ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンは10代だった頃に「マッシュルームでひどいトリップ」に陥った時にイギー・ポップに助けてもらったと語っている。
スパンダー・バレエのゲイリー・ケンプとガイ・プラットによるポッドキャストに出演したダフ・マッケイガンは14歳の時に起きた出来事について振り返り、イギー・ポップに助けてもらったことを明かしている。
「イギー・ポップがマッシュルームでひどいトリップに陥った自分を何とかしてくれたんだ。イギー・ポップのライヴに行った時にマッシュルームでハイになり過ぎて、病院に行かなきゃいけないと思って、パニックになったんだ」とダフ・マッケイガンは語っている。
ダフ・マッケイガンは次のように続けている。「イギー・ポップのライヴを全部観たんだけど、幻覚でトリップし過ぎていたんだ。でも、イギー・ポップが落ち着かせてくれたんだ。それまでもイギー・ポップのファンだったけど、それからは彼はより大切な存在になった。彼は自分の人生において重要な通過点となったんだ」
ダフ・マッケイガンは過去の薬物乱用の問題を公言しており、1994年にアルコールによる急性膵炎で入院した後、30年間断酒している。
「水はまったく飲まなかった。アルコールだけを飲んでいた。文字通り、12年間にわたってグラス1杯の水も飲まなかったんだ」とダフ・マッケイガンは昨年サミー・ヘイガーの番組で語っている。
昨年、ダフ・マッケイガンは自身のメンタル・ヘルスの問題についても語り、パニック発作との長い闘病生活に言及している。
「初めてパニック発作になったのは16歳の時、学校に行く準備でシャワーを浴びている時だった。床が90cmも落ちて、地震だと思ったんだ」と彼は説明している。「自分だけだと思って、それから数年間、こうした発作が起きて、孤独だった。恐ろしかったよ」
「20代の時はパニック発作とうまく付き合えなかった。自分で治そうとして、酒を飲んだりドラッグをやったりするのが対抗する方法だった。ウォッカをボトル半分飲むことでパニック発作を抑えていた」ダフ・マッケイガンはその後、ソングライティングでパニック発作に対処するようになったと語っている。
「新しいツールを見つけたんだ。アコースティック・ギターだよ。真実の語り手にして、パニック発作の救世主だね」
ダフ・マッケイガンは昨年、ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ、アリス・インチェインズのジェリー・カントレルが参加したサード・ソロ・アルバム『ライトハウス』をリリースしている。