スラッシュ「アクセルとまた話し始めたときは最高だった。彼に会いたかった」

ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)のスラッシュ(Slash)は、長年疎遠になっていたアクセル・ローズ(Axl Rose)との関係を修復してバンドに復帰して、2016年から<Not In This Lifetime>リユニオン・ツアーをスタートさせています。スラッシュは、米カリフォルニア州のラジオ局98 Rock(KRXQ-FM)の新しいインタビューの中で、アクセルとの過去に終止符を打った時の気持ちをこう語っています。

「最高だったよ。話せば長くなるんだけど、アクセルとまた話し始めたときは最高だった。彼に会いたかったからね。

俺たちは多くの敵意を抱くようになり、時間が経つにつれてどんどん悪くなっていった。だから、やっと話ができて、俺が演奏について話し始めたとき、肩の荷が下りたような感じがして、また一緒にやれるのが楽しみになったんだ。

そして、忘れていたような化学反応が起こったんだ。一緒にステージに立ったり、一緒に仕事をしたりするとき、それがどれほど強烈なものか。

だから、本当にクールだし、そのすべてを乗り越えることができて本当に嬉しいよ」

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スラッシュが、約20年間絶縁状態にあったアクセル・ローズと和解したことについて振り返り、「最高だった。彼のことを恋しく思っていたからね」と語った。

米カリフォルニアのラジオ局KRXQ-FMの番組『The Abe Kanan Show』にゲスト出演したスラッシュは、2016年に開催されたガンズ・アンド・ローゼズのリユニオン・ツアーで撮影されたアクセル、スラッシュ、ダフ・マッケイガンの3人が再び一緒にステージに立つ写真を見せられると、こう話した。

「ああ、素晴らしかった。話せば長くなるが…、アクセルと俺が再び話し始めたときは最高の気分だったよ。俺は彼のことを恋しく思っていたからね。俺らは敵意を抱くようになり、それは時が経つにつれどんどん酷くなっていた。だから、ようやく口をきき、プレイすることについて話し始めたとき、俺らは重荷から解放された気分だった。また一緒にやることにワクワクしたよ。そして、あの絆があった。一緒にステージに上がったり、共作しているときのあの強烈さ…、考えないようにしてたんだろう。ああ、だから本当にクールだった。俺らが全てを乗り越えることができたのを俺は嬉しく思っている」

スラッシュは2018年、モトリー・クルーのニッキー・シックスのラジオ番組に出演したとき、シックスからバンド脱退は離婚と同じで傷ついたのではないかと問われると、「そういうのはいつもあった。個人的な事柄に踏み込むつもりはないけど、この20年間、後味が悪かった。それがなんであれね。でも、結婚と同じで、誰かを愛していると…、いつだってそういう感情は残る。その上、メディアのせいで泥沼化してた。必要以上に大きくなってた。だから、彼と実際話したときは、すごくクールだったよ」と、答えていた。
(Ako Suzuki)

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ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュは2016年からアクセル・ローズとの活動を再開させたことについて振り返っている。

ガンズ・アンド・ローゼズは2016年にスラッシュとベーシストのダフ・マッケイガンが復帰する形でクラシック・ラインナップによる再結成を果たしており、その歳のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務めた後、2019年まで「ノット・イン・ディス・ライフタイム」ツアーを行っている。

スラッシュは今年5月にブルース・アルバム『オージィ・オブ・ザ・ダムド』をリリースしているが、カリフォルニア州サクラメントのラジオ局「KRXQ-FM」に出演して、アクセル・ローズとの活動を再開させた時のことについて「ああ、素晴らしかったよ」と振り返っている。

スラッシュは次のように続けている。「まあ、長い経緯があるからね。でも、アクセルと僕で話を始めた時は素晴らしかった。彼とは会いたかったからね。僕らはお互いの敵意が膨らんでいって、時が経つにつれて、どんどん悪くなっていった。だから、やっと話ができて、一緒にやることについて話し始めた時は肩から大きな荷が降りたようで、一緒にやることが楽しみになったんだ。ずっと忘れていた化学反応があったんだよ。ステージで一緒にやったり、音源に一緒に取り組んだりしたら、それは大きなものになるからね。だから、クールだったよ。過去のものにすることができて、本当によかったよ」

2021年、スラッシュは『リヴォルヴァー』誌でアクセル・ローズとの出会いについて次のように語っていた。「しばらくの間、断続的に別のシンガーとやっていたんだけど、アクセル・ローズと出会って、一緒にジャムをやってみたら、感情のレベルで、エネルギーのレベルで魅了してくれるエモーショナルなものを届けてくれる唯一のシンガーだったんだよ」

彼は次のように続けている。「曲が突然、新次元になったと感じたんだよね。その時に楽曲とヴォーカルが出会うということが分かったんだ。それまでは一緒にやってきた人がみんな上手くなくて、蛇足になっていて、インストゥルメンタルのほうがよかったくらいでね。でも、その時に初めて歌詞のレベルやヴォーカルのレベル、音楽のレベルが合わさった時に得られる痛烈な感覚が降りてきたんだよ」

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