スラッシュ、“Sweet Child O’ Mine”を最初は好きではなかったと語る

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはバンドの“Sweet Child O’ Mine”が好きではなかったことを明かして、その理由について語っている。

スラッシュは現地時間1月27日にオーストラリアのテレビ番組「ザ・プロジェクト」に出演して、「リフを作る時は自分の中で確信が持てるものを作っているのか、それとも他の人の反応を見ているのか」という質問に次のように答えている。

「自分ではクールなものができたと思っても、他の人がそれをどう受け取ってくれるかは分からないものなんだ」とスラッシュは語っている。「“Sweet Child O’ Mine”を作った時なんかも、当時は個人的にあの曲があまり好きになれなくてね。リフが気に入らなかったというよりはむしろ、当時は曲そのものが好きになれなかったんだよね」

「というのも、当時の俺たちはハードに動き回っているようなバンドで、あの曲はどちらかというとアップテンポなバラードだと思ったんだ。以来、俺の中でも大きくなってきた曲ではあるんだけどさ、当時はこのリフがこんなにも受け入れられるなんて思ってもみなかったよ」

また、スラッシュは同じインタヴューの中で過去のツアーについても語っている。

「俺は1987年からツアーを続けているから、これまでにたくさんのツアーをして来たよ」

スラッシュは続けて、ドラッグやアルコールをやっていたために1990年代のことは覚えていないとしているものの、2006年以降は完全に断ち切ってシラフだと語っている。「ワイルドな時代だったよ。90年代のことは覚えてすらいないんだ。2006年あたりにはすべて止めたんだけどさ」

「俺はずっとロックンローラーだったけど、同時にアルコールやドラッグを断ち切ろうともしてきたんだ」

一方、スラッシュはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミスらと共に、イーグルスの元ギタリストであるドン・フェルダーによるソロ・アルバム『アメリカン・ロックンロール』にゲストとして参加していることが明らかになっている。

これは米『ローリング・ストーン』誌が報じたもので、アルバムには他にも元ヴァン・ヘイレンのサミー・ヘイガー、ジョー・サトリアーニ、ミック・フリートウッド、グレイトフル・デッドのボブ・ウェアらが参加しているという。

スラッシュはアルバムのタイトル・トラックに参加しており、ドン・フェルダーは次のように語っている。「スラッシュはとても近くに住んでいてね。ギターを持って、来てくれたんだよ。俺のアンプの一つにつないで、ソロを弾きあったんだ。スラッシュについては、実際に曲の歌詞でガンズ・アンド・ローゼズについても言及しているんだ」
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