We Will Rock You
QUEENのヴォーカルであったフレディー・マーキュリーは、エイズで亡くなっています。QUEEN、そしてフレディーを敬愛していたアクセルは、このことがとてもショックだったことを当時のインタヴューでも述べています。
ガンズ・アンド・ローゼズは、フレディー追悼コンサートにQUEEN側の要請を受けて参加、アクセルはエルトン・ジョンと『ボヘミアン・ラプソディ』を、ソロで『ウィーウィル・ロックユー』を熱唱。メンバーもそれぞれこのコンサート出演のことを誇りに思っているそうで、スラッシュは憧れのブライアン・メイとの共演に感激したそうです。
アクセルのQUEEN好きは相当なもので、自分が死んだら棺桶に入れるアルバムのうちの1枚を『QUEEN II』と公言していました(ちなみにもう1枚はセックス・ピストルズの例の1枚)。
「このバンド(GN'R)にはあらゆるものの断片が入っている。
一つの枠にはめ込むんじゃなくて、それらをすべて表に出す方法を考えているんだ。近頃じゃ、そういうのにはなかなかお目にかからない…昔は、クイーンがそうだった、ツェッペリンもそうだった。だけど最近はみんな一つの方向に収まろうとする」
(1987年 アクセル・ローズ)
そして1999年のMTVのインタビューでもアクセルは「最近またQUEENを聴いてるよ」とコメント。また、「QUEENはレコードで様々なスタイルの曲をやっていたし、そういうのがオレは好きなんだよ。俺は色々なものを聴いているし、分類されるのは好きじゃない。そういうところが、GN'RがQUEENとちょっと共通していると思えるところさ」と語っています。
一時期、ライヴでアクセルが『Sweet Child O`Mine』演奏の前にアカペラでちょっとだけ『Sail Away Sweet Sister』を口ずさむ、というときがありました。
『Sail Away Sweet Sister』はブライアン・メイが作った曲。以下、アクセルが口ずさんでいた部分
Sail Away Sweet Sister
Sail across the sea
Maybe you find somebody
Who loves you half as much as me
My heart is always with you
No matter what you do
Sail away sweet sister
Always be in love with you
渡っていくんだ スウィート・シスター
海を越えて
きっと誰かに会えるだろう
僕の半分くらい 愛してくれる誰かに…
僕の心はいつも君といっしょさ
君がなにをしようともね
渡っていくんだ スウィート・シスター
僕はいつでも君に夢中さ