元ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるギルビー・クラークはギターを始めた頃の様々な経験を振り返っている。
ギルビー・クラークは1991年に、『ユーズ・ユア・イリュージョン』のツアー中だったガンズ・アンド・ローゼズに結成メンバーであるイジー・ストラドリンの後任として加入し、1994年まで在籍していた。ガンズ・アンド・ローゼズ脱退後はソロとしての活動のほか、スラッシュズ・スネイクピットやロック・スター・スパーノヴァなどのメンバーとしても活動している。
ギルビー・クラークは「アルティメット・ギター」のインタヴューに応じて、初めて手にしたギターや当時練習していた楽曲は何かという質問に答えている。
「それは素晴らしい質問だね。ちょっと過去を振り返ってみよう」とギルビー・クラークは語っている。「ちなみに、初めて手にした本物のギターはレスポールのスタンダードだったんだ。黒のレスポールのスタンダードを持っていたんだよ」
「俺にとっては、(元キッスの)エース・フレーリーやジミー・ペイジ、ピーター・フランプトンかな」とギルビー・クラークは当時憧れていた人物たちの名前を挙げている。「彼らは俺がギターを始めた頃にビッグだった人たちだよ。確かピーター・フランプトンが最高にカッコいいレスポールのギターを持っていて、俺も彼と似たようなギターを手に入れたんだ。ピックアップが3つついていなかったという点を除いてね」
「それが初めて手に入れたメインのギターだね。もっと幼かった頃にもギターは何本か持っていたんだけど、盗まれてしまったんだ。俺はリック・デリンジャーの大ファンで、彼はB.C.リッチのモッキンバード・シュープリームを使っていたんだけどね」
「俺は音楽ショップで働いていて、そのギターを買うために半年くらいは働いたと思うんだけどさ、奇妙な盗まれ方をしたんだ」とギルビー・クラークはギターが盗まれた時のことを振り返っている。「その時はステージでギターを弾いていたんだけどね。買ったばかりのギブソンのメロディ・メーカーと交換して、それで1曲弾いたんだ。その後で振り返ってみたら、モッキンバードが失くなっていたっていうね」
彼は次のように続けている。「それも、裏庭でのパーティーとかでもなく、ちゃんとした会場だったのにさ。それで、これまた奇妙なことに、5年後くらいに取り戻したんだ。すごく独特なギターだったっていうのもあってね。質屋で売られていたみたいで、友達が見つけて俺に連絡してくれたんだ。それで、警察の調書だとかいろいろなものを持っていて、5年ぶりに取り戻したんだよ」
一方、ギルビー・クラークは先日、ゴールデン・ロボット・レコードと契約して10年以上ぶりとなるソロ・アルバム『ザ・ゴスペル・トゥルース』をリリースすることを発表している。
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