ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンは結成40周年を迎えようとしているバンドについて振り返りながら、ステージの上の人間も観に来た人間も違いはないと語っている。
ガンズ・アンド・ローゼズはイジー・ストラドリンとアクセル・ローズを中心に1985年3月に結成されており、すぐにオーレ・ビーチに代わってベーシストとしてダフ・マッケイガンは加入している。
カリフォルニア州のラジオ局「クロス」によるインタヴューを受けたダフ・マッケイガンはそうしたキャリアについて振り返っている。
結成40周年を記念した特別な公演は行われるのかと訊かれたダフ・マッケイガンは次のように答えている。「40周年だって? 教えてくれて、ありがとう。先週もボストンのザ・パラダイスというところでソロのライヴをやったんだけどさ。昔からの有名なクラブで、伝説的な場所だよ」
「それでザ・パラダイスに行ったんだけど、『ガンズ・アンド・ローゼズでも『アペタイト・フォー・ディストラクション』の時にやった会場だ』となったんだ。当時はクラブ・ツアーをやっていて、ザ・パラダイスでもやったんだ。会場のオーナーは、今も変わらずオーナーなんだけど、1987年に会場を購入したばかりだった。『あなたは1987年10月19日にもここでライヴをやっていますよ』と言われてね。それ以来だった。『もう27年前か』と言ったら、『いやいや、37年前ですよ』と言われたよ」
「でも、変わったところはないね。37年とか、40年とか、そういう数字を言われると、だいぶ時が経ったみたいだけど、スラント6のエンジンを積んだマーヴェリックを走らせて、ブラック・アンガスのレストランで仕事をしている頃と変わらないよ」
「ライヴをやっている時もステージの上の人間も観に来た人間も違いはないと思っているんだ。みんな、一緒だよ。みんなが来てくれると、本当に光栄だと思う。だって、誰しにも物語はあるのに、時間を使って、僕らが演奏するのを観に来てくれるんだからね。光栄だよ。見渡すと、圧倒されるんだ。『彼にも物語はあれば、彼女にも物語がある』と思うんだ。そこで『いやいや、ちょっと待て。ちゃんと“Welcome To The Jungle”を演奏しないと』となるんだ。でも、本当に有り難いよ」