アラン・ニーヴン、バンドがスティーヴン・アドラーとイジー・ストラドリンを失ったことについて語る

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)の元マネージャーであるアラン・ニヴェンは、ガンズにとってスティーヴン・アドラー(Steven Adler)の脱退は「最初の亀裂」であり、イジー・ストラドリン(Izzy Stradlin)の脱退は「最大の過ち」であったと、ポッドキャスト『Appetite for Distortion』の新しいインタビューの中で語っています。また、ビジネスについて話す際にはイジーだけを頼りにしていたとも話しています。

アランは、1991年までバンドのマネージャーを務めていた人物。同年5月にマネージャーはダグ・ゴールドスタインに交代し、これはアクセル・ローズの強い意向があったと言われています。

アランは、ガンズに最初の大きな亀裂が入ったのは、1990年のスティーヴンの解雇だったと主張しています。

「バンドが長いキャリアを築くのは素晴らしいことだ。“そう思うのは、君がそこにいた時のことだからだ”と非難されるかもしれないが、俺は、ガンズに最初の大きな亀裂が入ったのはスティーヴィーを失ったことだと思っている。彼のフィーリングで演奏できる人は誰もいない。今日に至るまで、アクセルはスウィングできるドラマーを雇ったことがない。みんなドタバタ叩きだ。スティーヴィーはスウィングできた。

スティーヴンは世界最高のテクニカル・ドラマーなのか? そんなことはない。彼は優れたテクニカルドラマーではないけれど、バンドにいることにとても情熱を持っており、それが彼の感覚に影響を与え、スイングすることができた。だから、スティーヴンを失ったことが最初の痛手だったんだ」

アランは「最大の過ち」は翌91年にイジーを失ったことだとも主張しています。イジーが脱退した頃にはマネージャーはダグに交代していました。

「イジーを失うということは、バンドを失うということだ。だって、イジーは文句のつけようのないロックンロールのフィーリングとロックンロールの意識を持ったメインのソングライターだったんだから。彼は最高のソングライターだった。そう、イジーを失ったことは、ダグにとって最初の・・・いや、最初ではないが、彼の大きな、大きな、大きな過ちだった。愚かなことだった」

アランは同じインタビューの中で、イジーは、バンドメンバーの中で唯一、ビジネスについて信頼できる会話ができる人物だったと語っています。

「バンドメンバーに、ビジネスについて頼り、ビジネスについて話し、ビジネスをするという点で、俺が常に頼りにできたのはイジーだけだった。ダフ(マッケイガン)は酔っ払いでビジネスとは無縁だったし、スラッシュはスラッシュだった。彼は特に若い頃は本当にスラッシュそのものだった。彼がどんなことをしていたか想像できるだろう。

スティーヴィーはビジネス面では何も貢献していなかったし、アクセルはたいていどこかの家で閉じこもって、何かについて不平不満を漏らしていた。俺が頼れるのはイジーだけだったんだ」

amass.jp