Velvet Revolver

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Velvet Revolver Reload


a bad omen
Velvet Revolver
2008年3月20日のグラスゴー公演でウェイランドは「君たちは特別なものを目にしている…、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのラスト・ツアーだ」と話し、ステージを下りてしまった。ウェイランドの爆弾発言に、残りの3人のメンバーは困惑したように顔を見合わせていたといわれている。
翌日、ドラマーのマット・ソーラムはブログに以下のようなメッセージを掲載し、ウェイランドがイライラしていたのは家族から離れているためだと説明した。「残念なことに、この業界には自分がどれだけ素晴らしい人生を送っているのかわかっていない人間もいる。世界中をツアーし、素晴らしいファンや人々に会う。ミュージックをプレイするだけで生活していける。俺はほんとに感謝してるよ。だが、ある人たちにとってツアーは単なる負担でしかないときもある。家族から離れているのをストレスに思う奴もいる」「昨夜、誰がアンハッピーだったかは、みんなもわかってるだろ」

これを受けカチンときたのか、ウェイランドが自身のサイトで猛反撃に出た。「まず第一に、俺の家族間の問題は奴(ソーラム)には全く関係がない。あいつは、本物の関係を築くには未熟すぎるからな。子供なんて、とんでもない」ウェイランドはさらに、2007年秋のオーストラリア・ツアーがキャンセルになったのはソーラムのせいだったと暴露している。「俺は16年間でたった1回のツアーしかキャンセルしてねえ。マシューよ、パンドラの箱を開けようか? オーストラリアのツアーはお前がキャンセルしたんだったな。リハビリに行ったためにな。その理由について、俺は話すつもりはねえけどよ」
スラッシュは『Classic Rock』マガジンに「ノー・コメントだ。もちろん、俺は何が起こっているのかよく承知してる。俺が唯一付け加えることができるのは、スコットがなんと言おうが、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーはこのツアーの後にも存在するってことだけだ」と話していたが、別のインタヴューではウェイランドなしで活動する可能性をほのめかしている。NME.COMによると、スラッシュは『Daily Star』紙のインタヴューでこう話したという。「3rdアルバムがある。いつ、どういう形でっていうのはわからない。だが、コアな4人は(バンドを)続けていく」(このコアな4人というのは、ウェイランドを除いた、スラッシュ、デイヴ・クシュナー(G)、ダフ・マッケイガン(B)、マット・ソーラム(Dr)を示している)

velvetrevolver.com
2008年4月1日、バンドのオフィシャル・サイトに「ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、シンガーと決別」と題された声明が発表された。
「ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの創設メンバー、スラッシュ、ダフ・マッケイガン、マット・ソーラム、デイヴ・クシュナーは本日、シンガー、スコット・ウェイランドと別の道を歩むことを発表した。“このバンドはファンと音楽のためにある。スコット・ウェイランドは、そのどちらにも100%の力を注いでいない”とスラッシュは話している。“とりわけ、彼のステージでの奇行、および個人的な問題により、我々は踏ん切りをつけざる得なくなった”」
このバンドからの発表に、ウェイランドは以下のような皮肉たっぷりの声明を返している。「ダフ、マット、デイヴ、そして著名な“ギター・ヒーロー”ことソール・ハドソン、別名スラッシュが発表したコメントを読み、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの“創設メンバー”という4人、俺がバンド名をつけるまで“ザ・プロジェクト”として知られていた4人が、俺が3月20日にバンドは瀕死状態だと明かしたことをきっかけに、俺抜きで先に進むことを決心したとは滑稽だ。俺の(バンドへの)傾倒に対するスラッシュのコメントに応えるならば、真実を隠すための見え透いたチンプな言い訳だと言わなくてはならない」 音楽面では楽しくインスピレーションを感じることはあったものの、バンドは様々なレベルで上手くいっていなかったというのが事実で(1人を除く)全てのメンバーがリハビリ行きをくり返していたことを忘れるなと続け、「追伸、策略にごまかされるな」「追々伸、(代役に)セバスチャン・バックなんかいい選択なんじゃないかと思う」とメッセージを締めくくった。

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ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのスラッシュは、スコット・ウェイランド脱退について、スコットがステージに遅刻してくるなど、「アクセル(ローズ)とツアーしてた時と同じ目に遭うのが我慢ならなかった」とコメント。
ウェイランドによると「でかいエゴの集まり」「ささいな金銭的もめごと」、そして「ストーン・テンプル・パイロッツの再結成」が袂を分かつ原因になったそうだ。ウェイランドは『Playboy』誌にこう話したという。「スラッシュにストーン・テンプル・パイロッツとフェスティヴァルに出るって言ったとき、彼は“正直に言ってくれて、ありがとよ"って答えた。後になって、ほかのメンバーがそれを問題にし始めたんだ」「ささいな金のことで口論が始まると、楽しみは奪われちまうもんだ…。俺は巻き込まれたくないんだ」
また、MTVのインタヴューではこう話したという。「ヴェルヴェット・リヴォルヴァーがバラバラになったのは、バンドにでかいエゴが集まり過ぎたからだ…。俺自身のことも含んでる。必ずしも悪いエゴってわけじゃなかった。ただ、でかいエゴだ。残念なことに、それが誤って腐食し出したってわけだ」

