スラッシュ、ピーター・グリーン時代のフリートウッド・マック「Oh Well」を語る

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のギタリスト、スラッシュ(Slash)はブルース・アルバム『Orgy of the Damned』で、ピーター・グリーン(Peter Green)時代のフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の楽曲「Oh Well」をカヴァーしました。スラッシュは、この曲に特別な思い出があるという。13歳の頃に聴いて、最初は誰の曲かも知らなかったが、ずっと心に残っていたという。米ラジオ局955KLOSの新しいインタビューの中で、こう語っています。

「ロサンゼルスに住んでいた13歳の頃、この曲には本当に特別な思い出があるんだ。俺は両親の音楽で育ってきた。両親の音楽は本当に素晴らしいものだったけど、ティーンエイジャーになり始めると、自分の好きな音楽を自分自身で見つけるようになった。kBTラジオを聴いていて“Oh Well”という曲を聴いたのを覚えている。

当時は誰の曲かも知らなかった。ただその曲を聴いて、素晴らしかったことだけは覚えている。歌詞もリフも大好きで、ずっと心に残っていたんだ。時が経つにつれて、オリジナル(ピーター・グリーン時代)のフリートウッド・マックについて知るようになった。ギターを手にした時、もちろんピーター・グリーンは俺のギター・ヒーローのひとりになったよ。

ずっとこの曲が頭から離れなかった。ずっとカヴァーしたかった。やってみたんだんだ。90年代にブルース・ボールでメドレーとかやったんだけど、あのリフにはまったんだ。

この曲を本格的にカヴァーしたことはなかったから、この曲もアルバムに入れたかった。クリス・ステイプルトンは数年前にガンズ・アンド・ローゼズのオープニング・アクトを務めてたことがあって、当時は彼のことをよく知らなかったんだけど、最近では最も傑出したアーティストの一人だよ。

彼は音楽の才能に溢れている。彼から音楽が溢れ出てくるんだ。本当にソウルフル。あのリフに乗せた彼のような歌い方は最高だと思ったよ。でも、彼とは(直接)会ったことはなかった。ガンズ・アンド・ローゼズのツアー中に紹介されることもなかったから、一緒に仕事をした友人のプロデューサー、デイヴ・コブからクリスの電話番号を教えてもらったんだ。突然クリスに電話して“スラッシュだけど、ちょっと話があるんだけど… ”って言ったんだよ。

彼は本当にクールだった。彼はこの曲を気に入ってくれて、当時はツアーでいろいろなところでライヴをやっていて忙しかったんだけど、時間を見つけてこの曲のヴァージョンを必死になってレコーディングしてくれたんだ」

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