Velvet Revolver

(CONTRA)BAND

:: Velvet Revolver Unofficial Japanese Fan Site ::

The beginning of Velvet Revolver


Randy Castillo's Memorial Benefit Concert
Randy Castillo's Memorial Benefit Concert
メンバーが言うには、キッカケは2002年4月29日、LA・キークラブで行われたランディ・カスティロ追悼コンサート。このコンサートにスラッシュ、ダフ、マット(ex-GN'R)に加え、ジョシュ・トッド、キース・ネルソン(BUCKCHERRY)で演奏を披露、スティーヴン・タイラー(AEROSMITH)などもゲスト参加している。
この日の観客の反応、湧いて来る特別なエネルギーを感じ取ったというスラッシュ、ダフ、マット。
「なぁ、オレ達はこれをやるべきだ!」というダフの言葉に応え、スラッシュ、マット、ダフの3人に加えてBUCKCHERRY のジョシュ、キースを呼んでリハーサル・スタジオに入る。
それから2ヶ月ほど、5人で10曲程度の曲は出来たそうだが、ある日スラッシュが「これは上手くいかない…全然ダメだ」そして「オレは抜ける、オレはやりたくない」と言い出す。マットなどの説得によってスラッシュは残ることになったが、結局ジョシュには辞めてもらうことに。そして一時は残ったキースもスラッシュがしっくりいかなかったらしく辞めることに。。。
Dave Kushner & Izzy Stradlin
ここでダフがデイヴ・クシュナーを迎え入れることを提案、マットはこの時に「イジーは? アクセルは? いっそのこと、あのバンド(GN'R)を復活させちまえば? あいつらに電話しろよ」と言ったそうだがスラッシュとダフは「バカ言うなよ!」という感じだったそうだ。
マットの説明によると2002年7月頃にデイヴが来て、1~2ヶ月ほど一緒にやっているうちにイジーから電話がかかってきたそうだ。そしてイジーもこのプロジェクトに1ヶ月ほど参加し、何曲か書いたという。そうこうしているうちにマットの友達経由で「ヨーロッパでプレイしないか?」という話があり、イジーは「行こうぜ」とノリ気だったようだが、スラッシュの意見は「シンガーが決まるまで待ったほうがいい」というものだった。
イジーは「シンガーならオレとダフが歌えばいいじゃん」と言ったそうだが、スラッシュはそれに賛同できなかったようで、イジーはここで抜けることに。デイヴが言うには「イジーは元々フル・タイムのメンバーになる気はなかったんじゃないかな。彼はいつでもツアーしてレコードを作って、というのをやっていたいんだと思う」と感じたそうだから、フラフラ~っと出ていったのだろう。マットは「ぶつかりあってゴタゴタするのが嫌だったんじゃないかな」と言っている。ともあれ、イジーが抜けたことで脇に回っていたデイヴが戻ってくることに。引き続きシンガー探しも進める・・・。
Singer Wanted !
このバンドのシンガー探しは難航した、しっくりくる人が見つかるまで粘り強く多くのシンガーを試した様だ。探し始めた頃にスコット・ウェイランドに声をかけていたようだが、この時は"Stone Temple Pilots"の活動と重なって話は進まなかった。試した人の中にはセバスチャン・バックの名もあり、実際に数曲は録音したという。
最初は上手くいくように感じたそうだが、デイブが言うには「ある特定の時期の音になってしまう」「SKID ROWに聞こえてしまう」ということなどの理由、スラッシュが言うにはセバスチャンのことは大好きだけど「しっくりくるある種のケミストリー」が今回は感じられなかったそうで、結局シンガーに選ばれたのは、より幅広い曲にフィットするスコット・ウェイランドだった。
メンバーによると、シンガー探しの過程においてマイク・クリンクがべス・ハートという女性シンガーを連れて来たこともあったそうで、声はかなり良かったようだが…加入には至らなかった。
The Project ... Velvet Revolver
Velvet Revolver
まだ単に「ザ・プロジェクト」と呼ばれていたバンドは、元々ダフのバンド名 LOADED を使う案も出たようだが、その後"RELOADED"に。ところが映画『マトリックス・リローデッド』が公開され、考え直すことになる。
スラッシュは"Revolver"という名前を提案したが、すでにその名前のバンドは数多く存在し、使えそうにない。そんな時、映画『ハルク』の試写室でスコットが思い付き「"Dead Velvet Revolver"というのはどうだ?」と、スラッシュが「"Velvet Revolver"だけにしたらいいんじゃないか?」こうしてバンド名は Velvet Revolver に決定した。
2003年6月19日、Los Angeles のEL REY でVelvet Revolver として初ライブ。ダフはこの時、以前ガンズ・アンド・ローゼズをやっていた時に感じたようなマジックを再び感じたという。
マットも以前アクセルと「ロック・イン・リオⅡ」に出た時と似た感覚があったそうだ。長い時間をかけてじっくりシンガーを探してきたバンドに予定調和な雰囲気など無く、完全に一つのバンドとなっていた。

EL REY - Set list - 2003.06.19
01. Bodies (SEX PISTOLS)
02. Set Me Free
03. Sex Type Thing (STONE TEMPLE PILOTS)
04. It's So Easy (GUNS N' ROSES)
05. Slither
06. Negative Creep (NIRVANA)

Copyright (C) Suicide Shift, All rights reserved