ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュはギター・ミュージックの現状について語り、新たなタイプのバンドのおかげで「変わってきている」と語っている。
中国の「ビルボード・ラジオ」のインタヴューの中でスラッシュは、ヒップホップやラップ、R&Bが最も人気のジャンルになったことによってロックは少し「身を潜めている時期」にあるんじゃないかと質問されている。
「この質問はすごくよく訊かれて、自分に答えがあるなんてとんでもないわけだけどね」と彼は応じている。
「ヴェルヴェット・リヴォルヴァーが出た時、90年代初頭から中盤にかけて始まったムーヴメントが90年代の終わりに向かってまだ持続していた頃だったんだ。そしてミレニアムに入ろうとしていた。それで、俺たちはシーンに出ていくことになったわけだけど、本当にたくさんのロックンロール・バンドがいたんだ。そうしたバンドはニュー・メタルでもなかったし、インディでもなかった。ある種インディ風の類のバンドがたくさんいたんだよ」
「そして、そうしたバンドと同様にヴェルヴェット・リヴォルヴァーが成功を収められた理由の一つはスコット・ウェイランドとやったおかげだと思っているんだ。ストーン・テンプル・パイロッツのおかげで、90年代とかから始まったそうしたものが彼には残っていたからね。とにかく、それがクールだったんだよ」と彼は説明している。
「それで、そうこうしているうちにロックンロールは……まず、業界がバンドに強いてきた、成功するためにはやらなければならないと考えさせていたコマーシャルなアプローチというものがあったわけだけど、それはラジオでなんとかかかるための、よくある寄せ集めになってしまったんだ。誰の興味を惹くこともなく、それは単に味気のない退屈なものでしかなく、人々は別の場所を見るようになったんだよ」
「俺としては2006年から最近までロックンロールに関する限り、業界で起きたのはそういうことだと思ってる。でも、今は変わってきているよね。これから数年でそれがどこに向かうのか興味深いね。僕の見ているところではハングリーで若い多くのロックンロール・バンドが一緒に出てきているからね」
「明らかに、グレタ・ヴァン・フリートはものすごくよくやっているよね。みんなの耳をひきつけて、『おお、すごい!』ってことになっているわけだからね。今は若いティーンエイジのロックンロール・バンドと契約しようとしている人もいるんだ。それはすごく興味深いよ。リアルタイムで起きていることだけを見れば、永遠に続くかのように本当に退屈で、よくないけどさ。でも、気にも留めてなかったところから、突然、『なんてことだ! 何かが変わった』なんてことが起こるんだ。ロックンロールのビジネスにおいては、そうした満ち引きというのが常にあるものなんだ」
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