ガンズ・アンド・ローゼズはバンド名をもじった商品を許可なく販売しているとして裁判で争っていたビール会社と和解したことが明らかになっている。
今年5月、ガンズ・アンド・ローゼズは、クラフト・ビールの販売会社であるカナーキーに対してバンド名をもじった商品を許可なく販売して商標権を侵害しているとして訴訟を起こしていた。
カナーキーは「ガンズ・アンド・ローズ」と名付けられたビールを販売していたほか、同名のロゴがデザインされた帽子やTシャツ、グラス、ステッカー、ボタン、バンダナなども販売していたという。
今回「ザ・ブラスト」が入手した法廷文書によれば、ガンズ・アンド・ローゼズはカナーキーと和解に至ったという。
バンドは裁判所に次のように述べている。「原告と被告のカナーキー・クラフト醸造所連合合同会社は2019年5月9日の訴え以来、和解に向けて交渉を続けてきました。2019年7月31日、原告と被告はすべての申し立てを解決し、訴えを棄却するということで原則合意に至りました。当事者は現在、和解の合意書を完成させている段階にあり、近いうちに訴えを棄却する合意書を履行できる見込みです」
現在、ガンズ・アンド・ローゼズ陣営は裁判官に対して訴訟の棄却に向けた取り決めを完了させるため、バンド側にさらに時間を与えるように求めている。
この裁判でアクセル・ローズやスラッシュ、ダフ・マッケイガンの3人はカナーキーについて、彼らが申請した「ガンズ・アンド・ローズ」という名前の商標登録を認めなかった時点で販売の停止に合意していたと主張していた。
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米ロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズが、「ガンズ・アンド・ロゼ」という名前のビールを許可なく販売したとしてコロラド州のオスカー・ブルース醸造所を商標権侵害で訴えていた裁判で、和解に向けて双方が原則合意したことが分かった。
バンドの弁護士が12日に裁判所へ提出した書類によると、双方は7月31日に、和解することで原則的に合意。訴訟取り下げにつながる書面による和解に向けて取り組んでいるという。
バンドは5月、ロサンゼルスの連邦裁判所に訴状を提出し、オスカーが2018年初頭からこのビールを販売して、故意に営業上の信用や名声を得ていたと主張。バンドがこのビールと関係があるかのように、ビール好きに勘違いさせていたと批判し、損害賠償と、著作権侵害製品の販売停止を求めていた。
双方の弁護士にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
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