ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)は、ボブ・ディラン(Bob Dylan)やマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のセッションから学んだことについて語っています。
Gibson TVの番組『Couch Of Guitars』に出演したスラッシュは、マイケル・ジャクソンのアルバム『Dangerous』に収録されている「Give In To Me」に参加したことについて聞かれると、次のように答えています。
「クールなことだったし、僕にとっては何よりもプレイヤーとして成長し、他の人の状況に適応することを学ぶ機会となったんだ。いい仕事をしたいし、一緒に仕事をしている人たちの個性の中で仕事をしたいと思っていたので、本当に謙虚な気持ちになったよ」
スタジオでマイケルから指示を受けたかどうかを聞かれたスラッシュはこう話しています。
「いや、彼は僕をそのままにしておいてくれたんだ。とてもクールなことだよね。
レコード工場で会ったとき、彼はブルック・シールズと一緒だった。ちょっとびっくりしたよ。マイケル・ジャクソンがいて、ブルック・シールズがいて、ちょっとした騒ぎになったよ。僕たちは会って挨拶を交わした後、彼はディナーに出かけ、後はプロデューサーに任せて、僕は自分の仕事をした。彼はいつも、自分のことだけをしていればいい、という感じだったよ」
また、ボブ・ディランのアルバム『Under the Red Sky』に収録された「Wiggle Wiggle」に参加したことを振り返って、スラッシュは次のように語っています。
「ドン・ウォズがボブ・ディランを紹介してくれて“この曲だ”と言われたんだ。この曲は、アコースティックな曲で、ドンが僕にソロを弾くように勧めてくれたんだ。
それで、レコーディングがあって、僕はスタジオに行って、中に入って、自分でもすごくいいと思う演奏をしたんだ。そこで僕は“ドン、君たちが終わったらテープを作って、それをチェックさせてくれ”と言ったんだ。
翌日、彼はラフのテープを送ってくれたんだけど、曲が進んでいき、歌詞やコーラスが流れて、ソロの部分になると、(ソロ・パートはなく)僕がアコースティックをかき鳴らしているだけなんだ。僕が“あのソロはどうなったの?”と聞くと、(ドンは)“ボブはガンズ・アンド・ローゼズに似すぎていると言っていたよ”と教えてくれたんだ。
これは、僕にとって大きな教訓となった。当時、僕はセッションの仕事をあまりしたことがなかったので、とてもいい勉強になったんだ」
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