AC/DCは2016年、ヴォーカリストのブライアン・ジョンソンが聴力の問題により<Rock Or Bust>ツアーから離脱した際、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズを迎えツアーを続行したが、その後もアクセルとAC/DCの活動を継続するという発想はなかったそうだ。
アンガス・ヤング(G)は『Total Guitar』のインタビューで、「そういう話は出なかった」と話した。「アクセルは本当に寛大で、窮地にある僕らを助けてくれた。彼が連絡をくれ、彼がそのときやっていることの妨げにならないのであれば手伝えるって言ってくれたんだ」「僕は彼の奉仕、僕らの責務を全うするのを助けてくれたことに、本当に感謝している。でも、彼には彼の人生がある」
アンガスは別のインタビューでも、アクセルについて「僕らが、“残りの公演はやらねば。でもどうやって?”って状況に陥ったとき、アクセルが“何らかの形で手伝えないか?”ってメッセージをくれたんだ。アクセルのおかげで、僕らはあのツアーを終えることができた。僕らは、それをこの先ずっと感謝する。彼は本当にいい仕事をしてくれたからね」と謝意を表している。
また、アクセルはそのAC/DCのツアー中、アンガスとの関係を問われると「素晴らしいよ。うまく説明できない。なにかあるんだ……。守りたいって気持ちがある。これまで俺が出会った人たちの誰よりも、彼らを失望させたくないって感じだ。なぜかはわからない。それに、彼は俺への反応がすごくいい。(ほかの人たちから)彼がこんなにハッピーで、こんなに動き回っているのはしばらく見たことがなかったって言われたよ」と答えていた。(Ako Suzuki)
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