ダフ、アクセルのAC/DCへの参加を振り返る

ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンはアクセル・ローズのAC/DCへの参加を振り返っている。

AC/DCは2016年にシンガーのブライアン・ジョンソンが聴覚を失う可能性があると医師に診断され、予定されていた北米ツアーの一部日程を延期している。AC/DCはその後、ブライアン・ジョンソンの代役としてガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズをシンガーに迎えてヨーロッパ・ツアーと北米での残りのツアーを行っている。

ダフ・マッケイガンは今回、ポッドキャスト「ザ・チャーチ・オブ・ホワッツ・ハプニング・ナウ」のインタヴューに応じて、バンドメイトであるアクセル・ローズがAC/DCに参加していた当時を振り返っている。「アクセルの仕事ぶりは素晴らしかったよ。アクセルは俺たちに、『君たちが問題なければ、ぜひやってみたいと思う。彼らは助けを必要としているんだ』と言ってきたんだ」とダフ・マッケイガンは語っている。

「(1980年に亡くなったAC/DCの元シンガーである)ボン・スコットはアクセルのヒーローだったんだ。俺たちとしては『君がAC/DCのトライアウトを受ける必要なんてないんだ』っていう感じだったんだけどさ。ただ、アクセルはすごく緊張していてね。『俺は挑戦するよ。俺たちのツアー日程にも完璧にフィットするんだ』って彼は言ったんだ」

「スラッシュや俺としては『俺たちのギグがあるだろう』っていう感じだったんだけどさ。アクセルはアトランタへ俗に言うトライアウトを受けに行って、ギグを勝ち取ったんだ。彼らのツアーは2回観に行ったよ。ロンドンまで彼を観に行ったし、クリーヴランドへも観に行った。素晴らしいものだったよ」

彼は次のように続けている。「その経験がアクセルに何をもたらしてくれたかというと……俺たちはおかげで(AC/DCのギタリストの)アンガス・ヤングと知り合うことができて、それ以来アンガスには何度か一緒にステージに参加してもらっているんだ。14歳とか15歳の頃に言っていた、『なあ、いつかAC/DCに入れたとしたら』っていう話が実現したようなものだったね。箒を持って歌っていたあいつが、ついに自分のものにしたんだ。最高だよ」

アクセル・ローズをシンガーに迎えてのAC/DCのツアーは2016年9月まで行われ、アクセル・ローズはファンの当初の懸念を見事に払拭するパフォーマンスを披露している。アンガス・ヤングは当時、アクセル・ローズについて次のように評している。「あのような状況に置かれていた僕らに対して、アクセルが支援を名乗り出てくれて、『助けが必要なら教えてくれ』って言ってくれたことは本当にありがたかった。彼は見事にこなしてくれているよ。たくさんの曲を急いで覚えないといけないわけだったけど、彼は素晴らしい仕事をしてくれている」
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