デイヴ・クシュナー、VRにイジー・ストラドリンが一時的に参加した時のことを語る

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)、ダフ・マッケイガン(Duff McKagan)、マット・ソーラム(Matt Sorum)が、ストーン・テンプル・パイロッツ(Stone Temple Pilots)のスコット・ウェイランド(Scott Weiland)らと組んだバンド、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー(Velvet Revolver)。元ガンズのイジー・ストラドリン(Izzy Stradlin)が一時的に参加したことがありましたが、その際、バンドのギタリストであるデイヴ・クシュナーは、イジーと交代させられる可能性に怯えて「パニックになった」という。クシュナーはポッドキャスト『Appetite for Distortion』の新しいインタビューの中で、当時のことを振り返っています。

「俺はマジでビビってた。少しどころじゃなく不安だった。“ヤバい!こいつが俺のポジションを奪うつもりだ!”ってね。その時、半年くらい一緒にいたと思うんだけど、彼が来てさ…。

その時点では俺ら4人だけで、レコード契約もなかった。資金的な後ろ盾もなかった。俺らは週に5日リハーサルをして、曲を書いて、ダフとスラッシュが費用を出し合い、リハーサルスタジオでレコーディングをしていた。それだけだった。約束とか何もなかったから、俺自身も“俺はバンドの一員なのだろうか? これをやっているのだろうか? どうなるんだろう?”と思っていたんだ。

“バンドにいるんだ”というようなことは一度もなかった。だからイジーがやってきたときは“マジか、すごいな。こいつが俺のポジションを奪うんだ”と思ったよ。でも、彼ほどクールな奴はいない。ダフが“彼がやってくる。曲を書くためにね。たぶん数週間はここにいるだろう。心配するな”と言っていた。彼はただひたすら“心配するな”と言い続けてくれたよ(笑)」

その後もクシュナーの不安は払拭されませんでしたが、結果的、ダフが言っていた通りでした。

「ある時、彼らは俺抜きでレコーディングした。俺は“ああ、もう終わりだ”と思った。彼らはヴォーカルなしで3曲ほどデモを作った。そのあと、ダフが言ったように、彼(イジー)は姿を消した。それで終わりだった。彼が再び現れたのは、イタリアでのツアー中だった。俺たちは“おい、何してるんだ?”って聞いたら、彼は“ぶらぶらしてるんだ。ただ旅行してるだけだよ”と言っていた。借りた自転車をホテルの前に鎖でつないだまま、それから彼は俺らと一緒に他の国に行って、2回のライヴを一緒にやった。そしてそのまま去っていったんだ」

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