Japan Tour - 1988GN'R・初来日公演

1988 - ガンズ・アンド・ローゼズ 初来日公演

■ 当初、1988年7月に予定されていたガンズ・アンド・ローゼズの来日公演は、12月まで延期となる。理由はアクセルの喉の不調。アイアン・メイデンのサポート・ツアー中に飛ばし過ぎたアクセルは、声が出なくなり、医者からしばらく喉を休めないといけないとの診断を受けたのだった。 そして12月、来日。

1988/12/04/(日) 東京 / NHKホール
1988/12/05/(月) 大阪 / フェスティバルホール
1988/12/07/(水) 東京 / 中野サンプラザ
1988/12/09/(金) 東京 / NHKホール
1988/12/10/(土) 東京 / 日本武道館
1988/12/01/(木)
メンバーが日本に到着。イジーはこの時フラフラ状態だったそうで、エスカレーターでも危うく落ちそうになったりしたようだ。話によると「日本では使えないドラッグをたくさん使ってきた」と言われている…。
リムジンでホテルに向かう途中、車の窓から酒のボトルを投げたりして、周囲の人を唖然とさせる。

1988/12/02/(金)
アクセルが一日遅れで到着。ホテルの部屋でロック番組を見ていたアクセル、途中で出てきた女性DJが頭に来たらしく、テレビを破壊してしまう。その後3日間、部屋に篭りっきりに。他のメンバーは夜にホテルの廊下をふらついて出会う人に「ここはどこだ?」と聞いていたらしい。
スティーヴンはクラブで踊っている最中、足元に置いておいたジャケットを盗まれる。翌日、銀座へ買い物へ。

1988/12/04/(日) 東京 / NHKホール
来日公演初日。開演30分前ほどになってもアクセルが会場に現れず。これには関係者の方も焦ったはず。

1988/12/05/(月) 大阪 / フェスティバルホール
新幹線で大阪へ。停車する度にファンに写真を撮られて機嫌が悪いアクセル(アクセルは写真を撮られるのが嫌いなようだ)。頭から紙袋を被るという作戦に出る。

1988/12/06/(火)
帰りの新幹線で後ろに座ったお客さんが大嫌いな葉巻を吸っていたために機嫌が悪いアクセル。切れて「Fuck Off!」を連発する。
その日、アクセルは誰とも口をきかず。

etc
来日中、スラッシュはほとんど酔っ払っていたようだが、ホテルの廊下で会う人に握手を求め、相手が日本人だと顔を覗き込んで「モシモシ?」と電話で覚えた挨拶をしていた模様。
一方、日本のステーキを味わったアクセルは「Fuck'in Great!」を繰り返したそうだ。

1988/12/07/(水) 東京 / 中野サンプラザ
サンプラザのステージは構造上、中央が多少揺れるらしいのだが、リハーサルに来ないアクセルは本番でそれを知り、ちょっと気にしていた模様。

1988/12/08/(木)
イジーが行方不明に。電車を乗り継いで東京見物を楽しんでいた模様。スラッシュとダフは武道館にヨーロッパのコンサートを見学に。

1988/12/09/(金) 東京 / NHKホール
この日のライヴは録音される予定だったため、プロデューサーのマイク・クリンクも合流。しかし、機材の不調により波に乗れないメンバーは、アクセルの合図で9曲を演奏しただけでステージを去る。「金返せ!」などの苦情もあったようだが、自分達が納得できないものはやらない、という姿勢に真のロックを感じた人からは称賛の声も。

1988/12/10/(土) 東京 / 日本武道館
来日公演、最終日。追加公演として武道館に立つ。前日のこともあるだけに、知っていた人にとっては不安と期待が入り混じる中で始まったライヴ。結果的に、この日のショウはこの来日ツアーでの最高のものに。
そしてこれが、日本で見ることの出来たオリジナル・メンバーでの最後の公演となる。