ガンズ・アンド・ローゼズの元ギタリストであるギルビー・クラークはバンドを脱退することになった時の状況を振り返っている。
ギルビー・クラークは『ユーズ・ユア・イリュージョン』のツアーを終えた後、アクセル・ローズによって契約が更新されることはなく、1994年に事実上の脱退となる形でバンドを去っている。
リキ・ラットマンによるポッドキャスト「キャットハウス・ハリウッド」に出演したギルビー・クラークは約25年前にガンズ・アンド・ローゼズを脱退した際、苦い気持ちがあったかという質問に「いや。本当なんだ。まったくない。あれば言っているよ」と語っている。
「ツアーが終わった時に、バンドも終わったって感じたんだ」と彼は語っている。「これが僕の正直で理性的な結論だね。バンドが終わったんだよ。ダフ(・マッケイガン)の身体は見るからにひどい状況でね。アルコール依存症がひどくて、パンパンに膨れ上がっていた。彼は長くないって思ったね。アクセル(・ローズ)とスラッシュは目を合わせなかった。アクセルがバンドをこっちから見ているとしたら、スラッシュは別のところから見ているという感じでね。ミーティングで2人を見ることもなかった。僕がその間に入るという感じでもなくてね。崩壊していたんだよ」
バンドを去ることになった時の状況についてギルビー・クラークは詳細を振り返っている。「実際のところ、スラッシュに『カーサ・ヴェガで会わないか』って言われてね。そしたら彼に『アクセルはもう君にバンドにいてほしくないみたいなんだ』と言われたんだ。スラッシュは『何がどうなっているのか分からないんだ。本当にね』と言っててさ。『流れに身を任せよう。ずっとそうだって言ってるわけじゃない。ただ、今はこういう状況だって言っているにすぎない。彼は新しい音楽に取り掛かりたいらしい。彼は僕らがやっていることを実現可能だとは見ていないみたいなんだ』と言ってたよ。それで、この時にスラッシュもスラッシュズ・スネイクピットの作品を作ろうって決心したんだ。アクセルはスラッシュのやっていることも好きじゃなかったんだけど、彼をバンドから追い出すことはしなかったからね」
「だから、実のところ、彼らが僕を辞めさせたということはなかった。でも、支払いが止まったんだ。そして、1週間後にスラッシュはこう言ってきたんだ。『俺たちがギルビーを代えさせようとしてるって? いいか。すべて問題ないよ。君はバンドにいるんだ。心配しないでくれ』ってね。でも、支払いが戻ることはなかった。そういうことだよね。だから、正式にバンドを辞めさせられたことはないんだけど、終わったんだよ。でも、僕は忙しかったからね。自分のソロ・アルバムもあったし。スラッシュの作品もあったからね」
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