元ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストで、アルバム『Chinese Democracy』(2008年)の制作に参加したロン・サールは、最近、「ABSUЯD」として公開された新曲のオリジナル「Silkworms」のギター・パートをプレイしたときのことを覚えているという。
「ABSUЯD」は8月3日に米ボストンで開かれた公演で“新曲”だとお披露目された後、6日にスタジオ・ヴァージョンが正式にリリースされた。そのもとになったと言われる「Silkworms」は『Chinese Democracy』制作時のセッションで誕生し、2001年に開催された<Chinese Democracy>ツアーで数度、ライヴ・パフォーマンスされていた。
『Rockin’ Interviews』のインタビューで、「ABSUЯD」を聴いたかと問われたサールは、こう話した。「聴いたよ。(『Chinese Democracy』)アルバムのためにあの曲のギター・パートを録音したのを覚えている。当時、僕がいくつかのパートをプレイしたんだ。もちろん、それらは取り換えられている。僕はいまバンドの一員じゃないからね。当然、スラッシュがやったんだろ。リードとか。ああ、聴いたよ。彼が彼流にやってるのが聴けて、クールだったよ。より、バンドらしい感じになった」
フロントマンのアクセル・ローズはボストン公演で「ABSUЯD」をプレミアしたとき、「君らの中には、これを他の名前で聴いたことがある人がいるかもしれない。でも、これをやろうとするのは俺らにとって結構、不条理(absurd)なわけだ」「わかっただろ? 俺がラブ・ソングを切らすことはない。面白かったな。そう、君らが初めてだよ。ガンズ・アンド・ローゼズの新曲を聴いたのは」などと話した。
「ABSUЯD」はその後、現行のツアーで毎回パフォーマンスされている。(Ako Suzuki)
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