開演時間がとかく遅れることで有名なガンズ・アンド・ローゼズだが、ギターのリチャード・フォータスがそのわけについて説明している。
音楽評論家のミッチ・ラフォンのポッドキャスト用の取材に応えたリチャードは次のようにバンドの開演までの様子を説明している。
「時計仕掛けのように動いているようなほかの大多数のバンドとは違うんだよ。でもね、アクセルはほんとにマジで臨んでるんだよ。アクセルが本当に気にかけているのは音楽についてだけなんだ。俺は本当に長い間、このバンドに入った当初でさえも、実はわざとそうしてるんだろうと思ってたんだよ。これはきっときっちり考えてのことなんだろうなって思ってたんだね。っていうのも、開演予定時間から2時間遅れて、さらに3時間となると……会場の全員がただブーイングをしている状態になってくるんだよ。でも、アクセルがステージに出ていった瞬間に、それだけ溢れてたネガティヴなエネルギーをアクセルはいっぺんに自分の掌中に握っちゃうわけだからね」
「でも、遅れてる間、アクセルは楽屋でのけぞってテレビ観て、ポテチ食ってるとか、そういうこととは全然違うんだよ。ステージに出て行くまですごい闘ってるんだ。すべてが……自分であることとか、いろんなことが自分の中でちゃんとしっくりくるまでね」
また、リチャードはバンドの今後の活動の予定を次のように語っている。
「近いうちにツアーをやることはないと思うんだ。新しい楽曲には取り組んできてるよ。やったり、休みになったりを繰り返してる感じなんだけど、まだ今は地道に作業を続けてる段階なんだ」
なお、アクセル・ローズは昨年の夏に『チャイニーズ・デモクラシー』のレコーディング・セッションで制作された未発表音源で構成されたアルバムと、『チャイニーズ・デモクラシー』のリミックス・アルバムとがあることを次のように認めていた。
「『チャイニーズ・デモクラシー』がリリースされる前に俺たちはかなりの量の音源をレコーディングしているんだよ。その時の楽曲でまた取り組んでみたという作品がかなり多くて、そのほかにも新しいものもいくつか書いてるんだ。基本的に、俺が『チャイニーズ・デモクラシー』の後半と呼んでいるものがあって、それのレコーディングはもう済んでるんだよね。それ(リミックス・アルバム)もまたしばらく前には終わってるんだけどね」
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