ダフ・マッケイガン、ボブ・ディランからの賛辞に共作を申し出る

ダフ・マッケイガンは、ソロで作詞/作曲した楽曲の1つがボブ・ディランから称賛され、驚喜しただけでなく、ディランへ共作を申し出てみたそうだ。

ディランは、昨年12月に公開された『Wall Street Journal』のインタビューで、お気に入りのアーティストや音楽について語る中で、「“Chip Away”というダフ・マッケイガンの曲がある。僕にとって深い意味がある。あれはグラフィック・ソングだ。削れ(Chip Away)、削れと、中にダビデ王の姿を見出だすまで、大理石の塊を砕いていったミケランジェロのようだ。彼は、ダビデを土台から築き上げていったわけではない。キングを発見するまで石を削っていったんだ。僕の曲作りに似ている。僕は入念に書いたものから、本物に達するまで、言葉や一節を削っていく。シューター・ジェニングスがプロデュースした。素晴らしい曲だ」と、マッケイガンが2019年に発表したソロ・アルバム『Tenderness』に収録した「Chip Away」へ賛辞を贈った。


マッケイガンは、『Classic Rock』誌最新号のインタビューで、これに対しどう反応したか、こう話している。「友人たちからテキスト(・メッセージ)が届き始めた。アクセル(・ローズ)からは“おい、これ見たか?”って言われた。ちょっと、驚いたよ。なぜなら…、ボブ・ディラン?! 僕は彼のことを(直接は)知らない。だから、彼からソングライターとして認められるなんて、素晴らしかった。今でもちょっと驚いてる」

「彼には『Tenderness』のデラックス・ヴァージョンを送った。それに、手書きのカードだ。“優しい言葉、本当にありがとうございます。もし、一緒に曲を作りたかったら…”って」

それは、まだ実現していないようだ。

ダフ・マッケイガンは先月20日、『Tenderness』に次ぐ新ソロ・アルバム『Lighthouse』をリリースした。バンド・メイトであるスラッシュ、アリス・イン・チェインズのジェリー・カントレル、イギー・ポップらがゲスト出演している。(Ako Suzuki)


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