことだ。言ってやったよ。ああ、大丈夫だ。どうなってもいい。言ってやったよ。あいつはイカれているんだ。俺は何度もあいつにちゃんと向き合おうとした…。でも、間違いない。あいつの頭はイカれている」
-スティーヴン / 2010年に当時のガンズ・アンド・ローゼズのラインナップについて聞かれて。