スラッシュ、モトリー・クルーの伝記映像作品&ガンズの伝記映画について語る

ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはネットフリックスで配信されたモトリー・クルーの伝記映像作品『ザ・ダート』についての感想を語っている。

伝記映像作品『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』は先月3月22日よりネットフリックスで配信が開始されている。本作では俳優のダニエル・ウェーバーがヴィンス・ニールを、ダグラス・ブースがニッキー・シックスを、「ゲーム・オブ・スローンズ」への出演で知られるイワン・リオンがミック・マーズ、マシン・ガン・ケリーがトミー・リーを演じている。

スラッシュはチリのラジオ局でジョージ・ラガスの番組に出演して、『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』に対する感想を明かしている。「モトリー・クルーの映像作品は素晴らしいと思ったね。というのも、数日前に観たところだったんあ。80年代の初頭や彼らの全キャリアに引き戻されたよ。だって、ここまでに起こったことはすべて覚えているからね。それと、自分が気づいていなかった内幕の詳細についても実情が分かったからね。でも、俺は公開されてよかったと思ってる」

しかし、ガンズ・アンド・ローゼズで同じような映像作品を作る見込みはあるかという質問には消極的な姿勢を示している。「ああいうガンズ・アンド・ローゼズの映画はやりたくないね。バンドのそれぞれのメンバーを演じる人を探そうとするなんて想像もつかないよ。無理そうだと思えるけどね」

むしろ、これまでの記録映像を使ったドキュメンタリーのほうが実現可能性は高いとスラッシュは語っている。「90年代からのコンサート映像がたくさん残っていると思うんだ。1991年から1994年については週7日24時間の映像があるようなもんだよ。ガンズ・アンド・ローゼズとして毎日ツアーに出ていたようなものだからね。ずっと倉庫に眠ったままなんだ。それをいつか編集して、出すことはやってみたいね。だから、どんなことになっているか見てみるよ」

先日、ガンズ・アンド・ローゼズは2019年初となるライヴの日程として今年9月にケンタッキー州ルイヴィルで開催されるラウダー・ザン・ ライフ・フェスティバルに出演することが発表されている。

ラウダー・ザン・ ライフ・フェスティバルには他にヘッドライナーとしてスリップノット、ディスターブドが出演することが発表されている。
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スラッシュは、先月Netflixで配信が開始されたモトリー・クルーの映画『The Dirt』を見て、懐かしく、かつ新しく知ることもあり素晴らしいと思ったが、ガンズ・アンド・ローゼズのバイオグラフィ映画制作には興味がないようだ。

スラッシュは、チリのラジオ局Futuro 88.9FMのインタビューでこう話した。「モトリーの映画は素晴らしいと思ったよ。数日前に見た。80年代の初期のころに引き戻され、彼らのキャリアの最初から最後までを堪能した。当時何が起きたか、覚えてる。同時に、俺が知らなかった内部の出来事に対する見解も与えてくれた。素晴らしいものになったと思う」

しかしながら、「俺は、ああいったガンズの映画を作りたいとは思わない。メンバーを演じる誰かを見つけるなんて想像できないよ(笑)。できるとさえ思わない」と言い、過去の映像をいかしたドキュメンタリー映画のほうがあり得そうだという。

スラッシュはこのインタビューで、ガンズ・アンド・ローゼズが10月にミニ・ツアーを行なう予定だとも明かした。彼らはすでに、9月終わりに米ケンタッキー州ルイビルで開かれる<Louder Than Life>フェスティバル出演を発表している。(Ako Suzuki)
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