who is next
セバスチャン・バックが米フロリダ州タンパのラジオ局98 Rock radio stationのインタビューを受け、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのリード・ヴォーカルの座につくことを検討しているのではないかとのウワサについて口を開いた。 「最近、スラッシュ(ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのメンバーで、元ガンズ・アンド・ローゼズのギタリスト)と話をしたよ」とセバスチャン。しかし、「俺があのバンドに参加するのは、俺にとってはかなり具合が悪いことだと思うね。1つ目の理由として、俺の最新アルバム『Angel Dow』が挙げられる。俺はヴェルヴェット・リヴォルヴァーのアルバムよりも、このアルバムが気に入っているんだ。もし何かすごい新曲があるっていうなら、たぶん考えるけどさ。だが、正直言って俺はアクセルとかなり親しいんでね。俺の新しいアルバムの中でも3曲歌ってもらってるしさ」とヴェルヴェット・リヴォルヴァーへの参加の可能性をやんわりと否定している。
有力候補の1人として名の挙がっていたリンキン・パークのチェスターが、『Kerrang!』誌のインタビューで、彼にまつわる報道はすべて誤解が招いた結果だとし、事実ではないと語った。「俺はヴェルヴェット・リヴォルヴァーのメンバー全員と仲がいいし、過去に彼ら全員と共演の経験もある。スコットとも仲がいいしね。俺がヴェルヴェット・リヴォルヴァーに参加するっていうウワサの発端は、俺が思うに、ちょうどスコットがバンドを抜けた頃、(ギタリストの)スラッシュにヴェガスでの公演に参加してほしいって言われたことだろうな。タイミングが合わずに、そのときは実現できなかったわけだけど。たぶん、そのとき招かれたことで、俺が今後バンドに加わると世間にとらえられたんだろう」。とはいえ、状況次第では参加の可能性もなきにしもあらずのようだ。「もし俺がリンキン・パークのメンバーじゃなく、スコットのことも知らなかったら、たぶんイエスというだろうな。誰だってそうするだろ? 音楽は最高だし、めちゃくちゃクールなチャンスだろうしさ」とチェスターは本音を明かしている。
ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの新フロントマンがレニー・クラヴィッツに決まったようだとのニュースが流れたが、クラヴィッツ本人によりあっさりと否定されてしまった。スコット・ウェイランド脱退後、後任候補にさまざまなシンガーの名が挙がっているが、クラヴィッツもその1人だった。そんな彼が最近、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーと一緒にスタジオに入っているとの噂が広まっていた。「ビッグ・ネームが必要だと考えているメンバーは、レニーはピッタリだと考えている」との関係者の話も掲載され、新シンガーはクラヴィッツに決定したらしいと報道されていた。しかし、クラヴィッツは『Rolling Stone』誌で「ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのメンバーは知ってるし大好きだが、俺がバンドにジョインするって話は事実じゃない」と噂を否定したそうだ。
スコット・ウェイランドが脱退し、目下、彼の代わりとなる新ヴォーカリスト探しを行なっているヴェルヴェット・リヴォルヴァー。4月にスコットが去って以来、これまでレニー・クラヴィッツやスペースホッグのロイストン・ラングドンなど、多くのシンガーがヴォーカル候補に挙がってきたが、いまだ後釜は見つかっていない。その理由は、“第二のスコット・ウェイランド”を入れないよう、慎重に探しているからだという。ギタリストのスラッシュによると、ラングドンに関しては、メンバーと意気投合はしたものの、ヴォーカルのスタイルがスコットに似すぎており、バンドの目指す新たな方向性に合わなかったのだとか。スラッシュは次のように明かしている。「ロイストンは最高だと思うよ。だが、あくまでスコット・ウェイランドの範疇においてイケてるってだけ。それはそれで素晴らしいことだが、俺たちがやりたいのは、アグレッシヴでものすごくハードロックなことなんだ。そもそも、当初計画していたのは、スコットが入ったときとは違う形を作ろうってことだったわけだからさ」。
なかなかスコット・ウェイランドに代わるニュー・シンガーが見つからないヴェルヴェット・リヴォルヴァー。スリップノットのコリィ・テイラーがお試しセッションを行なったことは明らかにされているが、これはかなり本格的なものだったようだ。ドラマーのマット・ソーラムによると、アルバムが出せるほど完成度が高かったという。でも、スラッシュが首を縦に振らなかった…。
マット・ソーラムはブラジルの音楽サイトLokaos.netのインタビューでこう明かした。「コリィを誘うっていうのは俺のアイディアだったんだ。彼は素晴らしい奴だ。No.1だよ。本当にいい奴なんだ。それにロックしている。(でも)スラッシュは、ほかの連中と同じようには見てなかった。俺らは気に入っていたよ。10曲やったんだ。明日にでもアルバム出せるくらいだった。出来上がっていた。俺は“これで行こう”って言ったよ。でも、スラッシュはそう思わなかった。もし誰かがそう感じないんなら、それは無理だ」 バンドを結成したスラッシュとダフ・マッケイガン、マット・ソーラムは当初、後から加入したウェイランドの代わりを見つけるのは簡単だと思っていたが、実際は難航しているそうだ。「俺ら3人がメインになってヴェルヴェットをスタートした。スコットはずいぶん後になってジョインしたから、スコットの代わりを見つけるのは可能だって思ったんだ。で、何人か試してみたけど、うまくいかなかった」 しかし、バンドが終わったわけではないという。「俺は終わったとは言いたくない。ただ休みを取ってるだけだ。ある時点が来たら、俺らはまた一緒に音楽を作る」
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