ガンズ・アンド・ローゼズ、映画『ソー:ラブ&サンダー』ティーザー起用で米ビルボード・ハード・ロック・チャート初首位に

ガンズ・アンド・ローゼズの代表曲の一つ「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」が、映画『ソー:ラブ&サンダー』の公式ティーザーに起用されたことで、米ビルボード・ハード・ロック・ソング・チャート“Hot Hard Rock Songs”にて初の1位を獲得した。

これによりガンズは、2020年に公開が始まった“Hot Hard Rock Songs”で自身初の首位をマークした。過去に2曲がTOP5入りしており、2021年8月に「Absurd」が最高5位、同年10月には「Hard Skool」が最高2位を記録していた。

さらに楽曲は、2022年4月30日付の米ビルボード・ロック&オルタナティブ・ソング・チャート“Hot Rock & Alternative Songs”で9位にリ・エントリーしている(過去の曲であっても、チャートの上位半分にランクインし、リバイバルした理由が意味を持つものであれば、米ビルボード複合チャートの集計対象となる)。

データ集計を行っているルミネイト(旧MRCデータ)によると、「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」は、4月15日から21日の集計週に全米で470万回のストリーミング(前週から8%増)と1,600ダウンロード(181%増)を獲得した。過去のヒットやクラシック・ロック専門のラジオ局で頻繁に流れている楽曲は、米ビルボードのエアプレイ・チャート“Radio Songs”の集計対象局で、オーディンス・インプレッション120万回をマークしている。

2020年に公開が始まった米ビルボード・ハード・ストリーミング・ソング・チャート“Hard Rock Streaming Songs”では前週2位から首位へ浮上し、通算24週目の1位となった。そしてハード・デジタル・ソング・セールス・チャート“Hard Rock Digital Song Sales”では前週16位から3位に大ジャンプアップした。

ガンズ・アンド・ローゼズによる1987年のデビュー・アルバム『アペタイト・フォー・ディストラクション』に収録されている本曲は、1988年2月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”を2週にわたって制し、計6曲をTOP10に送り込んでいるバンドにとって初のNo.1曲となった。

映画『ソー:ラブ&サンダー』の公式ティーザーは、現地時間4月18日に解禁された。クリス・ヘムズワースが主人公ソーを演じる今作は、7月8日に全米公開される。



billboard-japan.com


ガンズ・アンド・ローゼズは映画『ソー:ラブ&サンダー』のトレイラー映像が公開された影響で“Sweet Child O’ Mine”が米『ビルボード』誌のホット・ハード・ロック・ソング・チャートで首位を獲得している。

映画『ソー:ラブ&サンダー』は『マイティ・ソー:バトルロイヤル』も手掛けたタイカ・ワイティティが監督を務めており、主役のソーは過去3作と同様にクリス・ヘムズワースが務めており、ニュー・アスガルドの新たな王となったヴァルキリー役にテッサ・トンプソンが再登場する。

トレイラー映像の公開を受けて、“Sweet Child O’ Mine”は4月15日から21日の期間で全米のストリーミング回数が8%の伸びを見せて470万回に達しており、181%の伸びで1600ダウンロードを記録している。

これによってホット・ハード・ロック・ソング・チャートの首位に立っているほか、ホット・ロック&オルタナティヴ・ソング・チャートでも9位にランクインしている。

2019年、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは“Sweet Child O’ Mine”が当初は好きではなかったことを明かして、その理由について語っている。

「自分ではクールなものができたと思っても、他の人がそれをどう受け取ってくれるかは分からないものなんだ」とスラッシュは語っている。「“Sweet Child O’ Mine”を作った時なんかも、当時は個人的にあの曲があまり好きになれなくてね。リフが気に入らなかったというよりはむしろ、当時は曲そのものが好きになれなかったんだよね」

「というのも、当時の俺たちはハードに動き回っているようなバンドで、あの曲はどちらかというとアップテンポなバラードだと思ったんだ。以来、俺の中でも大きくなってきた曲ではあるんだけどさ、当時はこのリフがこんなにも受け入れられるなんて思ってもみなかったよ」
nme-jp.com