ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは財務長官のスティーヴ・ムニューシンを「ろくでなし」と呼んで、ツイッターで論争を巻き起こしている。
スティーヴ・ムニューシンは新型コロナウイルスのアメリカ経済への影響について語る中で、アクセル・ローズから批判を受ける形となっている。スティーヴ・ムニューシンは海外渡航について2021年まで再開できないかもしれないと発言しており、アメリカ国民に国内で休暇を過ごすよう求めている。
「これは正式な見解だ。これまでスティーヴ・ムニューシンについて思っていたことは関係ない。あいつは正式なろくでなしだよ」とアクセル・ローズはツイートしている。
It’s official! Whatever anyone may have previously thought of Steve Mnuchin he’s officially an asshole.
— Axl Rose (@axlrose) May 6, 2020
スティーヴ・ムニューシンは「君は最近この国のために何をしたんだ?」と応じており、最初間違えてリベリアの国旗をつけてツイートしたものの、それを消してアメリカの国旗をつけ直している。
アクセル・ローズは「7万人以上の死に対する責任はない」として、次のように続けている。「そして、お前と違ってアメリカ国民に対して連邦政府の職の責任もないし、テレビでアメリカ国内を旅行するようにも言っていない」
My bad I didn’t get we’re hoping 2 emulate Liberia’s economic model but on the real unlike this admin I’m not responsible for 70k+ deaths n’ unlike u I don’t hold a fed gov position of responsibility 2 the American people n’ go on TV tellin them 2 travel the US during a pandemic.
— Axl Rose (@axlrose) May 7, 2020
アクセル・ローズはドナルド・トランプ政権を常に批判してきており、今年に入ってからもドナルド・トランプ大統領の「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」の帽子をからかっている。
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【5月8日 AFP】米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ(Guns N’ Roses)」のボーカル、アクセル ローズ(Axl Rose)さんが、スティーブ・ムニューシン(Steve Mnuchin)米財務長官に「口撃」を仕掛け、同長官とツイッター(Twitter)上で応酬を繰り広げる出来事があった。
ローズさんは6日夜、ムニューシン長官に「これで決まりだ!」「これまでヤツを誰が何と思っていたにしても、スティーブ・ムニューシンは本当のくそったれだ」と投稿した。
黒縁眼鏡を掛けて堅苦しく、理屈っぽい雰囲気のあるムニューシン氏は、驚くべきことにこのツイートに返信。
ムニューシン氏は、愛国者的な姿勢を強調するために国旗の絵文字を添え「最近あなたがこの国のためにやったことは何ですか?」とローズさんに尋ねた。
ところが残念なことに、エール大学(Yale University)卒で米金融大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)勤務の経歴をもつムニューシン氏が使用したのは星条旗ではなくリベリアの国旗の絵文字だった。
リベリアの国旗は星条旗に似ているが、星条旗に比べ横線が少なく、明らかな違いとして星は50個ではなく一つだけとなっている。
ローズさんは再び食って掛かり、「われわれがリベリアの経済モデルをまねようとしていたとは知らなかったよ」と投稿。
さらに、新型ウイルスによる危機にもかかわらず、ムニューシン長官が米国民に国内旅行を推奨したことについて激しく非難した。(c)AFP
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ロックバンド「GUNS N’ ROSES」のボーカリスト、アクセル・ローズ(58)がスティーブン・ムニューシン米財務長官(57)とTwitter上でケンカを始めた。
「公式発表だ! これまで、スティーブン・ムニューシンのことを誰がどう思っていたかは関係ない。ヤツはマジでイヤな野郎(Asshole)だぜ」
このツイートの2時間後、名指しされたムニューシン財務長官がリプライを送った。
「きみは最近、この国のために何かしたのかね?」
これが開戦の合図となり、現政府に不満を持つ人々からの書き込みが殺到している。
《悲劇的なことに、あなたがこの国のためにしでかしたことは知ってますよ》
《アクセル・ローズはアメリカの英雄だが、あんたは売国奴だ》
《アクセルは数百万人のファンを持つアーティストで、ヒットを飛ばし、チャリティにも貢献している。スティーブンはプロデューサー志望の元投資家で、財務長官になるためにその道を諦め、政府のお粗末なCOVID-19対策とPPPローン政策の片棒を担いだ人物。どう見てもアクセル>スティーブン》
財務長官のツイートの最後には星条旗の絵文字がついているが、これもまた物議を醸している。というのも、最初にリベリア共和国旗の絵文字を入れてツイートしてしまい、それを削除。星条旗に直して再投稿したからだ。2つの国旗は確かに色合いが似ているが、米国の財務長官が自国の国旗を間違えるというミスが、反トランプ派の格好の攻撃材料となっている。
財務長官の何がローズの逆鱗に触れたかは定かではないが、トランプ大統領(73)がアリゾナ州のマスク工場を視察に訪れた際にGUNS N’ ROSESの「Live and Let Die」が演奏されたことがきっかけだったのかもしれないと経済ニュースサイト「Market Watch」は推測している。ローズには大統領選の集会でトランプ陣営に自分の曲を使われ、激しく抗議した過去がある。
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● トランプ氏がマスク工場視察、騒音の中で流れていた曲は「死ぬのは奴らだ」
Guns N' Roses' 'Live and Let Die' blared as President Trump toured a face mask factory in Arizona https://t.co/ighshLku9i pic.twitter.com/MWhD0VPHy7
— Reuters (@Reuters) May 6, 2020