HANOI ROCKS & Guns N' Roses
北欧ロックの雄、ハノイ・ロックス。ここではハノイ・ロックスについての細かい記載はしませんが、過去に不慮の事故によりメンバーを失い、解散をしています。その後、メンバーはそれぞれソロ活動などを行っていたが、ハノイ・ロックスは再結成され復活を果たした。
元々、初期のガンズアンドローゼズのグラム的なイメージはイジーの発案によるものらい。そして、そのモデルとなっているのがマイケル・モンローで、イジーがアクセルに「マイケルみたいな髪型にしろよ」と言ったのだ。外見的な面だけではなく、ガンズアンドローゼズがハノイ・ロックスの影響を受けている事は当時のインタヴュー等でも確認できる。
89年にはソロで活躍していたハノイ・ロックスのヴォーカリスト、マイケル・モンローの"Dead, Jail, Or Rock N' Roll" のプロモ・クリップにアクセルが飛び入り参加。アクセルがマイケルのニューヨークでのプロモ撮影時に偶然通りかかって参加したということだが…おそらくアクセルは狙ったのだろう。
同年12月にはマイケルのライブにアクセルが飛び入り、またマイケルがガンズアンドローゼズのライブに飛び入りしたりしていた。ガンズアンドローゼズは1990年に自身のレーベル『Uzi Suicide』からハノイ・ロックスのアメリカ未発表の4作をリリースしている。
マイケルはガンズアンドローゼズの『Use Your Illusion Ⅰ』にサックス、ハープでゲスト参加。さらに『The Spaghetti Incident?』にも参加している。そもそも「Ain't It Fun」はマイケルの演奏を聞いたアクセルが「ワォ、この曲やろうぜ」と言い、アルバムに入れようと言い出したもの。
復活したハノイ・ロックスはSUMMER SONIC 2002(サマーソニック2002)にも出演。当初はガンズアンドローゼズとの共演が期待されたのだが、ハノイ・ロックスはアウトドア・ステージからインドア・ステージに変更となってしまう。
この事についてハノイ・ロックスのアンディ・マッコイは「ガンズアンドローゼズと一緒にショウをやるために来日したけど、アクセルが同じステージでプレイすることを拒否したらしいと聞いたよ。もしも同じステージでプレイするならショウをやることを拒否するって言ってきたそうだ」と語っている。
なぜアクセルがこの様な態度に出たのかは謎で、「昔のGN'Rに近いイメージのバンドよりも新しいGN'Rを見て欲しい」というアクセルの意向だったとか、アンディ・マッコイのGN'Rのニューアルバムに対するネガティブな発言「きっとどの曲もくだらないピアノ・バラードなんだぜ"November Rain"を50回やったんじゃないの?」などといった発言がアクセルの耳に入り、アクセルが気分を害した…などというウワサもあったが、アクセル自身の口からこの件に関する見解が語られていないために、「ショウをやることを拒否する」という発言が本当にあったのか等も含めて、真相は謎のままとなっている。