2018年も残り2か月となった11月1日。間もなくホリデー・ソングが街中に溢れることになるが、秋から本格的な冬へと季節が移り変わる11月のことを歌ったヒット曲は、世界的にみても数少ない。
全米ビルボードにおいて最もヒットした11月の歌、それはガンズ・アンド・ローゼズの代表曲「ノーヴェンバー・レイン」だ。同曲は1991年に2枚同時リリースとなったアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョン』の『I』のほうに収録されたナンバーで、当時ガンズはこの2つのアルバムで全米ビルボード・アルバムチャート初登場1位/2位独占という快挙を成し遂げている。
「ノーヴェンバー・レイン」は1992年2月にシングルカットされ、全米ビルボード3位にチャートイン。これは、ガンズのシングル曲としては1988年に全米No.1を獲得した「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」に次ぐ記録であり、8分57秒におよぶ壮大なバラードは「全米ビルボードTOP10入りを果たした、もっとも長い曲」でもある。発表当時は彼らのようなバンドがピアノ・バラードを歌うことに対して否定的な見方もあったが、結果的に世界的大ヒットを記録。リリースから26年を迎えた今年、同曲のミュージック・ビデオが1990年代の動画として初めてYouTubeで10億再生を突破したとフォーブス誌が伝えており、今もなお多くのファンに愛され続けるナンバーであることが改めて証明された。
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