ダフ、アクセルやスラッシュから受ける刺激について語る

ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンはバンドのフロントマンであるアクセル・ローズやギタリストのスラッシュから受ける刺激について語っている。

ダフ・マッケイガンはマサチューセッツ州のラジオ局「WAAF」のインタヴューに応じて、アクセル・ローズやスラッシュと共に演奏することでいかに自身が突き動かされるかについて語っている。

「ショウのために、1時間30分くらいかけてヴォーカルのウォーミングアップをするアクセルを見ているわけでね」とダフ・マッケイガンは語っている。「アクセルがステージに上がると、何かに取り憑かれたかのようになるんだ……ライヴの間は電話だってできないしさ。そうだろ。彼は最初に死ぬことになるんじゃないかな。彼の頭を撃ち抜く必要に迫られることがあるかもしれない。その後で、また1時間30分くらいかけてウォームダウンをするんだ」

ダフ・マッケイガンは続けて、スラッシュについて次のように語っている。「それから、スラッシュがギターを演奏しているのも一日中見ているわけでさ。彼は公演中に我を失う時があるんだ。時々、心ここにあらずな状態になるんだよ。彼がソロを演奏している時に、時々足を叩いてやらないといけないんだ。『なあ、曲に戻って来いよ』って言うと、『ああ、何? オーケー』っていう風になるっていうさ。おかげで俺も突き動かされるんだ」

彼は次のように続けている。「俺にも彼らほど才能があるかは分からないけど、常に彼らの2倍は努力するようにしている。俺はそれを好きでやっているんだ。地下室でやっているんだけどね。妻も知っているけど、俺は地下室で取り組んでいてね。6時間か7時間の間、地下室にこもって自分のことに専念するんだ……時々妻も降りて来てくれるから、彼女にも曲を演奏してあげるんだ。その後で妻はまた戻って行くんだけど、自分の作品に集中しなきゃいけない時間だっていうことは彼女も知っていてくれているからさ。俺は時間をかけて取り組むのが好きなんだ」

ダフ・マッケイガンは5月31日にソロ・アルバム『テンダネス』をリリースしており、現地時間5月30日にフィラデルフィアでの公演から2週間にわたるソロでの北米ツアーをスタートさせている。

アルバム『テンダネス』でダフ・マッケイガンはガンズ・アンド・ローゼズの『ノット・イン・ディス・ライフタイム』ツアーで2年半にわたり、世界中を回った時の経験を振り返ったものとなっている。

ダフ・マッケイガンは昨年の3月よりプロデューサーのシューター・ジェニングスと『テンダネス』の制作に取り掛かっている。彼らはガンズ・アンド・ローゼズのツアーやシューター・ジェニングスのアルバム『シューター』のレコーディングの合間を縫い、カリフォルニアのエコー・パークにあるステーション・ハウス・スタジオでレコーディングを行っている。『テンダネス』にはシューター・ジェニングス率いる彼のバンドのほか、ザ・ウォーターズとダフの兄であるマット・マッケイガンがトロンボーンを担当しているザ・スーサイド・ホーン・セクションが参加している。

一方、ガンズ・アンド・ローゼズは今年、ケンタッキー州ルイヴィルで開催されるラウダー・ザン・ライフ・フェスティバルや、ボナルー・フェスティバルの会場で開催される新たなフェスティバルであるイグジット111、オースティン・シティ・リミッツなどのフェスティバルへの出演が発表されている。
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